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【Celebrate】OKINAWA Wedding trip.

5月12日(土)07:30。うっすら曇った空の下に広がるベイエリアの景色を眺めつつ
モノレールは羽田空港を目指している。今日は、宣とあゆみちゃんの結婚式に参列す
るために朝便で沖縄へ向かう朝なのだ。途中既に羽田に着いているKawaharaからの
電話に応対し、あと10分程度で集合場所に着くことを告げる。

羽田に着き、荷物をコロコロ転がしながら出発ロビーまであがるか、あがらないかの
タイミングで携帯のメールに着信が来る。

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件名:すまん・・・
本文:いま下北沢。品川からタクシーと、電車、どっちが早い?
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今ぁ『下北沢?!』だぁぁーっ?!?

「今」って「搭乗1時間前」を切ろうってタイミングじゃねぇかぁぁぁーっ!!!(汗)。

遅刻は湯葉兄の専売特許ではあるが、今回「やらかした」のはdara。しかも今回は式のオフィシャ
ルカメラマンとしても参列するのでカメラ機材を含めた荷物がてんこ盛りらしい。どう考えても機
内持ち込み荷物の量を超えているであろう。・・・それを証明するかのような「本日の荷物」が写
メールで届く。

・・・無理や、この量(汗)。

とはいえ「人生そのものがイレギュラーな人達」なので、あまりオタオタせず「今回もいいネタ
仕入れたな〜(笑)」などとお気楽にして過ごす。・・・しかし乗り遅れられてはたまらんので、
Norikkiと相談し、羽田までの最速アクセスを検索し、人間ナビタイムよろしくdaraをナビゲート
してゆく。あとは気合でホームを走って、電車に乗れれば、羽田到着は8:35、ターミナルまでの
移動を考えれば8:40に合流ができる計算だ。・・・といっても便は8:55発なので、出発15分前
にX-RAY検査場を通過するスレスレさ。年初のスキーで、全員分のチケットを持った湯葉兄が遅
刻し、手荷物を搭載できずすべて搭乗ゲートでの収集にオペレーションを変えさせる惨事を繰り
出したばかりだが、その悪夢がよみがえる。


その間にも、兄は団体チケットの座席が気に入らず、「Super Flyers」のデスクに向かい座席の変
更手続き。・・・しかしここでも惨事が・・・。

(兄)「これ、場所悪いんで3人並びでウインドーサイドからのやつにしてくれません?」
(係員)「はい、かしこま・・・。お客様、これはお客様の名前が入ってない団体券ですのでお取り
    扱いしかねますが?」
(兄)「なにそれ?意味わかんない」
(係)「いや、これはカクカクシカジカで・・・」
(兄)「!!!」
(兄)「出直します・・・」

・・・そう、今回はとにかく格安にあげるために値段重視でツアーを選定していたのが湯葉兄。普段
勝手に一人で旅行してるせいか団体旅行に弱い。・・・その湯葉兄だけに、「団体チケット」の悲惨
さをほぼ理解しておらず、超絶格安パックの場合は座席変更はおろか、マイルさえ付かない事実に直
面し呆然となる。

(兄)「窓が・・・窓が・・・」
(N)「あ、いや、窓はいいでしょ?俺寝てるだけだし」
(兄)「あんたはいいけど窓が・・・窓が・・・」
(N)「寝てろっ!(キレ)」

・・・と、daraより重要な問題が発生しつつ、気が触れている兄を尻目にどんどん時間は流れて行
くのである。さて、猛烈な荷物を運び込んでくる迷惑な。。。もとい「頑張り屋」のdaraの到着が
迫っているので、荷物の対応をすることとする。・・・自分たちの手荷物をカーゴルーム行きとし
て手放し、手ぶら状態になった湯葉兄&Kawaharaが待つことしばし。品川駅で急ぎすぎて階段で
大ゴケし痛打したひざをかばいつつ、せかせか現れたdara、計算どおり8:40!そのままdaraの手荷
物3個をそれぞれの手荷物として分担し、X-Rayを通過。・・・しかし、daraの荷物の中には巨大な
前世代のPCも入っているわ、レフ板もあるわ、三脚もあるわ(しかもむき出しで持ってきやがった)
で検査場は大混乱っ!別のレーンで別のdara荷物を持ち込んだKawaharaなどは、現在機内への持込
が制限されている「液体物」が荷物から発見され、いきなり「不審者」(笑・「リステリン」が入っ
ていたらしい)。なんとか「不審者3名」は検査場を通過し、ドアクローズ直前にANA123便沖縄行き
の座席に腰を下ろす。ハァァー間に合った。神様、俺たちはゆっくり旅行が出来ないのだろうか、常に
飛行機にはファイナルコール(最終搭乗案内)で乗っている気がするお?


