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【Thesedays】デジカメ復活・・・そして近況

んで、死んでいたデジカメですが。結局の所、今後の頑張って撮影するデジカメ領域は
デジタル一眼にシフトするっちゅー結論で、持ち歩くデジカメは使い慣れた奴がえーやろ?
と、今まで使っていたものと同じ物をヤフオクで落札したりして・・・。

てな事で、日記に無事画像が付く状態に復帰です♪

さて、この3連休、ひさしぶりに休みらしい休みだったので、ヌクヌクしつつ、溜まった身
の回りの処理を諸々こなしていた訳ですが、来年に向けて考えなきゃいけない事も色々ある
訳で・・・。


↑ 休日の朝。薄暗い部屋にもなんだか朝のサワヤカな感じが伝わってきたりして。でも、次
はもうちょっと広い部屋とユーティリティーの高い部屋にしようと部屋漁りを続ける今日こ
の頃。色々物をディスプレイするにしても、効率の良い光の入り方や、空間の利用が出来な
いとつまらない。


最近部屋では一時のスタバ攻勢が終わり、元通りの紅茶ライフ。基本的にものぐさなので、
大量のTeabagを保有していたりする。・・・もちろん茶葉の方も大量にあるけど、結構Bag
を使ってしまったりする。ちゃんと蒸らせば、そこそこ楽しめてしまうので。部屋での愛用は、
昔から変わらず「Ronnefeldt」が中心。他にはフレーバードの「Fortnum&Mason」がちょ
こちょこと。

美味しい紅茶が楽しめるテラスでも部屋にあれば・・・と思うが(汗)。
冬の寒い時期はコーヒーより、紅茶の方がやっぱ心が温まる気がする。普段から、カフェイン
系をオーバードーズしている生活なので、ほぼカフェインが効かない体質になっていて、寝る
直前に飲んでもグッスリ寝ちゃうのだけど、ゆったり紅茶を飲みながら一年を振り返る時間を
もう少し持てればいいなぁ、と思うが、12月はどうなるのだろうかね。


休日の1日はとある用事をこなしに、相棒シミちゃんと現地で待ち合わせて新横浜の車屋さんへ。
西船橋の駐車場から湾岸をぐわーっと少しずつ冷え込んでくる東京の冬の空気を思いっきり感じ
る為にフルオープンで走る。あんまり知られていないけど、オープンカーの楽しみの一番は冬。
シートヒーターとエアコンを冬設定に切り替えれば全然寒くないのが近年のオープンカー。頭の
上に流れる空気がヒヤッとするのが気持ちよい位。周囲の騒音に負けない様にやや大きめにカー
オーディオの音量をセットして流す湾岸は至極の時間。暮れて行く工場地帯の作業灯や、遠くに
霞む羽田からの離陸便の灯りを眺めつつ、ちょっとだけ暴力的なエキゾーストを吐き出しながら
小1時間のきままなドライブを満喫。


新横浜のお店が終ってからは、久しぶりにスギ、ニシ、にんじん、けんを含めた仲間達と中華街
での夕食。猛烈に辛いが猛烈に美味しい麻婆豆腐や、スーラータンスープをゆ〜っくり食べなが
らの近況報告。日付が翌日に変わった頃に、近くの駐車場に止めたおのおののBMWのエンジンに
火を入れ帰路につく。

・・・けど、シミとは諸々のレビューを兼ねて地元のファミレスで朝5時まで。考える事が多すぎる。

そんなこんなで、今は紅茶を飲みつつ、年末の海外脱出をどこにするか、さっき本屋で買い込ん
で来た色んな本を読みあさっている最中。どっか、いい所ないですかねぇ・・・。寒い所は今回
パスで。(出張で、軽井沢、帯広、青森と寒い所はイナッフっす。。。)


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【Holiday】光の館

8月25日早朝6時半。握り締めた携帯に表示される時間に驚く。

お・・・、俺5時40分に起きたハズじゃ・・・(汗)。
「起きたはず」の時間からゆうに1時間が経過し、集合時間である「6時50分」まで既に残り20分。。。

間に合わんやんけ・・・。

猛烈に支度をし部屋を飛び出す。この時点で「集合時間」。・・・まぁ新幹線は7時53分だから間に合う
でしょ?位の勢いで、日比谷線から丸の内線を経由し東京駅へ。・・・同行するあやのから電話が入る。

