SSブログ

【Holiday】Sapporo.

26日朝8時。
ふとヘンテコな夢で目が覚める。・・・が覚めて良かった。アラームは7時
にセットされており、恐怖の二度寝である。大急ぎで支度を済ませ、前夜に
仕込みを終えていたRIMOWAを連れ出し大急ぎでタクシーを拾う。
タクシーで品川まで行き、京急で目指すわお馴染みの羽田空港。途中で相方
に連絡を入れ、発券だけをすませておいてもらう。予定より15分程の遅刻で
無事に羽田入りし、そのまま乗り込むは「ANA59便札幌行き」。

予定通り新千歳空港にランディングし、レンタカー屋で車をピックし旅に出
る。・・・前職で見慣れた千歳の町並みを抜け、支笏湖湖畔を経由しそのま
ま洞爺湖を目指す。道すがら発見したログハウス風のカフェに立ち寄り、チ
ーズケーキとアールグレイを頂く。静かにジャズが流れる店内から曇った北
海道の空を眺めつつ、涼しい空気を恨めしくも思うも、酸素が詰まった様な
心地よい空気を気持ち一杯吸い込みしばし休憩。

途中出張でもお馴染みの「1億円のトイレ」が存在する大滝村のドライブイン
に立ち寄り、コロッケなどを買い込み軽く腹を満たしつつ、しとしと・・・
と雨と霧にむせぶ洞爺湖畔を散策。洞爺湖畔には隠れたヒーリングスポット
があり、その名を「キムンドの滝」という。舗装路の途絶える駐車場から約
600m程度山へ分け入ると、目の前に小さいながらも厳しい岸壁に囲まれた
滝が姿を現す。この滝までの遊歩道?を歩くだけでも全身マイナスイオンに
包まれ、細胞が生き返ってゆく事が分かる。小雨に降られてはいるが、パシ
ャパシャ・・・と写真に風景をしまい込み、先きを急ぐ事とする。

冷えきった体を温める為に、相方がこだわる立ち寄り湯を探しに、近場の温
泉へと移動を考えるが、・・・まぁ、近くの温泉って最近はもっぱら華やか
ではない「登別温泉」っちゅーことになるわね。・・・オロフレ峠経由で登
別へ降りてゆくが、峠では強烈にスコールの様な雹(ひょう)に降られるわ、
視界は落ちるは、真っ暗だわ、挙げ句の果てには「5月末なのに目の前には
雪っ!」・・・なにがなんだか分からず、改めて「北海道を舐めてはいけな
い」という出張時の標語を思い出す(笑)。

登別では冷えた体をゆったりとお馴染みのにごり湯で暖め、寒い日の方が
有り難みが増す露天風呂で幸せな休日に酔いしれる(第一弾)。。。
暖まったからだと、ぼんやりした脳みそに鞭を入れ、宿泊先である札幌の
ホテルに車を走らせ、チェックインした時点で20:50。・・・KOOLで一服
の後、予約を入れた札幌ステイではお馴染みのジンギスカン屋「めんよう亭」
へ。普段混み混みの同店だが、時間帯が偶然良かったらしく、店内にはうちら
一組(笑)。店の親父も客が少ないからか、愛想が良く(=忙しくない)和気
あいあいとした空気の中でジンギスカンを5人分消化。イモ焼酎でほろ酔いに
なりつつもやっぱりココのラムは最高じゃー!と大満足でお店を出て、向かう
は、過去の日記でも紹介をした「アイスクリームバー」こと、「札幌ミルク村」
に♪・・・ついに札幌の本店に襲撃である。感無量(笑)・・・心なしか本店
のソフトクリームの方が味が濃厚でより甘みを感じる気がした。一人3種類の
リキュール・お酒を選べるので、二人で6種類をガッツリ選び、土曜日の夜で
満席の店内の熱気に押される様におかわり分含めた二杯のソフトクリームを心
から堪能する。

・・・ツヤがたまらない、本当にクセになるミルク村のソフトっ!コワントロ
ーの分量が絶妙なのだな、これが。

・・・一杯にふくれたお腹をさすりながらホテルへ帰り、広めのソファーのあ
る部屋でマッタリと一日目の夜を過ごす。

二日目もいそいそとホテルをチェックアウトし向かうは「小樽」。時間が限ら
れているので近場まで高速で移動して美味いもの食おう!と寿司にターゲット
を絞り道を突き進む。何件か物色し、その中でも相方曰く「一番普通そう」と
いう褒めてるんだか、けなしてるんだかわからん評価の一軒に入り早速小樽で
のランチ。さくさくとおまかせの握りを注文し、目の前に広がる小樽の幸に舌
鼓♪・・・最近旅先で食ってばっかだが、俺はそういうキャラではなかった気
がするのだが(汗)。とーってもでかいエビや、美味しい白身、あおもの系に
満足し、三度重いお腹をひきづりつつ、小樽を散策。ん〜・・・どうも観光客
向けのガラス細工とか響かんなぁ、と思いつつ街歩きをするが、運河の風情や
やっと晴れた空が気持ちを晴れやかにしてくれる。

