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【Holiday】カート練習とカメラの練習? [Motor & Car]

某休日、朝っぱらから湯葉兄はM3に乗って「ツインリング茂木」を訪れておりました。お馴染み北ゲートに人影も超まばらな朝。チュンチュン・・・と鳥のさえずりと、時折聞こえる入場して行く車のエキゾーストノートだけが空間を支配しております。


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ほどほどにメインピットへ車を乗り付け、一番端に陣取った我々のチームの仕事場である45番ピットに入ると既に組み上げられた本年度の愛機「2号車」の姿が。去年最終周での大クラッシュから無事に復活し、カラーリングはまだ今年版になっていないものの、新調されたナックル等のパーツが陽にさらされてキラッと光っております。


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てな訳で、本日も8月に行われる「K-TAI(カート耐久)」の公開練習走行に訪れております。午前中だけという短いセッションなので走行時間は少ないですが、出来る限りのセット出しをしてしまおう・・・と。それに前回は1号車をセッティングしていたので、自分達が乗る2号車のセッティングは今日が初。


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メンバーが走っては車の挙動を説明し、それと共にメカニックさん達と話をしてセッティングを変更して行く感じ。・・・いよいよおいらの走行順でコースへ出てみるとエンジンは圧倒的に2号車の方が力強い。トルクも出ていて、コーナーの立ち上がりが段違いっすわ。その代わりリアの安定感やフロントの旋回力はやや1号車的なクセが同様に出ていて・・・。どうもエアロを本年違うものにしているのが結構(重量的に)効いているっぽい。


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まぁ、出来る事は限られているけど、挙動を説明して次回に向けたセットを決めて本日は解散。乗り心地が100倍いいM3のシートに身を委ねて、再び常磐道を都心に向けてひた走ったのでありんす。


***


さらにその翌日。再び早起きして向かうは海老名SA。海老名で仲間と合流して一路目指すはTOYOタイヤ・ターンパイク頂上に位置する「大観山レストハウス」。天気は生憎の豪雨+霧。最低の天気に時間をつぶそうと、同行しているもとすけっちと二人でこのレストハウスが最近始めたという「モーニング(400円)」を食べつつ、本日の行程の相談をする。

隣ではPORSCHEオーナー達が談笑し、一人で来ているバイカーももくもくとコーヒーを飲んでいる。車好きがなんとなく早起きして、お互いの存在を認識しつつほどよい距離感で連帯意識を交換し合う不思議な匂いが、ここ大観山には昔からある。芦ノ湖スカイラインの「ヤギさんコーナー」は俺からするともう少しトゲトゲしい。大観山の方が大人同士の付き合いって雰囲気があって、且つなんとなくすえた車好き独特の自嘲感も楽しめるのが好き。わかっちゃいるけどやめられない人種はどっちかというとこっちに集まり、好戦的な人達はヤギさんに集まる感じだ。


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本日はD1や車雑誌やメーカーのカタログカメラマンとしても有名なもとすけっちにプライベートとして協力頂き、湯葉兄号の新たなイメージ写真を撮ってしまおう!という豪華企画。

そう、もとすけっちの撮る写真はこんな感じ。何度か掲載しているので知っている人も多いだろうが、しずる感バシバシの超イケてる写真を生み出すアート系なプロカメラマンっす。


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(Photo by Motosuke Fujii、ロケ地:銀座)

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(Photo by Motosuke Fujii、ロケ地:那須)


しかしながらの、天候は雨。伊豆界隈は霧も深くなかなか良い絵が撮れないんじゃないか?と雨なりのグッドロケーションに移動しよう、という事で富士五湖を提案してみる。移動中、富士五湖方面はやや曇りよりに天候が回復し、低い雲がなんともドラマチックな雰囲気を醸し出し始めた。


これはいけるんでねぇの?


と、とある湖畔を探し出し撮影に入る。もとすけっちのベンツワゴンから機材を取り出し、おもむろにセットし始めたり、やや雨模様にも関わらず屋根を開け放って、水際ギリギリまで車を進めている怪しいBMW+男2人は、釣り人達の好奇の視線に晒されながらも、もくもくと一眼のシャッターを切る。(あ、進入禁止エリアじゃありませんよ・・・念のため)

頭スレスレをゆっくり動くライトグレーの雲達は、近くの山並みを存在半ばでカットアウトし、天地をスクエアな空間として額の様に規定してしまっている。当然水面もライトグレーに遮光され、ダークグレー、鉛色の鈍く重そうな液体としてやや強く吹く風による幾何学模様を高速度で変化させながらも景色全体には重厚なアクセントを与え始めている。


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(本気で水辺です・・・タイヤの数十センチ後ろは湖面w)


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(撮影時は幸運にも雨がやみ、雲と水面が幻想的なコントラストを・・・)


湯葉兄ももとすけっちが持って来た300mm・f2.8の超高級Canon製レンズ(通称:赤玉)を借りたりして撮影。しかしながら、素人は所詮素人。湯葉兄がそのレンズを活用して撮影した写真が下記の通り。


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(さすが・・・このレンズわずかな空間しかピントが来ない!)