「新幹線でちゃうよー」
「え?53分でしょ、ギリギリじゃない?」
「・・・いや、48分・・・」

間に合わず(沈)。

一緒のツアーとなる他の7人は「Maxとき307号」で出発。チケットを握り締めあやのだけが東京駅へ残
って合流、2人で1便遅れに搭乗し追いかけることとなる。おきぬけで血圧があがらない状態のまま、飲ま
ず食わずで新幹線のイスに腰掛ける。コーヒーでもと思うが、自動販売機は遥か4両先・・・。「飛行機
だったら飲物持って来てくれるのに・・・」など、ブツブツ言うも事態は改善せず、とぼとぼ4両歩き少
ない選択肢の中から一本を購入し飲む間にもテクテク新幹線は進んでゆく。

前置きが長くなったが、今日はかねてより告知していた「光の館ツアー」である。・・・光の館とは、
直島や金沢21世紀美術館でも作品を展示している光の芸術家「ジェームズ・タレル氏」が発表した作品
の名前。ゲストハウスそのものが作品であり、滞在生活の中で彼の作品世界を体感できるインスタレーシ
ョン空間であるそうだ。

12.5畳ある和室"Outside in"は可動式の屋根を持ち、開け放つと生の空が居間に出現!。
日没の時間帯には、室内間接照明の光量を変化させるプログラムとの相乗効果で、空の色をより印象的に
体験することが出来るという。・・・そんな光の館と中越の湯、食を満喫するために計画されたのがこの
ツアー。昨年の「讃岐うどんを愛でるツアー」でお馴染み「YubaDaraツアー社」の主催プログラムである。
ま・・・要するに・・・

幹事大遅刻(滝汗)

なのである。1月のスキーツアー以来の大失態であるわけで。。。

越後湯沢駅に約30分遅れで到着し、なんとか無事他の参加者と合流。レンタカーをピックアップし、一路
向かうは本日第1のアクティビティー「ジェラート工房ヤミー」でのジェラート試食。・・・のどかな田園
風景の中にポツンと建つかわいい建物がその目的地。様々なジェラートが並ぶショーケースを見ながら参加
者が思い思いのジェラートを注文し、試食してゆく。おいらは妙に気になった「イチゴ大福ジェラート」を
注文。ちゃんと大福の皮が編みこまれていて大福感を味わうことが出来る。・・・けど、スイカやカボチャ
の様な単純なジェラートの方がこのお店は美味しい様だった(笑)。


それなりに行程的に忙しい我々はそそくさと車に乗り込み次なる目的地「小嶋屋総本店」へ急ぐ。
新潟といえば「へぎそば」で有名だが、このへぎそばの名店としられる小嶋屋の蕎麦を食わねばなるまいっ!!!


小嶋屋のそばは、大正11年、新潟県中魚沼郡川西町中屋敷(旧千手村木島)で、産声を上げたそうな。
創業者は小林重太郎、当時30歳。麹屋の六男として生まれた重太郎は長年の努力研究の末、海藻(布海苔)
つなぎのおそばを考え出しましたらしい。「小嶋屋」の商号は姓の小林の「小」、と当時の町名の木嶋の「嶋」
からとったと伝えられている。十日町は魚沼産コシヒカリの中心的産地であり、また昔から織物の産地でもあっ
た。機織りの工程の、板張りの時に糊として使用された布海苔の主成分である「フノラン」という粘質多糖をつ
なぎに使ったのが小嶋屋そばの特徴。・・・一般的にはそば粉七〜八割、小麦粉二〜三割りを使い、水で蕎麦は
打たれるもの。つなぎは小麦粉のほか、自然薯、山ゴボウの葉、卵の卵白などが使われるのだが、小嶋屋では布
海苔になっているのだ。布海苔を使った越後そばは「へぎ」という器に盛られ、これが「へぎそば」の名の由来に
もなっているざんす。独特の喉越しと歯ざわりで、小麦粉つなぎのそばと違った味わいが楽しめちゃう。うどん
のようにつるつるしていて、しかもそば本来の風味なのがこの小嶋屋の蕎麦。