それでも!定刻どおりに羽田RWY34Rから離陸をした123便は、晴天の中高度38,000ftで順調なク
ルージングに。・・・搭乗前にゆったり朝飯でもと思っていたが、そんな余裕を吹き飛ばされた湯葉
兄は猛烈な空腹と3-4-3の座席配列の「4」の列という退屈さに耐えられず、機内で売っているうどん
を購入し、相変わらず爆睡するNorikkiを挟み、daraと二人満席の機内でズルズルと朝食タイム♪

珍しく那覇空港に北側(RWY18)からランディングし、おいらたちはバゲージを受け取りレンタ
カー屋へ。そのまま初日は観光へと出かける。沖縄のメインストリートは修学旅行生であふれかえ
り、その様子を見て3人いきなり興ざめ。その興ざめは一番最初に向かった首里城を「外から見り
ゃいいんぢゃね?お腹すいてるし(笑)」という暴挙へと発展させる。首里城をチラ見した後に、
お城近くに店を構える「沖縄そば」の名店へと足を伸ばす。このお店は「沖縄フリーク」として身
内で名高いJALのCAであるYukiの推薦により知ったお店。向かうは、「あしびうなぁ」というなん
とも「イナバウアー」の様な名前のお店(両者に関係は一切ございません)。首里城内の庭園、宮
廷家屋を再現したとかいう民家作りで、落ち着きつつも旅情緒を満たしてくれる情緒が素晴らしい。
目の前に広がる石庭を眺めつつ、湯葉兄「沖縄そば定食+ゴーヤチャンプル」、dara「沖縄そば定
食」、Kawahara「ソーキそば定食」を注文。ゴーヤチャンプルに目のない湯葉兄は無理やり単品
注文を残り2名に納得させ、モリモリ食べる。その間もすがすがしい沖縄の風と、旅の人に囲まれ
るゆったりとした空間で一気に3人は非日常モードへと変身。適度な味付けの沖縄そばを満喫し、
だらだらと野郎3人雑談に花を咲かせすぎるが、ふと我に返り次の旅程を急ぐ。


17:30から式場での新郎新婦との撮影に関する打ち合わせが、daraのみ入っているのでそれまで
の時間はレンタカーを駆使してビーチから、断崖絶壁の城址まで「カメラ部?」の3人は移動を繰
り返す。どこかに着いては「撮影」、何かを見ては「撮影」、何かを食べても「撮影」の怪しい3
人組。。。

立ち寄った各所では、この様な、なんとも沖縄!な景色にも遭遇し満足満足。


無事、17:30に打ち合わせ場所である「ホテル日航アリビラ」に到着し、新郎新婦との合流ま
ではしばし「Kawaharaのグラビア撮影」をして遊ぶ。・・・まわりはカップルや家族連れが
いるのに、サンセットのプールサイドでkawaharaを一眼レフを使い撮影し続ける怪しい2人。
湯葉クリエイティブディレクターとdaraカメラマンにより生み出された「Kawaharaポートレ
イト」の完成版はごらんの通り。

【Photo by Yuba, Creative work by Yuba】

daraが打ち合わせに入ったので、湯葉兄とNorikkiはアリビラのティールームでしばしご休憩。
眼下に沈んでゆく沖縄の夕日を眺めながら、結局二人してスイーツを食うメタボリックかつ、
女の子旅行テイストの夕べ。・・・しかし、このアリビラ、1,000円程度でケーキ2個と飲み
物がセットとは嬉しいじゃないかっ!♪・・・全然打ち合わせから帰ってこないdaraを待つこ
と2時間。途中何度も灰皿を変えられ、景色は日が落ちて真っ暗に。客層も「ちょっと一杯カ
クテルでも」に変わり、居心地わるすぉ!・・・っという思いもピークになり・・・