ご満悦♪


しかし次の瞬間、プロの恐ろしさを見せつけられ湯葉兄は気絶する。


もとすけ:「湯葉さん、こんな感じでどうですか?」
湯葉兄:「ん、どれどれ・・・」
もとすけ:「これは雑誌にそのまま使える感じかなぁ、と・・・」
湯葉兄:「!!!(気絶)」


プ・・・プロはこののっぺりした景色をここまでメタリックなコントラストで描き出すのか。そして、もっとも違うのが写真の奥行き。車自体も綺麗だが、それ以上にその車を包む環境の奥行きが表現されていて、ソリッドなんだけれども、底知れぬ曖昧さというか、吸い込まれる様な不気味さを景色全体に与えちゃってる。。。


うわ〜、やっべーこれ。


その、おっそろしい写真が、コレダ!

・1・2・3・・・(←判る人いるかな・・・)


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(Photo by Motosuke Fujii)


同じ場所で、同じ被写体を撮っているのに、この差はなんだー!!! キィィィィィィィィーっ!


湯葉兄作と是非比べてみて欲しい。差がでている理由の一つは確実にあるっちゃーあるんだが、それ以上に空気感の出し方がすげぇ。背景が富士五湖に見えない無国籍感っ!

え〜、ちなみに、こんなそのままカタログに使えそうなやつもあります。


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(Photo by Motosuke Fujii)

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(Photo by Motosuke Fujii)


もうね、この辺雑誌の表紙級ね。っていうか、部屋にB全ポスターとかで貼りたい感じ。どうすれば満足出来るかわかんない高揚感がこの写真をPCの画面で見た時においらを包んだ訳です。


その後、場所を別の位置に移して、ちょこちょこっと湯葉兄の隠れミッションなどをこなしつつ、こんな写真なども。


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(あんまり見る事のない真横写真・・・クルーザーみたいでしょ)

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(場所メモ的にカヌーと一緒に)

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(なまめかしいフェンダーの盛り上がりは46M3のいい所)


あ、上記は湯葉兄撮影です。(&隠れミッションはこれじゃないっす)


雨にぬれながらも十分に堪能して、もとすけっちと渋滞の中央道を都心へ向かう日曜日の夕方。次回は「走り」の撮影を予定中♪大人写真部として、一緒に楽しみたい方大募集中ですっ♪

写真・・・奥深いぜ!

でも、久しぶりに箱根とか行って、走りたいなぁと思った自分はたぶんもう末期がんなんだろうと思う。あの箱根とかの空気が身体に染み付いちゃってるなぁ。。。


雨の日のドライブって以外と楽しいものなんだよね。俺は結構好き。
堪能しました!


【Car】・・・たまにはクルマのお話でも [Motor & Car]

まぁ旧知の間柄の人には湯葉兄が車マニアだってのはよく知られた話ですけど、そのへんを知らない人もまぁまぁいるかと思われるので、っつーのと、まぁ好きなんだしたまには車の話でもしてみようか・・・って事で今回はそんな車のお話でございます。まぁ何回かに分けてちょこちょこ、とね。


んで、よく日記にも出てくる湯葉兄が普段いろんな所へ乗って行っている車。こいつは「BMW M3 Cabriolet」という名前で、世の中で言う「BMWの3シリーズ」って奴です。普通の3シリーズは「BMW 325i」とか「BMW 335i」みたいな数字のお名前なんですが、おいらのは「M」と「3」の組み合わせ。ちょっと普通のBMWとは法則違いますよねぇ。

BMWの場合数字の頭から「シリーズ名」+「排気量」を意味していたりして(最近例外あるんすけどね)、法則を覚えれば非常に覚え易い車名なんです。たとえば3シリーズの「325」の場合、「3(シリーズ)の25(=2,500cc)」って意味になります。だから、同じ「3」が一桁目にある場合、後ろの二桁の数字が大きい程エンジン排気量が大きく力持ちで、一般的には装備も豪華になって行く訳です。で、他にも「5」シリーズだったり、「7」シリーズだったり、まぁ色々あるんですが書き出すとキリが無いのでこの辺で。。。あ、ただもう一つよぉぉ〜く車を見ている人に残る疑問として、「325i」って書いてあるあの「i」ってなんやねん?っておはなし。これは、昔今とは違う「キャブレター」という気化燃料混合装置が主流だった頃、すんごいカッティングエッジな技術として「インジェクション」という燃料噴射方法が開発され、一部のBMWにも搭載されたんですが、その「Injection」が搭載されたイケテル車だぜベイベー的主張として「Injection」「i」が数字の後ろに付けられた名残です。