能書きがながくなったが、この蕎麦、とりあえず食えばわかる。めっちゃ美味い。のど越しが良いくせに、蕎麦
の風味が口いっぱいに立ち上がり、生わざびがピリっと全体の味覚を締めこんでゆく。ニハチ蕎麦や10割り蕎麦
の野趣溢れる味も悪くはないが、どんどん食べれるという点ではこの蕎麦に叶う蕎麦はないのではないだろうか?
・・・揚げたての天婦羅と一緒に堪能する。


蕎麦を食べたら、次は風呂やろ?ってことで真夏の日差しを浴びながら10人(途中参加のstrawberrycandyを
ピックアップしたので)が、2台のワゴンに分乗し目指すは近場の温泉。中越の自然が見渡せる露天風呂でしばし
長旅の疲れを癒し(早すぎるだろ!)、銭湯と勘違いしてかコーヒー牛乳を飲み干して、終わり行く夏の夕暮れに
郷愁を感じてみればもう光の館のチェックイン時間が迫っている。

ナビに導かれ「光の館」に着いてみると・・・。おぉ!見事な日本家屋?がそびえている。小高い丘の上にひっそ
りと建つ館は、みてくれだけ考えれば重要文化財の匂いがプンプンしている。

・ ・・これ一棟貸切とは贅沢な。


思えばdaraから「光の館」案件を持ち込まれ、深夜に予約作業をしたのが2月。もう半年経っております。
というか、この館は人気がありすぎて予約を開始する半年前の段階でSOLD OUTしてしまうのだ。ということで
温めに温めた館への宿泊がやっと叶いましたっ!管理をしている学芸員の人に導かれ部屋へ入り、最大の見せ場
である「Outside in」の稼動方法などのインストラクションを受ける。

チェックイン作業も終了し、我々10人のみになった光の館。・・・早速屋根を開け放ち新潟の空を体一杯に浴び
てみる。


・ ・・えらいこっちゃっ!

むっちゃ気持ちよいっ。。。開け放った屋根、というか窓・・・というか、要するにOutside inからのぞく青空
はほんの少しの雲がかかったちょっとだけ秋の色。開け放った窓からも心地よい風が入りなんだか日本家屋って
良いのね〜と考えも新たにする瞬間。時計を見れば、18:30頃から始まる「日没イベント」の開始まであと30分
を切っているので、買い出しや風呂などは後回しにしてしばしみんなでボケーっと過ごす。あら、こらまた贅沢。


そして、いよいよ日没イベントが開始!・・・大広間の天窓の下に頭を中心に放射状に寝そべり空をただ見上げ
るだけ。サウンドもびっくりする様なエフェクトもない。ただ少しだけ屋根周辺を照らしているホリゾントライト
(間接照明)の明度が変わるのだが、空を見続けている俺達にはその変化はほとんど(というか全く)気付く物で
はない。

気がつけばどんどん暮れて行く空。いつしか明るかった新潟の空は漆黒の闇へのカウントダウンを開始している。
それに呼応して、部屋の中の灯りは空の蒼の補色となるオレンジ色が充満しより空の色を強調し錯覚を作り出して
いる。暮れて行く空・・・その経過を写真で共有してみようと思う。・・・実際にはこの空に吸い込まれそうな位
不思議な感覚というか、浮遊感を味わう事が出来る。

そして、こんな感じで空は暮れて行く・・・


いよいよ漆黒の闇が訪れ、ショーは終わりを迎えた。


寝起きの様ななんともいえない浮遊感でしばしみな言葉がないが、やっとの思いで口を開こうとすれば、ショー
の途中で届けられていた夕食の香りが部屋を満たしている事に気付く。・・・そうね、みんなで夕ご飯にしまし
ょうっ!ってことで、予め注文をしておいた「まかない御膳」を揃って食べる。・・・なんだがおばぁちゃんの
家に夏休みに遊びに来てご飯を食べている様なフワフワした感じでご飯を食べる。部屋は間接照明のみのほのか
な灯りのみで薄暗く、遠く眼下に広がる十日町の灯りも他人事の様に思えてしょうがない位の孤独且つ、浮世離
れした景色。


