【Item】Maya Organic のおもちゃ [小物]
さてさて、今回はそんな娘にちょいとプレゼントとして買ってきたおもちゃをご紹介。まだ高度な遊びをする年齢でもなく、家の中もなんだか「生活か〜ん」って奴でどうも好きになれない。つまりは、子供用のおもちゃでもそれなりに「置いて絵になる」ものがいいな、となんとも親の勝手な思い出品定めしていたわけですが、そんなあっしの目に飛び込んできたのがこの「Maya Organic」のおもちゃ。
いやぁ、発色が綺麗!美しすぎますねぇ。どうやらこの発色の秘密は、全て天然塗料で塗られていて、且つ艶出しも手作業で行われていてニス等が使われていない点・・・の様だ。赤=アカネ(ハーブ)、オレンジ=水酸化カルシウム+ターメリック、黄色=ターメリック、緑=インディゴ+ターメリック、黒(濃紺)=インディゴ、を使って染色されているそうな。
この「Maya Organic」、元々は児童労働の根絶を目指すNGOだったらしく、インドのスラム街の子どもたちを学校に通えるよう活動をしていたそうで、その活動の中からより根源的な貧困問題を解決すべく、親たちの安定した職業を確保するため会社組織をつくったと。職業訓練支援により技術の習得、生産やデザイン・マーケティング・流通を支援し、フェアトレードのシステムを社会に確立した結果、その職人さん達の商品がこうやって日本で買える訳っすね。
他にも沢山種類があるし、子供が舐めても噛んでも安心ってのはいい感じです。こういう風に写真に撮った時の置物?としての存在感もバッチリ。親の自己満足ですが、プラスチックのおもちゃに占領されるよりは、なんだか心安らぎます。。。
ということで、本当にお久しぶりの更新でした。
【Holiday】トトロがおうちにやって来た!&季節の風物詩・・・ [日常の1コマ]
そんな兄のもとに来客が。
・・・3匹のトトロ。
なんつって、3匹のトトロのシュークリームっす♪
本日は湯葉宅に友人であるカメラマンのI氏夫婦が遊びに来ていたのだが、わざわざお土産に持って来てくれた
シュークリームがこれ。むぅ〜ん、なんともセンスがよござんす。こういう洒落たお土産を持って行ける様に
なりたいものです。・・・兄は計画性がないので慌てていつも近所の文明堂で買っちゃいます(まぁそれはそ
れで昭和の香りな銘菓ではあるが)。
可愛すぎる。これを食わねばならんのか。。。
でも折角なので兄がシューシュー・・・とエスプレッソマシンに鞭打って3人分のカプチーノを作成し、頂く
事に。最近このトトロシューには新しい味であるチョコが出たそうで、一番上の写真の帽子をかぶっているト
トロがチョコ味。このお店は宮崎監督のお兄さん?弟?のどっちだったかがやっているお店だそうで、この白
髭のオーナーは非常に監督に似ているそうだ。
で・・・
トトロの口付近にメスを入れ、開胸手術を行い、生首状態にした中味の様子はこんな感じ。
・・・トトロは甘い物質で出来ていたらしい。
お味と言えば、甘さがやや控えめで大人でも平気な雰囲気。サクッと、モチッの中間くらいのシューに
バニラビーンズの入ったクリームを付けながら頂くのはコラマタ至福ですな。。。こういう時に限って
相方がワシントンとかにお仕事に行っちゃってるのが本当に申し訳ないねぇ・・・君が帰って来るまで
はこりゃ日持ちしませんので、残り一個はあっしが頂いておきますですよ。
◆トトロシュー販売店
「白髭のシュークリーム工房(http://www.shiro-hige.com/)」
そんな兄、甘い物も好きだが、この季節も同じく好き。寒がりであるが、寒い季節がとんでもなく好き
なのである。(考えてみれば、真冬に何故かシカゴに行ったり、プラハに行ったり、変態である。)と
なると、やっぱりコレは外せません。
え〜、え〜、こいつの出番ですよ今年も!
本年は新調致しましてまぁまぁ巨大化致しました。・・・本当は兄はツリー売り場で「210cm」のツリーを
買おうとしておりましたが、相方の強硬な反対に合いましてギリギリの譲歩がこのサイズでございます。ツ
リーは大きい物に限るって聖書にも書いてあるのにねぇ・・・(本当か?)。
仕事帰りの夜に箱を開封し、せっせと枝を整え、身長程ある木を組み組み、ニヤニヤしていたのは紛れも無
くワタクシです。盆栽をやるジジィの気分がちょっとだけわかりましたねぇ。。。まだ小物類が完成してい
ないと思われる飾り付けは偶然家に遊びに来ていた相方の同期に手伝わせ、サササーっと完成。同期、以外
と飾り付けのセンスはあるようで。
本体に光ファイバーを内蔵し、テラテラテラ〜っと光るのだが、誤算だったのはこれがカラフルなアルゴリ
ズムを持っていた事。兄は白熱灯的なアンバーの灯りだけで十分だったのに。。。まぁ、見慣れるとそれは
それでいいんだけどサ。でもやっぱり白熱灯を奥の方に巻いておきたいなぁ。。。
そして、、、
やっぱ210cmが良かったなぁ。。。
でも、心温まります。
クリスマスチューンと共に一人ゆったり紅茶を飲む休日の夜であります。
(まだ12月一桁だというツッコミは無しで!)
【Item】Raybanのサングラスー [小物]
で、まぁ色々使っているんですが、最近妙に欲しくて買ってしまったのがコレ。
Raybanのサングラス。
ぶっちゃけレイバンとか「おやじくさ〜」と思って今まで眼中になかったんですがねぇ。ど〜してもティアドロップ形状
の奴が欲しくて、ふらりとウロついていた(どうしてウロついているのかそれも謎だが)那覇空港のDUTYFREEでおもむ
ろにティアドロップを探し始め、いろ〜んなブランドの奴があったんだけど、その中で一番顔にしっくり来て、つけ心地
もいい奴をブランド関係なく決めたらレイバンになったと。
レイバンでも数種類あったんやけど、一番形やフィット感がえぇなぁ、と選んだのがコレ。レンズの色は真っ黒だとダイ
モン(判る人はおじさん、おばさんですね)になっちゃうので、ちょっとヨーロッパ入ったグレーのグラデ仕様をチョイ
ス。ティアドロップって結構付ける人を選ぶ印象だけど、おいらもうじ〜さんになったのか以外にもあんまり違和感なし。
っていうか、最近はテクノ風なPOLICEとかは逆に浮く感じ。(え、やっぱり歳取ったのか・・・汗)
ほぼ直感で買って、おうち帰って細部を見回していたらこれのモデル名が判明。モデル名を見たときはおいらの飛行機熱
はココまで来たかと背筋に寒い物が走った。そのモデル名とは・・・
COCKPIT!
先に言っておくが決してこの名前が気に入って買った訳ではないぞ!!!
まぁ、レイバンって一番有名なのが「Aviator」だから、用意に飛行機系の名前のモデルかも?って思う訳ですが、まさ
かココまでとは。。。
はじめは傷?って思ったけど「Rayban」と印刷されていない方のレンズには「RB」って彫りがあってこれもなんだか
泣かせます。
【iPhone】BOTTEGA VENETAの専用ケース???
アプリの研究はギークの域に達し、細かなアイテムも必要に応じて異常な程の集中力で研究を重ねている訳です。
〜って事は当然iPhoneちゃんを包むケースにも拘りを見せている訳で・・・。
あ、その前に「ケースを付けるのは邪道!」というご意見もございましょう。あの美しいフォルムや使いやすい
ボディ形状を無骨なケースで包み、リンゴちゃんブランドのなんたるかを無視した持ち歩き方はアイフォニスト
の恥である・・・と。
え〜え〜、理解しております。僕だって裸で持ち歩きたいんです。
でもね、あのツルっとしたボディが繰り返しの使用でどんどん傷付いて行くのは忍びない。ここは湯葉兄も貧乏
性を出させてもらいますよ!
って事で、やっぱりケースは欲しい訳です。んで、最近のケースはこれ。
BOTTEGA VENETA特注のケース。
この可愛いイントレチャートのケース。無理矢理本国に特注して約15万円もかかりました!お財布と同じ茶色の
革で仕上げてもらって、滑り止めの革をクロスさせたイントレチャート。同じ注文をニューヨークのデザイナー
がしてきたそうですが、まぁ世の中好きな人は一杯いるって訳ですね。。。
そんな訳ないだろー!!!!