はい。

そんな法則を無視した湯葉兄の車は通称「Mライン」と呼ばれるヘンテコな車で、簡単に言ってしまえば「より速く走る為に、設計段階からベース車両を見直して作られた特別なラインナップの車」ってことだと思います。普通の3シリーズをベースに、車体の基本構造(シャーシ)やボディの剛性、サスペンションやら制御するコンピューターのプログラムに至るまでとにかく別の車を作る勢いで手が加わっています。もちろん、一番のポイントでもあるエンジンは専用設計、異常な程のテマヒマ掛けて開発され、気軽に乗れるものの、その性能や込められた技術は大袈裟に言っちゃえばスーパーカー的世界ですな。


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銀座の街中を20km/hで走っても別に何も起きませんし、やる気になればそのまま1.8tある車体を300km/h近くまで加速させる事が出来る。そんなアホなエンジンを積み、操縦性を備えている車が「Mライン」の「3シリーズ」である「M3」という事になるのです。


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中でもおいらの乗っているのはもう少し変わっていまして、写真等でご存知の方も多いでしょうが「オープンカー」です。えぇ、屋根空きます。ヨーロッパでは「カブリオレ」と呼ばれ、アメリカでは「コンバーチブル」と呼ばれる、まぁ要するに「オープンカー」なので、正式には湯葉兄の車は冒頭にも書いた様に「BMW M3 Cabriolet」となるのです。格好悪いから良い子のみんなは決して「BMW M3 OpenCar」などと覚えない様に。


屋根は3層になった幌で覆われていて、室内にあるスイッチを押すだけの全自動で開閉をしてくれます。開閉に必要な時間はちょっと長めの25秒程度。綺麗に折り畳まれた幌はトランク上部に儲けられたストウェージ(格納庫)にパタンと収納され、その上からボディが閉まり、屋根を開けた状態でもかなり綺麗なボディラインを維持してくれる訳っす。安全性確保の為にサーキットを走っている時は、専用の「アルミの屋根」を被っていて、ちょっと見慣れない格好になっています。見分け方は、屋根が真っ黒だったら「幌」、ボディと同じ色だったら「アルミ屋根」を装着しているという事です。つまり上に貼った写真は・・・どちらか判りましたね?


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(これがオープンの状態) Photo by Motosuke Fujii


そんな「M3 Cabriolet」はBMW Japanでの正規ラインナップにはなく、欲しくても買えない車だった訳ですが、一部のマニアだけが個人輸入で日本にドイツ本国から持って来ました。そんなこんなで正確な数は数えられてはいないですが、日本にはこの「M3 Cabriolet」が10台〜20台はあるだろうという感じです。街で見かけたら恐ろしい確率だ!っちゅー事になりますが、東京にはやはりこういう希少な個体は多く集まる傾向にあり、湯葉兄も街で数回すれ違っていたりします。


ひょんな縁からそれまでの「普通に屋根の付いた」M3から、この「屋根のない」M3に乗り換える事になった訳ですが、乗ってみると屋根が開くってのは恐ろしい程癖になる訳で、今頃の季節なんかはガバッっと屋根を開けて軽井沢辺りを走ると俗世に帰って来る事が難しい位気持ちよいのです。。。且つ、多くの人が誤解していますが、この屋根を開けた状態の室内。めっちゃ快適。たいていの人のオープンカーのイメージは「髪が乱れて嫌だ」とか「風に常にさらされるから寒そう」って感じだろうけど・・・

風とか入って来ないから。

最新の風洞実験で作られたボディなので、屋根を開けていても左右の窓を立ち上げてしまえばあり得ない速度で煙草を吸っていても、その煙は垂直に上に立ち上るのね。で、屋根の無い部分で一気に後ろに消え去る。つまり、女の子の髪が乱れるなど・・・ないのでございます。

更にオートエアコンやら、シートヒーターやら、分割温度設定が可能な胸と足下の吹き出し口などのおかげで常に乗っているおいらたちは適温でたまに頭上でそよぐ風を感じながら心行くまでオープンエアーを楽しめます。かつてサーキットで熱中症になり、経口点滴液を飲みつつほぼ死人の様になった湯葉兄がマイミクなかじじの運転するM3 Cabrioletで帰って来た時も、屋根は空いているにも関わらず爆睡して、気がついたら高速に乗っていた。・・・そんな位室内は快適に保たれます。

そんな有閑マダムが乗る様な快適なオープンカーでもありますが、基本骨格はやっぱり「M3」。毎月の様にサーキットやジムカーナ場で高負荷な走行を強いても音を上げる事は無く綺麗に回り続けるエンジンや、極限の領域で非常にコントロールしやすい動力性能はへたくそな湯葉兄にも安心な心強いパートナーとなってくれている訳なんざんす。


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(ドリフトさせてもボディが軋んだりはしまへん・・・)


こんな一風変わっていつつも愛らしい湯葉兄の愛車。色々マニアックなネタはあるんだけど、すこしずつ書いて行こうと思います。(まぁ、あんまり興味ある人少ないだろうけどなぁ・・・)

書きたいネタは一杯なのだけど、長くなりそうなので第1回目はこのへんで。
たまには車にどっぷり浸かる週末も復活させたいなぁ、って気分っすよ。

ほいでは。
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