限界ギリギリでdaraと再合流し、宣とあゆみちゃん(新郎新婦)に挨拶をしてから俺
たちはこれまたYukkinお勧めのバーレストラン「UROKO」へ。北谷(チャタン)基地
近くの海辺にあるこのお店は、お客さんがほぼローカルか、基地の人。英語と地元の慣
れしたんだ会話が響く中、純粋な観光客であるおいらたちは以下のような沖縄ずくしの
メニューをガツガツ頼み、すっかり開放感に浸っている湯葉兄は、車の運転を無理やり
daraに託してウイスキーを流し込む。やっぱ海辺のお店で夕食を食べるのは表現できな
い開放感があって気持ちよい。お店は屋内だが、店内には外の自由な雰囲気が溢れ返っ
ている。沖縄仕様?として普段のフィリップモリスから切り替えたKOOLから吐き出さ
れる紫煙が、次へ次へと進む仲間同士の馬鹿話の相槌のように俺たちのテーブルのまわ
りを漂う午後10時。ここでもゴーヤチャンプルを頼み、ひとりガツガツ食べていた湯葉
兄。ちゃんと地元のものを食べようとする両名とは正反対に気に入ったものを食べ続ける
のは性格なのだろうか。。。


【夕食リスト】
島らっきょ
スルルー唐(スルルーは小魚)
ミミガー
ゴーヤチャンプル
海ガメのステーキ
ラフテー
琉球もずく
イルカの麻婆煮
グルクン一匹丸ごとウニマヨ焼き
抹茶プリン
黒蜜アンニンプリン

お店の人に記念撮影をしてもらい、店を出たのがほぼ日付の変わる頃。daraが運転
するレンタカーで部屋に戻り、明日の式の準備を始める。・・・daraはオフィシャ
ルカメラマンなので、式場入口に自分紹介用のコーナーが設けられるそうで、そこ
に展示するフォトアルバムの最終仕上げに余念がない。部分的に「この写真どう?」
「これって順番どっちかな?」などと湯葉兄は相談を受けつつ、兄持参のPowerBook
から流れるサウンドが、三度時間の経過を忘れさせる。

しかしながらKawaharaは、ホテル帰着後爆睡。アップグレードされた広めのコーナー
ツインに持ち込まれたエクストラベッドの上で携帯を握り締め沈没する見慣れた姿を
晒している。daraは作業がほぼ終了し、明日のスーツなどを整理し終わり歯磨きを始め
る頃、湯葉兄はおもむろにジャイアントカプリコ(イチゴ味ONLY)を食べ始め、メー
ルの返信などをセコセコ続けてから、ようやく睡眠に入るのであった。

さて、結婚式当日。すがすがしい朝だが、やや小雨。朝食が終わってしまうというので、
無理やり兄もたたき起こされ、寝癖を隠すために帽子をかぶり、1Fのレストランへ降り
てゆく。・・・血圧が正午くらいまで復帰しない湯葉兄は「野菜とシリアルとオムレツ」。
Norikkiは「一般的な朝食ラインナップ」。・・・daraは朝一にもかかわらずてんこ盛りの
ラフテー、サイドディッシュ(のほぼ全種類)を食い漁り、目の前にはなぜかプレートが2
枚重なっている。それでもヨーグルトを取りにいったり、朝から食いすぎだろ、、、と思う
が、どうやら実家では朝に「うな丼」などが出てくるので普通なのだそうだ(汗)。

準備の関係で会場に早めに入る必要があるdaraを送り届けた後、兄とKawaharaの2名は美
しいビーチを探す旅に出るが、これが裏目り、もうちょっとで式本番に遅刻するところまで
出かけてしまう。兄がレンタカーを「どう考えてもその車の想定外の運転」で式場まで持ち
帰り、事なきを得る。余談だが、沖縄の人たちは気絶しそうになるくらいゆったり運転して
いて、兄はこの街では暮らせないと本気で思った訳である。