BOTTEGA VENETA風なのは本当ですが、BOTTEGA VENETAな訳ありません。第一本体の倍以上のケース注
文する程の変態でもございません、僕。でも、世界中のサイトを巡回している変態である事は否めません。って
事で、こいつを見つけた訳です。香港から直輸入して、使っております。
まぁ、ディーテルの出来の悪さはご愛嬌っすなー。でももう飽きて来ちゃった(笑)。まぁケース換えて楽しめ
るって意味ではお得ですな。本体変える必要無い訳だし、新機種見て「欲しいのないなぁ」って思う必要もない
訳だし。せいぜいこのケースを買う20$程度のお小遣いがあれば、結構楽しめちゃうって訳です。あぁ財布に優
しい。。。
参考までに本物のBOTTEGA VENETAと並べてみると・・・。まぁ遠目に見れば結構気付かないです(笑)、
遠目に見ればね(笑)。触った質感がぜ〜んぜん違うのはある意味逆に安心したって感じかね?
湯葉兄はリゾート用に真っ白なBOTTEGA VENETAの財布も持っているのですが、そいつと合わせてこれの白
のケースを買い足してもいいなぁ、と。でももっと攻撃的なケースもあるから、コレクションの楽しみもあり
ゃーすな!
アプリ以外でも楽しめるって素晴らしい♪
皆さんのiPhoneケース自慢、お待ちしております!
●このケースの販売元はこちら。
「ULTRA CASE from HongKong」
http://www.ultra-case.com/products_iphone3g.php
【Item】Takeout? No, Homemade.
最近湯葉兄は部屋でスタバを飲むのがマイブームである。
今更なんでスタバがマイブームなんだって?
そうね、ただのテイクアウトのラテ飲んでるだけだものね。。。
でも、勝どきにスタバはございません。
そして、このテイクアウト風ラテ・・・
実はプラスチック製のコールド専用容器。口の部分はパッキンが付いていて漏れを防止し、ストロー部も通常の
ストローと同じ色だけど遥かに分厚いプラスチック製。洗って繰り返し使えちゃうのです。
つまり、この容器の中味は「そのへんのアイスコーヒー+ミルク」というなんらスタバと関係のない液体が今満
たされています(笑)。ジュースを入れても、ミルクを入れても、何を入れても「スタバで買った気分」。なん
とも洒落っ気の効いたこの商品、ディーテルにも凝っておりまして。。。
裏側には「Decaf」「Shots」「Syrup」「Milk」「Custom」「Drink」と、実際に使われているクリアポリカ
ップと同じ印刷が施されています。大きさは見た目より大きな473mlがマキシマムキャパシティ。お店で言うグ
ランデ位ですかねぇ。さすがにベンディのサイズはないと思う。
こりゃーキュート!って感じのこの容器、どうやらバンコク限定品らしい(あくまでもバンコクの店員が言うには)。
真偽は定かではないが、あまり店舗では見ない面白い一品だと思うのでご紹介しました〜。
【iPhone】 結構オモシロイ「Google Latitude」 [iPhone]
が集まり、ピザをつつきながら各人のiPhone情報を交換するという(本当の目的は別にあったのだが)なんともタッキーな
夜を過ごしておりました。そこで一番話題になっていたのが、休日に結構色々な場所へ出かける事の多い我々それぞれ
の居場所が判ったら面白いんじゃね?という安易な発想から湯葉兄が目をつけていた「Google Latitude」というサービ
スの実験。「え~、どこにいるかなんて知られたくないよ!」という輩がほとんどだろうが、なんとなく休日の当たり障りのない
位置情報共有ってのは、本当に仲が良い仲間同士なら結構面白いものなのである。
で、この「Latitude」、現在日本版の「iGoogle」ではサービスINしていないので、馴染みのない人が多かろう。おいらも
USモードで起動したiGoogleからこのサービスのアクティベーションを行ったのだが、まぁ簡単な英語が判れば普通に設
定出来るし、「gmail」のアカウントとGPS情報をやり取りできる携帯端末なら基本参加が可能。あーだこーだと両名の
端末のアクティベーションも行い、各人の週末に向け散会した。
で、先週の日曜の朝、それぞれの位置情報を吸い上げて見ると・・・。
見事に散った「湯葉」「ごあつ」「dara」のアイコンが(笑)。Latitudeに寄ると、湯葉兄は名古屋、ごあつは八ヶ岳、
daraは千葉県にいることが判る。この画像は全員が納まる縮尺にしているが、実際は路地レベルでの位置情報が共有
されているので待ち合せなどにも実用十分な精度。これはiPhoneのGPSが「A-GPS(Assisted GPS)」という、基地
局情報と衛星回線を双方に補完しあいながら位置情報を割りだす、高精度高速処理化されたGPSを使っているから
なのだが、実際このiPhoneの位置情報の割り出し精度にはかなり驚かされる。
休日やおなじみの初日の出企画などでお互いの場所を確認しながら行動をちょこちょこ変更してゆく、平日の夜にお互い
の場所を確認して、飲み会の招集などを図る、など結構活用法は浮かぶもので。。。もちろん、位置情報を公開できな
い業務商談(どこの会社にいるかバレるし)や、休日に彼女などとどこへ行っているか知られたくない場合などはこの機能を
オフにも出来るのでご安心を(笑)。
とは言え、この「Latitude」、iPhoneの位置情報を活用したSNSなども数多出ているが、それらと並行して利用しても
十分楽しめる機能だと思う。秘密主義の日本人にはそぐわないかもしれないが、アメリカでは結構友達同士や、ハプニング
を求めるガジェットマニア達の間で活用されている様子ね。位置情報を常時アップデートしている訳ではないので、例えば
ロスにいる友人が出張で日本に来る最中、ちょこちょこ太平洋上を移動している様子なんかはトラッキング出来ないんだ
けど(笑)。
無駄にiPhone情報を交換する「湯葉宅の夕べ」参加者募集中です。
【Holiday】a morning trip [日常の1コマ]
車検から帰って来た愛車のエンジンに火を入れ、ゆっくりと早朝の勝どきの街へ車を進めて行く。
ささ〜っと6号⇒東北道へと道を進め、一気に目的地へ到達する予定だった。。。
しかし時はお盆。そして休日1000円高速の悪害により溢れ返るマイカーの群れ。
早朝5時で渋滞とか訳わかんないんだけど。
軽くイライラしつつも、この後の清々しい景色を想像しつつ、開け放った窓から湿気のこもった空気を
頂きつつ、煙草に火をつけゆったり進んで行く。日光有料道路はいつも通り閑散としていて一気にペースを
上げて行く。車検で新品に交換したタイヤは恐ろしく低いロードノイズ性能で、かつ少し柔らかめなトレッ
ドと高い真円率のせいか前のタイヤと比較しても圧倒的にスムーズに車が前に進む。
中禅寺湖を抜け、早朝の戦場ヶ原へ車を滑り込ませる。ラムサール条約登録湿地であるこの一帯は高い標高
とも相まって、真夏の朝だというのに19℃程度の低めな気温と、たっぷりの新鮮な水分をたたえた湿っぽい