・・・で、この宿のハイライトはもうひとつある。それは「風呂」。ジェームズ・タレルが考案したこの不思議
な風呂は、入口と浴槽の中に3本の光ファイバーが通っているのみ。だから写真の様にとっても暗い。ファイバー
とうっすら灯りが反射する水面以外に光を発するもののない暗闇に水音だけが静かに響く。参加メンバーの野郎
4人全員での男風呂。このファイバー効果は湯に浸かって初めて効果を現す。・・・なんと体が光る!ファイバー
が発する光が水を導体として伝わり、体に反射し、体だけが丁度ブラックライトに照らされた白いシャツの様に光
を発するのだ。これ、結構気持ち悪いが、なかなか楽しい。そのボヤ〜っとした体の灯りが風呂を照らし少しだけ
空間が明るくなるが、それでもそれは「ほんのわずか」。とりあえず顔の判別もつかんような真っ暗闇で少しヌル
メのお湯をゆ〜っくり堪能する。

※ちなみに普通の感度のカメラではぜ〜んぜん撮れない。撮れてもこんなもんなのだ・・・↓


風呂の後はまったりと買い込んだお菓子を食べながら話を続け、一人、又一人と眠りの森へ消えて行く。こういう
場合大体最後まで残るおいらではあるが、ここしばらくの恐ろしい程の過密スケジュールには勝てず、早々に眠ら
せてもらった。。。

・・・寝たのもつかの間、朝の3時50分には、日の出を見る為のプログラムが始まり、再び屋根が全開となる。
おいらは半分寝ながら眺めていた物の、まぁ要するに暮れて行く空を逆回転させた様な景色が展開されている。
・・・なので、90%は寝ていたと思う(汗)。


起きてみれば、参加者の一人であるO氏が腕によりをかけて作ったコンチネンタルブレックファストがテーブル
に並んでいる。明らかにこの宿には似つかわしくないが、清々しい朝の風と高原風の立地と相まって、アンバラ
ンスバランスでなんだかとってもグー。フランスパン(え?コンチネンタルなのにクロワッサンじゃないのか?
って?・・・まぁいいじゃん・・・)にアスパラ入りの超オサレな目玉焼き、サラダにコーヒー。こういう朝食
に落ち着くのは日本人ながら申し訳ない気持ちで一杯であるが、しょうがない。。。バクバク食べた後はいそい
そ片付けをしてチェックアウトに臨む。・・・ほんの17時間を共にしただけの宿だが、こんなに手のうちに入る
宿も珍しい。あと数泊まったりいても良いなぁ・・・という位の心地よさ。是非次の来訪では雪化粧に囲まれる
真冬の光の館を味わってみたい。


宿の人にお礼を言って、レンタカーに乗り込んだ後は柏崎の海を見に行く。先日の中越地震で大騒ぎになってし
まったエリアだが、確かに海へ向かう道が途中で3m以上陥没していたり、海沿いの遊歩道が波打っていたり爪
痕は隠しきれない程、ダメージが深刻さを事実として目の前に見せられている。綺麗な海沿いの公園の横に立て
られた仮設住宅。人生本当に一寸先は・・・だと思う。だから僕たちも楽しい時間は本当に楽しい物としてしっ
かり享受すべきだし、世の中で何が起きているのかしっかり知っておく必要がある。だからといって何かを必要
以上に我慢するのは少し筋が違うと思うが、そういう意識があるのと無いのでは大きく違う、それだけは理解出
来た。世の中に平等など無く、幸せな時間は均等に降り注ぐ事は無いのかもしれないのだから、だからこそ幸せ
な時間を幸せと感じる事を止めてはいけないのだろう。


近くのホテルでジェラートを再び食べた後、レンタカーは最終目的地である「松之山温泉」へ向かって行く。
深い山間に踏み込み見えて来た温泉郷はなんともひなびた情緒あるこじんまりとした温泉街。最近はいわゆる立ち
寄り湯専門の宿っぽいところばっか(良く言えばていの良い健康ランド)行っていたせいか、温泉宿っぽい本格的
な湯に浸かるのは本当に心地よい。・・・松之山温泉は日本三大薬湯で知られる名湯。多少ぬめっとした湯は源泉
が92度ととても熱く、最初は熱過ぎてすぐ出ちゃうだろうと思ったが、一度湯になれると体への当たりがやわらか
く、思ったよりも長時間湯を味わう事が出来、身体の芯まで暖まる事が出来る。まぁ、要するに冬に来た方がもっ
と気持ちよいと思える物だわね。・・・ただ、この週末は猛暑がやや和らぎ、秋の風が吹き始めている様な日和だ
ったので、温泉宿を出て駐車場まで歩くその道すがらはなんだか一年が暮れて行くそのほんの少しの序章を味わっ
た様な、少しだけセンチメントに溢れた風を楽しむ事が出来た。