【Photo by dara】

式場は「残波岬」の突端近くに立てられたオーシャンビューのチャペル。祭壇の後ろがすべ
てガラスで出来ており、新郎新婦の目の先には青く輝く沖縄の海が広がっているなんともロ
マンチックな舞台。この段階では天候が回復しており、降り注ぐ太陽と海、そして空の青が
両名を祝福しているようだった。式、記念撮影を経てそのまま併設されたガーデンハウスで
の披露宴。今回は親族含めても35人程度と小さくまとめてくれたおかげで素晴らしい一体感
が会場に!宣、あゆみちゃんが心から集まってくれた人、両親、家族へ感謝をしてこの日を
迎えていることが掛け値なしに伝わってくるめちゃくちゃ心温まる披露宴が続いてゆく。
特にスタートの際に新郎新婦の二人が参加者全員にシャンパンを注ぎ、目の前にビーチが広が
るお庭での乾杯は南国でのガーデンパーティーを堪能させてくれる演出で、少し傾きかけた太
陽がシャンパンをより美しく黄金色に輝かせこれほど祝福と一体感に包まれる乾杯も珍しいな
ぁ、とこちらまで幸せな気分になる。笑顔が絶えないこの会場、二人の人柄だからこそ築くこ
とが出来たここまでの人生の集大成なのだろうなぁ。

【All Photo by dara】

その後おいしい料理に舌鼓を打ち、お腹が一杯になった頃披露宴は終宴を迎える。東京へその
まま帰る人、ホテルへ帰る人などそれぞれだが、時間のある参加者はそのまま二次会会場であ
る沖縄郷土料理の名店「亜門」へ。ここでも両名の人柄がなす業か、猛烈に盛り上がり結局日
付が変わってしばらくした後に閉幕。本当にそれぞれがそれぞれの日常へ戻る時間が訪れる。

「亜門」では強烈にクラッシュし、多量のアルコールを摂取したKawaharaは訳がわからなく
なっており、そのまま「ホテルの部屋→ベッド→爆睡」の前日の行動と寸分の狂いもない正確
さで沈没。お馬鹿バンドの曲で盛り上がったり、daraの写真の整理や旅行の写真をみたりとま
ったり時間をすごす兄達はまたも夜更かし。・・・途中邪魔なのでKawaharaのエクストラベ
ッドを本人が寝たままの状態で廊下近くに移動させ(笑)、写真を撮ったりして遊んでみる。
しかし、ベッドを数m移動させてもビクともしない爆睡ぶり・・・さすがです、Kawahara様。
兄もちょろっと写真を加工し、Blogを更新した後、なんだか食べて移動しているだけの沖縄旅
行だったなぁ、と振り返りながら眠りにつく沖縄・宜野湾の27時。

翌月曜日は東京へ帰るだけの移動日である訳だが、結局全員が寝過ごし、レンタカーを返した りしながらまたギリギリのファイナルコールで搭乗を済ませる。お土産を見る時間約5分・・・。 定刻よりやや遅れて離陸をしたJAL904便は、高層雲だらけのその日の空を41,000ftの高空フラ イトで東京へ急ぎ(途中でCAさんにもらった「ミント黒糖」というお菓子が美味しかった・・・)、 ほぼ定刻に羽田16Lへ着陸を行う。・・・途中駅で全員バラバラに岐路に着き、今回のすったもん だの沖縄旅行は終了。みんなで行ってみたいけどなかなか踏ん切りもつかず、スケジュールの折り 合いも合わない、そんな3人にこの貴重な沖縄旅行のチャンスと、友達の大切さや家族の暖かさ、 そして新しい人生というものへの希望を与えてくれた宣、そしてあゆみちゃんにお礼を言うととも に、本当に幸せな家庭を築いてほしいと思います。 そして、これからもどうぞ親友としての時間を一緒に重ねて行かせてもらえればと思うのでよろしくっ! 素晴らしい3日間でしたっ!!本当におめでとうっ!


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