空気が心地よい。湿原に低く横たわった雲を眺めながら一帯を散策する。真夏の朝っぱらから一人で戦場ヶ原
を歩いている奴などほとんどいなく、やや好奇の視線を感じるがそれも観光シーズンが終ればもっと歩きやす
くなる。
そういえば、この前稚内に遊びに行った時に立ち寄ったクッチャロ湖もラムサール条約登録地だったな。最近
の兄が好むエリアはラムサール条約と関係性があるのかもしれない。っていうか、単に自然のままの自然が好
きになったって事だろうが。ただ個人的に思うのは、戦場ヶ原は秋〜冬、そして初春の頃がいいだろう。新緑
が生い茂っている今の時期は湿原を見渡すのに不向きだし、あまり味もない。
草木は朝露に濡れ月並みな言葉で言うのならば生命の瑞々しさに溢れている。前日降ったと思われる雨で湿原
にもより多くの水が与えられ、全体的に生気が強い雰囲気がある。ほとんどの人はより戦場ヶ原の奥へトレッ
キング等にエコバスで出掛けて行くので入口付近を無目的に歩いている人の影は薄く、時折大きな望遠レンズ
を持ったカメラ愛好家の方々とすれ違う位だ。
ひとしきり散策をして、煙草で汚れた肺一杯に新鮮な空気を吸い込んだら駐車場に戻り、標高を確認してみる。
駐車場の標高は4,728ft、約1,350~70m程度という雰囲気だ。割かし高い標高に来ているのだなぁ、と思え
ば確かにあのいろは坂ってかなり登ってる。中禅寺湖の湖面が1,269mだと考えると確かにそこから100mは
峠を登っている気がするのであながち間違った測定をこのアプリはしていない計算になる。まぁ、よく3,000
m級の山に登っているマイミクのごあつ氏からしたら大した標高ではないのだろうが。ちなみに湯葉兄が自力
で到達した最高地点はたぶん富士山山頂かとおもわれる。
戦場ヶ原を後にして、一路中禅寺湖湖畔まで戻りお腹が空いたので朝食を取る事とする。今日は中禅寺湖と
いえば、の「中禅寺湖金谷ホテル」で朝食と洒落込もうと決めて来た。鱒釣りで有名な中禅寺湖と、ここの
ホテルの顧客の層を目当てに明治時代の外交官達がこぞって訪れ、日本の夏の外務省は金谷ホテルに移ると
まで言われたホテルがここ、中禅寺湖金谷ホテル。残念ながら平成4年に建物自体は現代風なログハウス調に
建て替えをされたが、そのスピリッツは今も尚残っていると・・・まぁ一応考えて訪れてみた。
(iPhoneにて撮影)
フロントで朝食のみの件を伝え、席を用意してもらって朝食会場へ。中では休み時期という事もあって普通
に家族連れが食事をしているが、初老の夫婦の姿も多く、この時期の幕張ヒルトンの様な地獄の様相は呈し
ていない。秋口になったらもっと穏やかな朝食が食べられるのではないかと、と期待して朝食をオーダーす
る。一人でふらっと来て、¥2,310円のBreakfast setはちょっとゴージャスではあるが、無駄なお金だとは
思えない。こういう時間が結構人間必要だと思うし。窓の外の緑を眺めつつ、美味しいバターが一杯(湯葉
兄はバターが好きなので、朝食のバターが少ないホテルは嫌いなのである)付いて来ているので、たっぷり
と付け、ジャム類はあまり使わずに平らげる。みなゆったりと、そして静かに朝食をしているので一人カメ
ラを取り出してシャッターを切る気になれず、シャッター音の出ないiPhoneで撮影を行う。
朝食を終え外に出てみれば低く垂れ込めていた雲が少しずつ分散し、一面に強い日差しが照りつけている。
当然標高が高いので太陽の威力はわずかではあるが標高の低いエリアよりは増している。明るい場所で初め
て見る車検後の愛車をちょこちょこチェックした後に当てもなくふら〜っと金精峠の方へドライブを開始。
途中早速「湯滝」という表示を発見する。沼、湖、滝が大好きな兄は一旦は通り過ぎたものの、引き返し湯
滝を眺めに行く事とする。・・・これが不勉強な兄を呪ったのだが、もの凄く立派な滝でございまして落差
50mのこの滝は近くの「竜頭の滝」(湯葉兄無視して通過・・・)と、言わ
ずと知れた「華厳の滝(落差97m)」と揃って日光三名瀑と呼ばれる滝であった。小さな頂上から広い滝壺
に向かって広がりながら落下してくるとても豊かな流量の水は、しばし言葉を忘れ見入ってしまう。強いと
いうよりは爽やかな滝だという印象を受ける。
更にこの水源である眼上にある湯の湖を見れるというので滝に並走してある散策道(っていうか超登山だっ
た訳だが・・・)に気安く立ち入り、真横で豪快に滝壺に落ちて行く水の迫力を感じながら登って行く。
(判りにくいだろうが、横に急斜面の白い物体が水だ・・・)
つづら折りになった階段をエッコラエッコラ10分程登ると湯の湖に出る。水面から真っ逆さまに落ちて行く
様に滝壺へ向かってダイブする水達を眺める事が可能。いやぁ、こんな落ちて行く様を頂上から見れるって
結構貴重な湖だ。
(判るだろうか、画面中央上にヒトが写っている、さっき兄はここにいた)
(目の前は空、そして眼下に山を見下ろす・・・)
う〜ん、この滝でキャニオニングしたら面白そうだ・・・と意味不明な事を考えてしまうが、即死は確実だ
ろう(笑)。でも本当にキャニオニングしたら楽しそうな滝なのだ。是非、日光にお立ち寄りの際は眺めに
行って欲しい!
(ちなみに湯の湖はやや標高があがっており、最終計測では5,020ft程)
満足した兄は、今度は車を楽しもうと関越道沼田インターを目指す道すがら、脇道へ入り山岳ドライブと洒
落込む。屋根を解放しているので、容赦なく強い太陽の光が肌を刺すが、時折顔にあたる冷房の風や、全体
的に高くない気温にも助けられ、フルオープンでのドライブ。スロットルに連動して高鳴るエクゾーストノ
ートを楽しみつつ、更には新しいタイヤのグリップ特性を掴もうと所々ペースをあげて走ってみる。
R120の途中に白根温泉があり、ここで一休み。疲れてもいないが、気持ちの良い快晴だ!露天風呂で魂の
洗濯っちゅーことにする。
(iPhoneで撮影)
弱アルカリ性と書かれた泉質は素直なもので、熱い湯に入りつつ、これまた暑い陽の光を浴びる。真昼から
入る風呂程気持ちの良いものはない。且つ、この温泉誰も湯船に客が居なく(外の無料足湯にはひとが一杯
いたが)貸切状態で露天を楽しめる。真夏にこれだろ?秋とか穴場なんじゃないだろうか。。。ポッカポカ
になった身体を冷ましながらこれまたひっとりも客のいない「The 日本の夏」みたいな休憩所でコーラを飲む。
さぁ!身体もスッキリしたし、後は帰るだけだ!と一気にマイナーな峠を抜けて帰る事にする。なんだか走る
の楽しくなっちゃってるから、わざわざ遠回りなルートを探し「R120」⇒「R410」で尾瀬戸倉を抜け、更に
「県道63」を使用して水上に抜けることとした。で、これがこの「県道63」もぜ〜んぜん車が通ってないん
だな・・・。とはいえ車線がないし、たま〜に対向車が来るので全開アタックなどは出来るはずもなく、ちょ
っと欲求不満ではあるけど、やっぱ山道を走るのは楽しい。ほぼ一般道ではONにしないスロットルレスポンス
(アクセルに対しての反応量)を変更するスイッチをONにして、M3をレーシングモードに切り替え楽しむ。
(誰も走ってない適度な広さの道、ここは一体どこなんだ?)
