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【Car】・・・たまにはクルマのお話でも [Motor & Car]

まぁ旧知の間柄の人には湯葉兄が車マニアだってのはよく知られた話ですけど、そのへんを知らない人もまぁまぁいるかと思われるので、っつーのと、まぁ好きなんだしたまには車の話でもしてみようか・・・って事で今回はそんな車のお話でございます。まぁ何回かに分けてちょこちょこ、とね。


んで、よく日記にも出てくる湯葉兄が普段いろんな所へ乗って行っている車。こいつは「BMW M3 Cabriolet」という名前で、世の中で言う「BMWの3シリーズ」って奴です。普通の3シリーズは「BMW 325i」とか「BMW 335i」みたいな数字のお名前なんですが、おいらのは「M」と「3」の組み合わせ。ちょっと普通のBMWとは法則違いますよねぇ。

BMWの場合数字の頭から「シリーズ名」+「排気量」を意味していたりして(最近例外あるんすけどね)、法則を覚えれば非常に覚え易い車名なんです。たとえば3シリーズの「325」の場合、「3(シリーズ)の25(=2,500cc)」って意味になります。だから、同じ「3」が一桁目にある場合、後ろの二桁の数字が大きい程エンジン排気量が大きく力持ちで、一般的には装備も豪華になって行く訳です。で、他にも「5」シリーズだったり、「7」シリーズだったり、まぁ色々あるんですが書き出すとキリが無いのでこの辺で。。。あ、ただもう一つよぉぉ〜く車を見ている人に残る疑問として、「325i」って書いてあるあの「i」ってなんやねん?っておはなし。これは、昔今とは違う「キャブレター」という気化燃料混合装置が主流だった頃、すんごいカッティングエッジな技術として「インジェクション」という燃料噴射方法が開発され、一部のBMWにも搭載されたんですが、その「Injection」が搭載されたイケテル車だぜベイベー的主張として「Injection」「i」が数字の後ろに付けられた名残です。

はい。

そんな法則を無視した湯葉兄の車は通称「Mライン」と呼ばれるヘンテコな車で、簡単に言ってしまえば「より速く走る為に、設計段階からベース車両を見直して作られた特別なラインナップの車」ってことだと思います。普通の3シリーズをベースに、車体の基本構造(シャーシ)やボディの剛性、サスペンションやら制御するコンピューターのプログラムに至るまでとにかく別の車を作る勢いで手が加わっています。もちろん、一番のポイントでもあるエンジンは専用設計、異常な程のテマヒマ掛けて開発され、気軽に乗れるものの、その性能や込められた技術は大袈裟に言っちゃえばスーパーカー的世界ですな。


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銀座の街中を20km/hで走っても別に何も起きませんし、やる気になればそのまま1.8tある車体を300km/h近くまで加速させる事が出来る。そんなアホなエンジンを積み、操縦性を備えている車が「Mライン」の「3シリーズ」である「M3」という事になるのです。


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中でもおいらの乗っているのはもう少し変わっていまして、写真等でご存知の方も多いでしょうが「オープンカー」です。えぇ、屋根空きます。ヨーロッパでは「カブリオレ」と呼ばれ、アメリカでは「コンバーチブル」と呼ばれる、まぁ要するに「オープンカー」なので、正式には湯葉兄の車は冒頭にも書いた様に「BMW M3 Cabriolet」となるのです。格好悪いから良い子のみんなは決して「BMW M3 OpenCar」などと覚えない様に。


屋根は3層になった幌で覆われていて、室内にあるスイッチを押すだけの全自動で開閉をしてくれます。開閉に必要な時間はちょっと長めの25秒程度。綺麗に折り畳まれた幌はトランク上部に儲けられたストウェージ(格納庫)にパタンと収納され、その上からボディが閉まり、屋根を開けた状態でもかなり綺麗なボディラインを維持してくれる訳っす。安全性確保の為にサーキットを走っている時は、専用の「アルミの屋根」を被っていて、ちょっと見慣れない格好になっています。見分け方は、屋根が真っ黒だったら「幌」、ボディと同じ色だったら「アルミ屋根」を装着しているという事です。つまり上に貼った写真は・・・どちらか判りましたね?


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(これがオープンの状態) Photo by Motosuke Fujii


そんな「M3 Cabriolet」はBMW Japanでの正規ラインナップにはなく、欲しくても買えない車だった訳ですが、一部のマニアだけが個人輸入で日本にドイツ本国から持って来ました。そんなこんなで正確な数は数えられてはいないですが、日本にはこの「M3 Cabriolet」が10台〜20台はあるだろうという感じです。街で見かけたら恐ろしい確率だ!っちゅー事になりますが、東京にはやはりこういう希少な個体は多く集まる傾向にあり、湯葉兄も街で数回すれ違っていたりします。


ひょんな縁からそれまでの「普通に屋根の付いた」M3から、この「屋根のない」M3に乗り換える事になった訳ですが、乗ってみると屋根が開くってのは恐ろしい程癖になる訳で、今頃の季節なんかはガバッっと屋根を開けて軽井沢辺りを走ると俗世に帰って来る事が難しい位気持ちよいのです。。。且つ、多くの人が誤解していますが、この屋根を開けた状態の室内。めっちゃ快適。たいていの人のオープンカーのイメージは「髪が乱れて嫌だ」とか「風に常にさらされるから寒そう」って感じだろうけど・・・

風とか入って来ないから。

最新の風洞実験で作られたボディなので、屋根を開けていても左右の窓を立ち上げてしまえばあり得ない速度で煙草を吸っていても、その煙は垂直に上に立ち上るのね。で、屋根の無い部分で一気に後ろに消え去る。つまり、女の子の髪が乱れるなど・・・ないのでございます。

更にオートエアコンやら、シートヒーターやら、分割温度設定が可能な胸と足下の吹き出し口などのおかげで常に乗っているおいらたちは適温でたまに頭上でそよぐ風を感じながら心行くまでオープンエアーを楽しめます。かつてサーキットで熱中症になり、経口点滴液を飲みつつほぼ死人の様になった湯葉兄がマイミクなかじじの運転するM3 Cabrioletで帰って来た時も、屋根は空いているにも関わらず爆睡して、気がついたら高速に乗っていた。・・・そんな位室内は快適に保たれます。

そんな有閑マダムが乗る様な快適なオープンカーでもありますが、基本骨格はやっぱり「M3」。毎月の様にサーキットやジムカーナ場で高負荷な走行を強いても音を上げる事は無く綺麗に回り続けるエンジンや、極限の領域で非常にコントロールしやすい動力性能はへたくそな湯葉兄にも安心な心強いパートナーとなってくれている訳なんざんす。


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(ドリフトさせてもボディが軋んだりはしまへん・・・)


こんな一風変わっていつつも愛らしい湯葉兄の愛車。色々マニアックなネタはあるんだけど、すこしずつ書いて行こうと思います。(まぁ、あんまり興味ある人少ないだろうけどなぁ・・・)

書きたいネタは一杯なのだけど、長くなりそうなので第1回目はこのへんで。
たまには車にどっぷり浸かる週末も復活させたいなぁ、って気分っすよ。

ほいでは。
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