空一杯に広がるシャボン玉に誘われて歩いて行ってみると、路地裏にカフェが
あるのを発見。。。さっき食ったばっかじゃねぇか!というご指摘もあろうが、
カフェマニアのワタクシにはこの誘いは断りきれず、夢遊病者の様にカフェに
吸い込まれる(汗)。・・・ただこのカフェ、運河沿いに立てられた倉庫を改
築した一画にある訳で、店内から箱庭の様に運河の風情を眺める事ができるの
が秀逸。殺風景ながらも暖かみのある倉庫の内装にエレクトーンの生演奏(こ
れは正直微妙なんだけど)が響く。・・・湯葉兄は「田舎ぜんざいのセット」、
相方は「アップルパイセット」と、メタボリックなのかDiabetes(糖尿)なの
かわからん勢いでまた胃に食物を流し込む。

さて、帰りの飛行機の時間も迫って来ているので、千歳空港に急がねば!と時
間を気にし始めるが、運航状況をチェックしていた相方が悲鳴をあげる。

「ANA チェックインシステムダウン、18時以前の羽田発は全て欠航」

・・・はい???(汗)

説明しておこう。要するに羽田発の便が欠航という事はつまり、普通飛行機は、
どっかの空港を飛立ちどっかへ行き、そこで再び客を乗せてどっかへ行く訳な
んだけど、シップ(機材)のやりくり上、おそらく俺達の乗る便は羽田から新千
歳へ来て、そして再び羽田へ帰る設定。イコール18時以前の便がキャンセルされ
れば、新千歳に俺達の乗るシップは存在せず、当然その俺達が乗る便もキャンセ
ルになる。「連鎖倒産」みたいなもんだ。。。

やべー、東京に帰れない?・・・いや、客がチェックイン出来ないから欠航な訳
で機材故障や飛行出来ない系のトラブルではないのだから、客を乗せない状態で
新千歳までシップは飛んで来て(いわゆるフェリー)俺達の便はキャンセルにな
らないハズ・・・、いや、俺たちの便はFROM羽田のシップじゃないかも・・・
等々考えを巡らせてみるも、まぁ今更どうにもなんないし、そもそもイレギュラ
ー大好き人間である湯葉兄は「いよいよ盛り上がって参りましたー♪」とワクワ
クしながら新千歳へ急ぐ。

あ、そうそう小樽で俺達がレンタカーをしまっていた駐車場、名前が半端では
なく、その名を

「オイコラ駐車場」

という。

・・・オイコラ・・・って。。。べらんめぇな駐車場なのだろうか。。。小樽
にゆかれた際は是非皆様もこの「オイコラ駐車場」をご利用下さい。。。

空港に着いてみればやはり羽田の大混乱を受けてこっちも大混乱。いたる便が
遅延しており、うちらの便は40分のディレイ。カウンターで無駄に詰め寄るオ
ヤジや、チェックインを一時中断しているアナウンスを見逃し自動チェックイン
機の前でオタオタしているオバサンなど、なんとも「コトが起きてます」感タッ
プリ。・・・ま、うちらの便は遅れても飛ぶみたいだし、と気の緩んだうちらは
またカフェタイムに突入。

最終的に50分ディレイになった「ANA74便羽田行き」にのっそり乗り込み、無
事新千歳空港を飛立つ。少し揺れたものの、北側から廻り込む進入方式で羽田の
RWY34Lに無事(ではあるけど、直前に風に煽られいきなり高度を失ったり、接
地直前まで傾いている+接地位置がやや伸びたり、個人的には楽しんだ・・・)
に着陸し二日間の北海道は終了。締めくくりは荷物引き取りのテーブルに我が
RIMOWAちゃんがトップバッターで現れた事!満席569名搭乗の便の荷物で先頭!
なんだかメデタイので気分を良くしてみた(笑)。

さ、明日からの一週間も頑張っていきまっしょい。。。


nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 2

渡硝子

いつぞやはどうもでした。渡硝子です。
小樽に行っていたのですか。
私も小樽でシュールな道路標識を発見しました。
その名も「この先海」。
柵もない海沿いの道に建てられた標識なのですが・・・。
この人を突き放したセンスはある意味アートだと思います。
URLにリンクしましたので、宜しければご覧あれ。
by 渡硝子 (2007-06-03 00:01) 

Yuba

ども!すっかりレス出来ず失礼しました。
この標識、昔悲しい事でもあったのでしょうか。。。
by Yuba (2007-06-14 03:20) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。