(心地よいコーナーが連続するが、対向車は恐い、そして至る所に水)
(途中からなんと利根川の源流が走る心地よい景観路)
県道63から抜け出し、いつも川遊びで通っていた見慣れた水上の街の景色を眺めながらそのまま関越自動
車道へエントリーして帰路へ。やや混んだ高速が暇だったので、iPhoneの速度計測アプリの精度を測って
遊びながら帰る。
次の休みはどこへ朝ご飯を食べに行こうかな。
「朝ご飯の会」是非ご一緒に。サークル活動化させたいと思います。
【Holiday】カート練習とカメラの練習? [Motor & Car]
ほどほどにメインピットへ車を乗り付け、一番端に陣取った我々のチームの仕事場である45番ピットに入ると既に組み上げられた本年度の愛機「2号車」の姿が。去年最終周での大クラッシュから無事に復活し、カラーリングはまだ今年版になっていないものの、新調されたナックル等のパーツが陽にさらされてキラッと光っております。
てな訳で、本日も8月に行われる「K-TAI(カート耐久)」の公開練習走行に訪れております。午前中だけという短いセッションなので走行時間は少ないですが、出来る限りのセット出しをしてしまおう・・・と。それに前回は1号車をセッティングしていたので、自分達が乗る2号車のセッティングは今日が初。
メンバーが走っては車の挙動を説明し、それと共にメカニックさん達と話をしてセッティングを変更して行く感じ。・・・いよいよおいらの走行順でコースへ出てみるとエンジンは圧倒的に2号車の方が力強い。トルクも出ていて、コーナーの立ち上がりが段違いっすわ。その代わりリアの安定感やフロントの旋回力はやや1号車的なクセが同様に出ていて・・・。どうもエアロを本年違うものにしているのが結構(重量的に)効いているっぽい。
まぁ、出来る事は限られているけど、挙動を説明して次回に向けたセットを決めて本日は解散。乗り心地が100倍いいM3のシートに身を委ねて、再び常磐道を都心に向けてひた走ったのでありんす。
***
さらにその翌日。再び早起きして向かうは海老名SA。海老名で仲間と合流して一路目指すはTOYOタイヤ・ターンパイク頂上に位置する「大観山レストハウス」。天気は生憎の豪雨+霧。最低の天気に時間をつぶそうと、同行しているもとすけっちと二人でこのレストハウスが最近始めたという「モーニング(400円)」を食べつつ、本日の行程の相談をする。
隣ではPORSCHEオーナー達が談笑し、一人で来ているバイカーももくもくとコーヒーを飲んでいる。車好きがなんとなく早起きして、お互いの存在を認識しつつほどよい距離感で連帯意識を交換し合う不思議な匂いが、ここ大観山には昔からある。芦ノ湖スカイラインの「ヤギさんコーナー」は俺からするともう少しトゲトゲしい。大観山の方が大人同士の付き合いって雰囲気があって、且つなんとなくすえた車好き独特の自嘲感も楽しめるのが好き。わかっちゃいるけどやめられない人種はどっちかというとこっちに集まり、好戦的な人達はヤギさんに集まる感じだ。
本日はD1や車雑誌やメーカーのカタログカメラマンとしても有名なもとすけっちにプライベートとして協力頂き、湯葉兄号の新たなイメージ写真を撮ってしまおう!という豪華企画。
そう、もとすけっちの撮る写真はこんな感じ。何度か掲載しているので知っている人も多いだろうが、しずる感バシバシの超イケてる写真を生み出すアート系なプロカメラマンっす。
(Photo by Motosuke Fujii、ロケ地:銀座)
(Photo by Motosuke Fujii、ロケ地:那須)
しかしながらの、天候は雨。伊豆界隈は霧も深くなかなか良い絵が撮れないんじゃないか?と雨なりのグッドロケーションに移動しよう、という事で富士五湖を提案してみる。移動中、富士五湖方面はやや曇りよりに天候が回復し、低い雲がなんともドラマチックな雰囲気を醸し出し始めた。
これはいけるんでねぇの?
と、とある湖畔を探し出し撮影に入る。もとすけっちのベンツワゴンから機材を取り出し、おもむろにセットし始めたり、やや雨模様にも関わらず屋根を開け放って、水際ギリギリまで車を進めている怪しいBMW+男2人は、釣り人達の好奇の視線に晒されながらも、もくもくと一眼のシャッターを切る。(あ、進入禁止エリアじゃありませんよ・・・念のため)
頭スレスレをゆっくり動くライトグレーの雲達は、近くの山並みを存在半ばでカットアウトし、天地をスクエアな空間として額の様に規定してしまっている。当然水面もライトグレーに遮光され、ダークグレー、鉛色の鈍く重そうな液体としてやや強く吹く風による幾何学模様を高速度で変化させながらも景色全体には重厚なアクセントを与え始めている。
(本気で水辺です・・・タイヤの数十センチ後ろは湖面w)
(撮影時は幸運にも雨がやみ、雲と水面が幻想的なコントラストを・・・)
湯葉兄ももとすけっちが持って来た300mm・f2.8の超高級Canon製レンズ(通称:赤玉)を借りたりして撮影。しかしながら、素人は所詮素人。湯葉兄がそのレンズを活用して撮影した写真が下記の通り。
(さすが・・・このレンズわずかな空間しかピントが来ない!)
ご満悦♪
しかし次の瞬間、プロの恐ろしさを見せつけられ湯葉兄は気絶する。
もとすけ:「湯葉さん、こんな感じでどうですか?」
湯葉兄:「ん、どれどれ・・・」
もとすけ:「これは雑誌にそのまま使える感じかなぁ、と・・・」
湯葉兄:「!!!(気絶)」
プ・・・プロはこののっぺりした景色をここまでメタリックなコントラストで描き出すのか。そして、もっとも違うのが写真の奥行き。車自体も綺麗だが、それ以上にその車を包む環境の奥行きが表現されていて、ソリッドなんだけれども、底知れぬ曖昧さというか、吸い込まれる様な不気味さを景色全体に与えちゃってる。。。
うわ〜、やっべーこれ。
その、おっそろしい写真が、コレダ!
・1・2・3・・・(←判る人いるかな・・・)
(Photo by Motosuke Fujii)
同じ場所で、同じ被写体を撮っているのに、この差はなんだー!!! キィィィィィィィィーっ!
湯葉兄作と是非比べてみて欲しい。差がでている理由の一つは確実にあるっちゃーあるんだが、それ以上に空気感の出し方がすげぇ。背景が富士五湖に見えない無国籍感っ!
え〜、ちなみに、こんなそのままカタログに使えそうなやつもあります。
(Photo by Motosuke Fujii)
(Photo by Motosuke Fujii)
もうね、この辺雑誌の表紙級ね。っていうか、部屋にB全ポスターとかで貼りたい感じ。どうすれば満足出来るかわかんない高揚感がこの写真をPCの画面で見た時においらを包んだ訳です。
その後、場所を別の位置に移して、ちょこちょこっと湯葉兄の隠れミッションなどをこなしつつ、こんな写真なども。
(あんまり見る事のない真横写真・・・クルーザーみたいでしょ)
(場所メモ的にカヌーと一緒に)
(なまめかしいフェンダーの盛り上がりは46M3のいい所)
あ、上記は湯葉兄撮影です。(&隠れミッションはこれじゃないっす)
雨にぬれながらも十分に堪能して、もとすけっちと渋滞の中央道を都心へ向かう日曜日の夕方。次回は「走り」の撮影を予定中♪大人写真部として、一緒に楽しみたい方大募集中ですっ♪
写真・・・奥深いぜ!
でも、久しぶりに箱根とか行って、走りたいなぁと思った自分はたぶんもう末期がんなんだろうと思う。あの箱根とかの空気が身体に染み付いちゃってるなぁ。。。
雨の日のドライブって以外と楽しいものなんだよね。俺は結構好き。
堪能しました!
【Car】・・・たまにはクルマのお話でも [Motor & Car]
んで、よく日記にも出てくる湯葉兄が普段いろんな所へ乗って行っている車。こいつは「BMW M3 Cabriolet」という名前で、世の中で言う「BMWの3シリーズ」って奴です。普通の3シリーズは「BMW 325i」とか「BMW 335i」みたいな数字のお名前なんですが、おいらのは「M」と「3」の組み合わせ。ちょっと普通のBMWとは法則違いますよねぇ。
BMWの場合数字の頭から「シリーズ名」+「排気量」を意味していたりして(最近例外あるんすけどね)、法則を覚えれば非常に覚え易い車名なんです。たとえば3シリーズの「325」の場合、「3(シリーズ)の25(=2,500cc)」って意味になります。だから、同じ「3」が一桁目にある場合、後ろの二桁の数字が大きい程エンジン排気量が大きく力持ちで、一般的には装備も豪華になって行く訳です。で、他にも「5」シリーズだったり、「7」シリーズだったり、まぁ色々あるんですが書き出すとキリが無いのでこの辺で。。。あ、ただもう一つよぉぉ〜く車を見ている人に残る疑問として、「325i」って書いてあるあの「i」ってなんやねん?っておはなし。これは、昔今とは違う「キャブレター」という気化燃料混合装置が主流だった頃、すんごいカッティングエッジな技術として「インジェクション」という燃料噴射方法が開発され、一部のBMWにも搭載されたんですが、その「Injection」が搭載されたイケテル車だぜベイベー的主張として「Injection」の「i」が数字の後ろに付けられた名残です。
はい。
そんな法則を無視した湯葉兄の車は通称「Mライン」と呼ばれるヘンテコな車で、簡単に言ってしまえば「より速く走る為に、設計段階からベース車両を見直して作られた特別なラインナップの車」ってことだと思います。普通の3シリーズをベースに、車体の基本構造(シャーシ)やボディの剛性、サスペンションやら制御するコンピューターのプログラムに至るまでとにかく別の車を作る勢いで手が加わっています。もちろん、一番のポイントでもあるエンジンは専用設計、異常な程のテマヒマ掛けて開発され、気軽に乗れるものの、その性能や込められた技術は大袈裟に言っちゃえばスーパーカー的世界ですな。
銀座の街中を20km/hで走っても別に何も起きませんし、やる気になればそのまま1.8tある車体を300km/h近くまで加速させる事が出来る。そんなアホなエンジンを積み、操縦性を備えている車が「Mライン」の「3シリーズ」である「M3」という事になるのです。
中でもおいらの乗っているのはもう少し変わっていまして、写真等でご存知の方も多いでしょうが「オープンカー」です。えぇ、屋根空きます。ヨーロッパでは「カブリオレ」と呼ばれ、アメリカでは「コンバーチブル」と呼ばれる、まぁ要するに「オープンカー」なので、正式には湯葉兄の車は冒頭にも書いた様に「BMW M3 Cabriolet」となるのです。格好悪いから良い子のみんなは決して「BMW M3 OpenCar」などと覚えない様に。
屋根は3層になった幌で覆われていて、室内にあるスイッチを押すだけの全自動で開閉をしてくれます。開閉に必要な時間はちょっと長めの25秒程度。綺麗に折り畳まれた幌はトランク上部に儲けられたストウェージ(格納庫)にパタンと収納され、その上からボディが閉まり、屋根を開けた状態でもかなり綺麗なボディラインを維持してくれる訳っす。安全性確保の為にサーキットを走っている時は、専用の「アルミの屋根」を被っていて、ちょっと見慣れない格好になっています。見分け方は、屋根が真っ黒だったら「幌」、ボディと同じ色だったら「アルミ屋根」を装着しているという事です。つまり上に貼った写真は・・・どちらか判りましたね?
(これがオープンの状態) Photo by Motosuke Fujii
そんな「M3 Cabriolet」はBMW Japanでの正規ラインナップにはなく、欲しくても買えない車だった訳ですが、一部のマニアだけが個人輸入で日本にドイツ本国から持って来ました。そんなこんなで正確な数は数えられてはいないですが、日本にはこの「M3 Cabriolet」が10台〜20台はあるだろうという感じです。街で見かけたら恐ろしい確率だ!っちゅー事になりますが、東京にはやはりこういう希少な個体は多く集まる傾向にあり、湯葉兄も街で数回すれ違っていたりします。
ひょんな縁からそれまでの「普通に屋根の付いた」M3から、この「屋根のない」M3に乗り換える事になった訳ですが、乗ってみると屋根が開くってのは恐ろしい程癖になる訳で、今頃の季節なんかはガバッっと屋根を開けて軽井沢辺りを走ると俗世に帰って来る事が難しい位気持ちよいのです。。。且つ、多くの人が誤解していますが、この屋根を開けた状態の室内。めっちゃ快適。たいていの人のオープンカーのイメージは「髪が乱れて嫌だ」とか「風に常にさらされるから寒そう」って感じだろうけど・・・
風とか入って来ないから。
最新の風洞実験で作られたボディなので、屋根を開けていても左右の窓を立ち上げてしまえばあり得ない速度で煙草を吸っていても、その煙は垂直に上に立ち上るのね。で、屋根の無い部分で一気に後ろに消え去る。つまり、女の子の髪が乱れるなど・・・ないのでございます。
更にオートエアコンやら、シートヒーターやら、分割温度設定が可能な胸と足下の吹き出し口などのおかげで常に乗っているおいらたちは適温でたまに頭上でそよぐ風を感じながら心行くまでオープンエアーを楽しめます。かつてサーキットで熱中症になり、経口点滴液を飲みつつほぼ死人の様になった湯葉兄がマイミクなかじじの運転するM3 Cabrioletで帰って来た時も、屋根は空いているにも関わらず爆睡して、気がついたら高速に乗っていた。・・・そんな位室内は快適に保たれます。
そんな有閑マダムが乗る様な快適なオープンカーでもありますが、基本骨格はやっぱり「M3」。毎月の様にサーキットやジムカーナ場で高負荷な走行を強いても音を上げる事は無く綺麗に回り続けるエンジンや、極限の領域で非常にコントロールしやすい動力性能はへたくそな湯葉兄にも安心な心強いパートナーとなってくれている訳なんざんす。
(ドリフトさせてもボディが軋んだりはしまへん・・・)
こんな一風変わっていつつも愛らしい湯葉兄の愛車。色々マニアックなネタはあるんだけど、すこしずつ書いて行こうと思います。(まぁ、あんまり興味ある人少ないだろうけどなぁ・・・)
書きたいネタは一杯なのだけど、長くなりそうなので第1回目はこのへんで。
たまには車にどっぷり浸かる週末も復活させたいなぁ、って気分っすよ。
ほいでは。
【Item】湯葉兄と煙草と火付器 [小物]
このご時世に逆行するかのように3年間止めていた煙草を再び吸い出したのはおそらく2006年の事だったと記憶している。止めた当時は渋滞になった瞬間に車内で煙草に手を伸ばしスパーっと開け放った窓から紫煙を大気解放して行くお馴染みの動作をしなくなった為、渋滞の車内で何をすればいいのか手持ち無沙汰だった時期があったなぁ・・・と記憶している。時が経つにつれ、何もしないで渋滞にハマっている事が普通になり、ご飯が美味しくなったなどと喜んでいた時期があった訳だが、結局ストレスの様なものと、雰囲気にハマったシガーを吹かしだしてからは急坂を転げ落ちる様に再び喫煙者の道を歩き始めた訳だ。
で、如何に煙草が今の日常に溶け込んだアイテムであるかは置いておいて、今日はそんな煙草をめぐる一つのアイテムに注目してみたいと思う。それは・・・
ライター。
英語では「Lighter」と書き、文字通り「火をつける道具」な訳で。煙草を吸う人はほぼ必ず持っている小道具である。余談ではあるが、一番美味しく煙草に火をつける方法はおそらく「マッチ」だと思う。リンが発火する瞬間に出す匂いを一緒にファーストブレスのタイミングで吸い込むため、鼻腔に煙草の香りとマッチのリンの匂いが広がり、最も満足の行く瞬間だと思う。
まぁ、それは置いていて。
ここしばらくず〜っと「すぐなくすから」という理由で湯葉兄は「100円ライター」をスーツやジーパンに忍ばせて煙草に火をつけていた。100円ライターも手を替え品を替え・・・という感じで「LEDライト内蔵型」だったり「ボールペン内蔵型」だったり、100円ではないが300円程度で「ターボライター」まで買えたりする世の中なのだ。
別に機能的に問題は無いし、無くしても新しいのを買えばよい。かくして部屋には途中まで使った色とりどりの100円ライターが溢れ、いつしか煙草へ「火をつける」という行為そのものが軽い、そしてつまらないものになっていた気がする。・・・それ以上に忘れていたのは「スーツ着た良い年の男」が「100円ライター」で煙草に火をつけるという、湯葉兄が最も忌み嫌う「生活感」みたいなものを自ら滲ませていた事だろうか。
いい年の男が煙草を吸うなら吸うで、ちゃんと嗜好品としての嗜好を感じさせる吸い方をしないといけないのでは?それが年相応って奴じゃないのか?・・・ある日突然思ってしまった訳だ。やっぱ火器にもそれなりに自分としての気持ちを込めるべきではないのか?と。
だからって、いきなりすんごいぶっ飛んだこだわりに飛躍するのではなく、少しずつそういった煙草との関わり方を考えて行き、道具も揃えて行こうとこのGWで第一弾を実行してみた。それは本当にアタリマエな世界のライターの復活。煙草を吸う誰もが実は一個は持っているんじゃないか?というアレ。
そう、アレですよ。
Zippo.
1932年に創業したアメリカのライターメーカーの製品の事である。これは煙草を吸わない女の子でも名前を聞いたり、実物を見たり、ひょんな流れで自分自身が持っていたり、過去彼氏にプレゼントしたり、という経験があるかもしんない。
まぁ、そのZippoを新調してみた訳だ。
はじめはバースデーイヤーの1974年モデルをビンテージで買おうかと思ったんだけど、この年代のZippoはコンディンションはマチマチ。気に入った奴が見つかるまではちょっとおいそれと買えないなぁ・・・という感じで他のモデルで湯葉兄の関心を引くモデルを探していた時に見つけたのが、
Replica Model 1941
要するに「1941年モデルの複製品」。これ、何が良いかって、下の写真を見比べて欲しい。左は湯葉兄が買った1941レプリカで、右は現在のノーマルZippo(Hardrock Cafe Hollywood店モデル)なの。
おわかりだろうか?1941モデルというのは、通常のZippoより、角が丸く、全体的に丸みを帯びた独特の形をしている。単にZippoって長方形のライターってイメージがあるけど、こいつはコロンとしてなんともユーモラスな可愛らしさがある。これは、この時期に新しいプレス機をZippo社が導入したことによりデザインが変更されこういう近代Zippoのデザインになった様だが、その後より大量生産に向いた現代のZippoの形へ更にデザインが変更され今に至っている、いわば過渡期のZippoがこの1941モデルっちゅー事になる。
更に、Zippoはふたを開けて、石をこすって火をつけるのだが、その蓋の開閉を司っている「蝶番」も現代Zippoと違っている。軸が「5つ(5バレルと呼ばれる)」の現代Zippoに対し、写真の様に1941モデルは「4つ(=4バレル)」となっているのだ。これも過渡期だから。1930年代のモデルはこの蝶番がボディの外にハンダ付けされている「アウトサイドヒンジ」というモデルとなり、更に希少性が高まったりもする。
(角の丸みがよりわかるのではないだろうか?この写真)
オタク度は深まって行き、火をつける部分の風防(風よけ)部分には酸素供給用に穴があいているのだが、この穴の数も違う。現代モデルの「8個」に対し、1941モデルは「7個」しかない。また、火打石(フリントホイール)を止めている方法も現代版の「メクラ式」に対し「穴あきマウント」なのが1941モデルの特徴だったりする。下の写真をよくみてみて欲しい〜。
最後は、これは1941モデルだけの特徴ではないが、Zippoの底の部分が真っ平らなデザイン(昔は難しい加工は出来なかったので、底蓋はハンダ付けされていた名残り)となる「フラットボトム」になっている。もちろんZippo社のロゴも違うフォントだったりするので見比べて欲しい。ここの記載されている特許番号(PAT No.)も当時のものである「PAT.2032695」が再現されていたりします。
てな訳で、新しいのを買ったついでに実家から数個のZippoを引き取って来て、夜中にキッチンのステンレステーブルで数時間メンテナンスをしていた暗い男はわたくしです。ま、こんな煙草との関わりもいいなぁ、と。この日記を読んでる人の中にも「Zippoだったら語らせろ」って人がいるかもしれない。その場合は是非コメントしてくださいませ!
でもやっぱ、いい年の男が100円ライターで煙草に火をつけるのはちょっと客観的に見るとイケテないなぁ、と思った次第。デュポンをそつなく使いこなせるほど渋い男にはまだなれてない気はするけど、そういうのを目標に頑張って行こうと思います♪
【Music】Reminiscing [音楽]
部屋ではほっとんどジャズトロ系のコンピやジャズ音源、ボサコンピなど昔風にいうのであれば「カフェ系音楽」をかけている事が多いのだけど、ちょい前までヘビヘビローテでかかっていた「Softly」を部分的には凌ぐ(ピアノやシンセが多用されているので、シンセサイザー奏者出身の兄としては気になる)音源として、色々混ぜこぜ音源を作りながらこの「JTK」大活躍中です♪
そんな中でも久しぶりにググーっと引き込まれたのが「Reminiscing」。
すげぇー綺麗。すげぇー情感。すげぇー奥行。これ聞かないで死ぬのは正直勿体ない。この日記見た人は視聴を強くオススメします!ほんと。絶対気に入るから。
情感系で兄お気に入りだった曲にSilje Nergaardの「Still my heart」という曲があったんだけど、このへんをコンピにしてかけたら・・・いやぁ、そうとう内なる世界に入って行ける事でしょう(笑)。 あ・・・ちなみに「Reminiscing」とは「追憶」という意味です。追憶という単語、実は結構日常には登場しないので、そういう意味でも非日常感があってかぐわしい。
とにかく、本日の日記は「JTK」買うべし。という事で。
感想は是非コメント欄へ!(回し者か・・・)。
【Holiday】Photo shooting trip [Photograph]
場所と時間を決めたら制限時間内はひたすら自由に撮影して、最後に焼肉を食べながら
お互いの写真を見る。
そんななんのヒネリもない?時間って結構集中して楽しめちゃったりします。そして、
房総ってのが捨てたもんじゃなくフォトジェニックだって事も学びました。詳細は成果
はぜひおいらの「fotologue」をご訪問下され!
Yuba fotologue:http://fotologue.jp/cabriolet
【From the daydream planet】
【15 and 15】
【Standing-by】
【Item】別注 Rollbahn! [小物]
その時代時代にマイブームのノートがあり、色々使って来たのであります。そして、湯葉兄の傾向として気に入ったものは「集める」という悪癖がありまして、ノートもチマチマ持っていたりする訳です。
で、ここ数年ず〜っと公私共に持ち歩いて使っているノートが「Rollbahn」。
ご存知Delfonics社から発売されているノートでございまして、結構身の回りでもお持ちになっている人を見かけたり、又はユーザーだったりする人も多いのではないでしょうか?
コンパクトで、方眼の罫線が入っていて、ちぎり易く、PPファイルが後ろについていて・・・と長所は色々あるのですが、まぁデザイン重視の湯葉兄の場合、そのカラーバリエーション(14色!)と、表紙のデザインがお気に入りの理由だったりします。・・・ミニ、標準とサイズ違いで持っており、小さいサイズは移動中の交通機関の中などでメモするのに便利だったり、ちょっとした鞄に小分けに忍ばせていたりします。
そんな愛しいRollbahnちゃんが、先日3冊新しく部屋に宅急便で届きました。中味は・・・というと。
飛行機マーク入りの別注品!!!
いやぁ、湯葉兄飛行機好きだからもう「特注品」作っちゃう勢いです。
・・・なんて、さすがに俺でも特注品は作らんのですが(笑)。
よく写真を見て下さいな。飛行機好き、旅行好きな人(または航空業界の人)なら気付くだろうキーワードが写真に隠れています。
・・・はい。「KIX」の三文字ですね。
「KIX 」とは、空港を表す3レターコードというもので、よく皆さんが羽田から旅行に出る際、鞄に付けられるバゲージタグに印刷されているあの「CTS」だったり「ITM」だったり「KOJ」だったりする、あれです。ちなみに帰りに貼られる羽田を意味する「HND」は一度は見た事があるのでは?
んで、この「KIX」が意味する空港は?というと。
RJBBですっ!
え?もっと判らないじゃないか。って?
あ、そうですか・・・。
関西国際空港でございます。
そう、このRollbahnは関空のお土産として別注にて制作されている品物なんですね。なので、欲しければみなさんも関空オンラインストアから購入が可能です!・・・中味は至って普通のRollbahnなんだけど、この表紙イカすっ!
更に今年はRollbahnにも新しいサイズが出来上がっていて、縦長の手帳タイプもラインナップに!これはおまけで付けてもらえたみたいなんだけど、大好きなルフトハンザカラー(意味判る人少ないだろうな・・・)のRollbahn!
恐ろしい量が会社、自宅合わせてストックされています(汗)。その辺でお手軽に買える点もこのノートの良い所かも。そして、表紙がかなり厚い紙で作られているので、丈夫ですっ。そしてこすれて剥がれてボロ〜くなった表紙にも味が出る本当にイカしたノートだと思っているのは僕だけでしょうかね。
ちなみにこの「Rollbahn」、意味はドイツ語で「滑走路」です。
飛行機オタク専用な気もするでしょ?(笑)。
【Item】 Quo Vadis カバー♪ [小物]
・・・が、
断然スケジュール管理は手書きです。
手書きはなにより一年が終わった時に、色々書き込まれた一冊の「一年記録」が出来上がるのが楽しいし、そのクリアしたスケジュールの一つ一つに愛着が湧くってものです。それがたとえどんなにハードな仕事のスケジュールであっても。
そういう意味ではどうも、デジタル上のスケジュール管理は温度感が無く嫌いなんですが、誰かと情報を共有したり、バックアップやアラートを活用するという意味ではオンラインも欠かせない訳で、一応両方使っているのです。
そんな湯葉兄がず〜っとスケジュールを書き込む先として使っているのがフランスの「Quo Vadis(クォヴァディス)」というメーカーの手帳シリーズ。・・・もうすっかり日本でもお馴染みになっているブランドですが、ここのシリーズが色々書き込む湯葉兄のニーズにはピッタリで、特に「Executive」というちょっと大判サイズのものを愛用しています。
・・・ちなみに、過去別の湯葉ブログ上でこの「Quo Vadis」に関しては色々書いた経験があるので、お時間のある方は覗いてみて下さい。【過去のクォヴァディ日記はこちら⇒http://yuba.blog.so-net.ne.jp/2005-11-15-1】
ず〜っと通常ラインナップのものを活用して、表面カバーの素材や色を変え毎年リフレッシュして使っていた訳ですが、そろそろなんだか普通のものにも飽きて来たので今年は買ってしまいました・・・
本革カバー。
色々探した中でも、ちょっとデザインがアバンギャルドだった「HERZ」のカバーを購入。一時期ここのブランドのマネークリップ(本革カバー付)を使っていたので、ここの革が使えば使う程しっとりと光沢を増す素材である事は知っていた為、長く使う手帳カバーとして活躍してもらう事に。
中味は毎度お馴染みの「Executive 2009年版」のリフィルのみをクォヴァディスジャパンからオンラインで購入。先程色々情報を移し替えたりして、本年活躍してもらう準備は完了!(2008年内に買っておけよ、という声も聞こえますが。。。)
ちなみに、開いてみるとこんな感じ。
複数のカードホルダーが付いているので、そこそこポストイット挟んだり便利そうです。あとはこれに似合うボールペンや万年筆を新調するかなぁ・・・ですよね。スケジュール管理だけでもお金がかかるってものです。
(でもPDA買うよりは安い。)
さ〜、今年はどんな予定や感動がこの手帳に刻まれて行くのかな?手帳ひとつでワクワクできる湯葉兄はわりとお安いです♪
みなさんはスケジュール管理、手書き派?デジタル派?
【Greeting】A Happy New Year 2009 [新年]
なんちゅうか、こっち更新頻度低いですが、少しこっちへのモチベーション上がってますんで今年は
出来る限りネタ投下して行きますのでどうぞご贔屓に。・・・まずは本年のお年賀状からスタート!
【Jobtrip】Osaka midosuji midnight illumination. [日常の1コマ]
なんとも古い重厚な建物を彩る最新のLEDイルミネーションのマッチングが見事。
雰囲気はロンドンにあるHARRODS風?かなぁ、なんだかあれを思い出した。高
級ブランドの店舗が様々なイルミネーションを放つ中で最も荘厳で、最も夢を感じ
る装飾は、この大丸のものだった。最近は綺麗だけどこころが安らかになるという
か、吸い込まれて包み込まれる様なイルミネーションが減った気がする。
【Stay】a night in Osaka
【item】BODY SHOPのOLIVE SHOWER GEL
THE BODY SHOPの「OLIVE」のシャワージェルが結構いい香り。青臭い感じもあるんだ
けど、非常にオーガニックなもので洗われている「様な」気分になります。
洗った後もお風呂場にオリーブの心地よい香りが残って素敵なバスタイムですぞ!
【Info】fotologueのお知らせ
お時間のある方は是非ご覧下さい〜。「Vietnam」「Prague」「日常的なコト」などなどのフォルダがございます〜。
あ〜、ベトナムの第2話、第3話あげなきゃ。。。とっくの昔にmixiにはあげたんだけど。。。
◆湯葉兄のfotologue
http://fotologue.jp/cabriolet/
【Travel】 A holiday of life (1/3)
しとしとと降り続く雨がシアンブルーの景色に音を与え、ヘッドライトに照らされた路面の艶が眩しい朝。
テレビの天気予報も今日一日が雨である事を報じている。窓から見える東京の中心部の空には低い雲が立ち込めており、
低い気温も手伝って室内の暖かさの感覚を際立たせている。
湯気の立つコーヒーを早朝に軽くすすり、一服を終えたのちに湯葉兄はわずかな眠りへと落ちていった。
■同日午後12時30分
おもむろにリビングへ足を伸ばし冷蔵庫にあった冷たい水を飲みながら、いまだ止んでいない雨に目をやる。
低い雲は更に低く、そして分厚く東京の空を覆っている。・・・足を成田へ向けるときは雨が多いよなぁ、
と半ば諦めつつ、まぁどうせ雲を突き抜ければ関係ないし・・・と出発時の雨をなんとなく歓迎している自分
にも気づく。強引に休みを取り、2泊4日で湯葉兄は旅に出る。
行き先は東南アジアのとある都市。昨今の欧米ツアーを考えるとなかなかイレギュラーな選択。
なんだかんだ荷物をまとめたり、テレビを見たり、カメラの準備をするうちに時間が経過してしまい、
想定出発時刻をとうに過ぎた午後2時半過ぎに自宅に鍵をかけ駐車場へ歩いてゆく。雨がそぼ降る中、
RIMOWAのキャリーと最近手に入れたアルティザン&アーティストのトート型カメラバッグが今回の旅のお供。
びっしょり濡れたRIMOWAがなんとも「きれいねー」な感覚はジェットセッター特有の感情なのだろうか。
ある程度使い込まれて、ある程度過酷な環境で見るキャリーバッグってのはとってもセクシーに見える。
道中は特段の渋滞もなく、平和なペースでM3 Cabrioletを走らせたら40分ほどで成田空港の駐車場から
荷物を取り出している湯葉兄の出来上がり。さっさとStar Alliance GOLDのカウンターでチェックインを済ませ、
必要な小道具、ガイドブックなどを購入した後に向かうは「湯葉兄が海外へ出かけるときのお約束」である「ROYALのパンケーキ」タイム。
この前のプラハ行きでは「品切れ」という前代未聞の惨事に襲われていたが、今回は無事登場。
美味しく頂いた後にカレンシーをドルに交換して、いつもどおりのプライオリティーセキュリティーを通過してイミグレへ。
夕方便だからかかなり空いているイミグレも特にドラマはなく通過し、そのままラウンジへ入って一服をする。
ラウンジから見えるエプロンもじっとりと雨が降り注ぎ、シーリングの低い雲が立ち込めている。
目の前には今日これから乗ってゆくNH931便、Boeing 767-300ERが濡れながら駐機している。
まずは駐機中の機体でも・・・とカメラを傾けると突如振動を始める携帯電話。
RIU氏:「湯葉ちゃん、今どこ?」
湯葉:「今ラウンジっす。」
RIU氏:「アチャー!ゲートきてもうた。」
湯葉:「もうそろそろ行きますよ、降りましょうか?」
RIU氏:「間に合えば!」
と、電話の主は本日の931便のPIC(Pilot in Command)であり、PF(Pilot Flying)でもある、
要するに「機長さん」(だいぶ大雑把な説明だが)であるRIU氏。
湯葉日記では「Ground Effect Racing」でお馴染みの氏である。・・・もっと分かりやすく言えば、
今回の旅はこのRIU氏のフライトに密着(というか相乗り)し、現地で美味いもの食べまくろう企画。
・・・結局ボーディング前には搭乗案内が開始されてしまい忙しくなったRIUさんには会えずに、おいらも優先搭乗で乗り込んでゆく。
・・・でも今回はエコよ(苦笑)。
国際線ではかなり久しぶりに乗るエコ。別にキライじゃないから全然嫌じゃない。
グランドスタッフの配慮により隣の席を空席にしてもらったので、空間には余裕あるしね♪
丁度翼がよく見える座席に座り、CAさんからのご挨拶などを受けながら待つ事しばし。
定刻より15分程遅れてしまった931便は無事に日本時間の18:50にプッシュバックを開始する。しばらく押し戻された後に右、左の順番でエンジンが始動し、いつもの飛行機の旅が始まるワクワク感が機内を支配する。なんとも安定したアイドリングの音を聞きながら同56分、機はタクシーアウトし本日のテイクオフランウェイである34Lへゆっくりとその足を進めて行く。
先行するJALのBoeing 747-400が轟音と共に水幕と薄暮れの低い雲の中に消えて行った頃、NH931もランウェイセンターにアライン。フルブレーキのままスラスト(車でいうアクセル)を全開にし、ブルブルと機体が震えたかと思ったらスルッとブレーキが外れ猛烈な離陸滑走が始まる。・・・長めの滑走の後、19時09分全てのタイヤが地面から離れついに6時間に渡る空の旅が始まった。
機は順調に上昇し、どう考えても揺れる雲の中を上手にルートを切り開きほとんど揺れずに進んでいる。あとで聞けば先行するJALとまったく違うルートで上昇したそうで、この辺はパイロットのセンスがわかれる所か。・・・シートベルトサインが消えるといつも通りドリンクのサービスが始まる。国際線はコーラが出しやすい場所に積んであるのでオーダーしても「チッ」って顔をされにくい。国内線はあまりコーラが出ない前提なので、頼むと運が悪ければ嫌〜な顔されるのでご注意を(や、別に飲みたい時は頼むけど)。オリンピック仕様になったコーラを飲みながら暮れ行く日本の空を眺める。
今日の天気の地上では絶対に見る事の出来ない夕日だが、我々はもう雲の上に来てしまっているので、美しい夕暮れをくぐもった雲に上下を挟まれながらも見る事が出来る。機体はもう大阪の沖をクルージング用の高度に達して水平飛行で西へ向かっている。
ドリンクに続いて夕食が登場。久しぶりの「エコメシ」。食べやすさや判りやすい味でなかなか好きなんだが、本日の湯葉兄は「魚介のトマトソース煮、サフランライス添え」をチョイス。みた感じは本当にティピカルなエコ飯だなぁ、と(笑)。お味の方は記憶していた感じよりやや薄味?チキンのサラダの方をピクルスと一緒にバクバク食べ、あっという間に完食。機内って不思議に食欲が湧くから機内食っていつも食べ過ぎちゃう気がする。
コーヒーを待ってチョコレートケーキを一気に胃にしまい込んで本日のご飯は終了。
ビジネスやファーストの様にゆっくり食事をする楽しみはないけど、別に必要十分なご飯が出てると思う。
いや、エコメシ万歳!旅はエコメシと共にあらんっ!
なのである(国際エコメシ愛好家協会、専務理事湯葉氏談)。
・・・コーヒーのお代わりを貰いながら映画を見る為に自席の「AVOD(Audio Video On Demand)」に手を伸ばす。
機体は順調に高度38,000ft(約11,600m)で鹿児島上空を飛行している。
機内は全消灯しナイトモード。途中差し入れでクルーからもらったチョコレートをポリポリ食べながら、窓の外がフイに明るくなった気がしたので目をやると・・・そこには雲の形が浮き上がる程の強烈な稲光。
空いている隣席の付けっぱなしにしておいたスカイマップに目をやるとどうやら台湾上空、カオシュンに向かっての飛行中。今頃カオシュンはとんでもないサンダストームに襲われているのだろう。サンダストームを伴った積乱雲以外はとても気持ちよくスカイクリアーな今夜。積乱雲がかかっていない台湾の海岸線がなんとも情緒的に漆黒の闇に浮き上がっている。
その灯り一つ一つに様々な人生が交錯している様子に思いを馳せるだけで空の旅は最高のエンターテイメントになる。
静かに佇む大陸や島、その上の生活の灯り、天候変化をもたらす雲、雷・・・その全てが演じ分ける自然のショウを眼下に見下ろしながらiPodから流れるColdplayの「Vila la Vida」が心地よい旅情を少しだけ心に与えてくれる。
・・・再びウイングに付いた着陸灯のパッシングがおきて多くの水分を含んだ薄い雲を映し出す。
水分にライトの光が乱反射を起こし機外は不思議な明るさに包まれるが、ライトが消えたとたん窓の外は元の暗闇に戻る。それは、「窓の外をず〜っと見ているであろう湯葉兄(笑)」の為にRIUさんがコックピットでパッシング操作をしてくれていたと、到着後にわかったのだが。。。
到着地近くのエリアでは「RVSM(Reduce Vertical Separation Minimum)」が適用出来ないため、一時的にCRZ ALTである38,000ftから39,000ftへ上昇を命じられる。先行するJAL機は35,000ftに下ろされた模様。・・・しばらくして日本時間の24時18分、離陸から5時間9分後にTOD(Top Of Decent)を迎え、機体は空港に向け高度を落とし始める。
ついに往路の空の旅が終わろうとしている。毎分2,500ftの降下率を維持しながらディセント(降下)し、強い横風成分が混ざった地上付近をオートパイロットを使い最終進入してゆく。自動操縦の追従が怪しくなった500ft付近でオーパイを解除し、RIU氏の手動でランディング。
蟹の横歩きに似ている事からこう呼ばれる機首を風上に少し向けながら斜めに降りて行く『クラブ方式』の横風着陸操作。接地点が機内のスクリーンに大写しになる約30ft(地上10m程度)頃でフレア操作に入り機首をやや上向きにする事でシンクレイト(降下率)を緩やかにし接地のショックを和らげるのだが、今日はいつにも増して慎重なフレア?!・・・接地ショックはミニマムのまま接地し、その後斜めになっていた機首がタイヤのグリップにより直進方向へ戻って行くヨーイングを感じ、これまた弱めのスラストリバース(逆噴射)のまま減速Gを感じずに誘導路へ。
「監査フライトより緊張する客が後ろに乗ってた。」、
とプレッシャーかけまくりの湯葉兄のせいでかなり接地ショックを弱めようとRIUさん渾身のランディング。
ついに到着!
え?いい加減どこに行ったのか書けよって?
えぇ、まぁ。
今回はですね。
湯葉兄 in 『Ho Chi Minh City』!
ベトナム編ですっ!!!!
(第2話につづく。)
【Thesedays】サボってましたが・・・
まぁ、ちょこちょこ遊びつつ。カメラもどんどん楽しくなって来ております。
あ〜、プラハの日記とか超無視してるなぁ。。。
fotologueにプラハの写真は一部出ておりますので、是非ご興味のある方は!
http://fotologue.jp/cabriolet
ま、写真で振り返りましょう。ちょっとだけですが。
【Event】Fuji Speed Way lockout.
16th/Feb/2008
富士スピードウェイを貸切にして仲間と大騒ぎして来ました〜。
PITからパドック、会議室まで自由に使っての冬のイベント。
う〜ん、最高っ!♪
【出発の朝の気温はマイナス6℃】
Photo by Yuba
【冬の富士を思う存分駆け抜ける!】
Photo by Motosuke Fujii
【仲間の車達との最高の時間・・・】
Photo by Akiko Miyazaki
【暮れ行く空に、また来年を誓う】
Photo by Yuba
より詳細はMIXIにUPしています。
【Under construction】Prague days.
現在、年末のプラハ日記を編集中。。。昨年末のシカゴよりは短くあげる予定(汗)。
【Chicago日記】
http://blog.so-net.ne.jp/yuba/2007-02-12
旅というものは、その瞬間瞬間の人間の感情状態や生活環境を大きく反映して
街の景色をまったく違うものとして映し出す。そんなことが実感出来た旅でした。
しばしお待ちを。
写真は、帰りのLufthansa、business classの機内。プラハで買ったフワフワの
テディベア(プラハ、カフェラテベアとかいう名前だったかな?)の「リンリン」。
【Seasons's Greeting】Newyear Card.
今年の年賀状っす(最近はペーパーレスなので、メール送付だったりします・・・。)
クリスマス休暇を取って訪れたプラハのクリスマスを題材にさせてもらいました!
1600年代の建物が残るプラハの夜は圧巻。少しでもその感動が伝われば・・・と。
リアル解像度のものが掲載できなくて残念です。ややレゾリューションが悪くなり、
空気感が圧縮されたJPGでは伝わらないですね。。。フォトログにでも上げようかな。
Shooted on 25th/Dec/2007 in Prague.