レンタカーのドアを閉めてエンジンをかければいよいよこの「光の館」に始まった旅も終わりが見えてくる。途中
寄り道をしながら車を進めるが、1時間もかからない程度で越後湯沢の駅に到着、レンタカーを返却し各自お土産等
を買った後、東京へ向かう「Maxたにがわ420号」に飛び乗り、たくさんの癒しをくれた新潟を後にする。
・・・ひさしぶりに新幹線の座席を対面着座に変更したりしてベッタベタの団体旅行?を楽しみつつ、夕暮れの中を
突き進む新幹線は、わずか1.5H程度で東京駅へ滑り込み、全ての行程が終了。三々五々電車のホームへと姿を消し
、構想半年、実行2日(笑)の「光の館と上越の湯を愛でるツアー」(本当は中越だったが・・・)は幕を下ろした。


【今回この旅に参加した奇特なメンバー達】

dara
Yu☆ba
Noriko
デンちゃん
Kunisadaっち
あやの
strawberrycandy
Kakeuchi君
まゆみ
O石君

以上10名。

次回「(株)Yubadaraツアー社」はどこへ出掛けて行くのでしょう???

乞うご期待!


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【Holiday】The Thesedays(Kasai-Rinkai Park⇒Yakatabune⇒Hokkaido)

なっかなか日記を書けていないが、それなりに活動をしていた訳で、最近視界に入ったランド
スケープをつらつらと書いていきたいと思います。

某日。

36度になろうかという気温の中、外界とは違いがっちりエアコンの効いた車内から見える
「84cafe」の文字。

あぁ、ここか・・・。

この「84cafe」は、大学時代の友人が開いた千葉県は新浦安にある「まったりカフェ」の名称。
特別な事情により、普通のマンションの1F(=住居空間)を商業利用し、カフェを開いている。
普段は奥さんが店を切り盛りし、本人は普通にサラリーマンをしている、結構理想的な人生の形。
あいにく思い立って訪れた日はリニューアルオープンに向けての改装作業中だったけど、友人K
はウッドデッキ部分の回収作業をしていたので会うことが出来た。改装中の店内でグレープフル
ーツ100%の美味しいジュースを飲みながらの簡単な近況報告。寝起きのご子息も登場し、吹き
抜ける心地よい風を感じる穏やかな日曜日の1コマ。

●「84cafe」(http://www.84cafe.com/

そのまま近くの公園に移動すると、新浦安の再発見。・・・こんな住み心地の良い場所だとは思
わなかった!雑然とした建売住宅の並ぶ北側とは違い、海沿いの南側(最近の開発地域)は、緑
やユーティリティースペースを広く取ったやや西海岸風の快適なレジデント。降り注ぐ太陽を浴
びながらしばしマッタリ。周囲は芝生ではしゃぐ子供たちや、ゆ〜ったり散歩するカップルなど
「幸せ団地(なんだこの表現)」みたいな風景が流れている。目黒の狭い部屋で都心の利便性を
感じるか、こういった少し離れた土地でゆったりと休日は人生の速度を落として暮らしてゆくか
人それぞれだと思うけど、目の前に広がる海はなんだかとっても魅力的。内陸にあるベッドタウ
ン的な街にはない魅力にあふれていると思う。


そんな新浦安の隣は葛西臨海公園。ここも侮れない。東京湾にもこんな癒しがあるのか?という
位やさしい空気に溢れたその広大な公園は、地上117mにも及ぶ大観覧車に乗ることで、東京、
千葉を一望できる。・・・観覧車も良いが、海沿いのエリアはもっと最高。静かに押し寄せる内
海の波を眺めながら、大きな東京を外から眺めることが出来たりする。東京の海にある独特の
「ベイフロント」感はまったくなく、湘南なんかのゆったりと優しい風をここでは感じることが
出来るハズ。偶然にも綺麗な夕日に遭遇し、都心に沈む夕日を見ながら覚えるのは空腹感。。。


更に某日・・・

夕暮れ時、暗くなる景色に呼応してイソイソと夕食や家路に急ぐ人たちに逆らいながら品川インタ
ーシティを抜けると目的地は現れた。「屋形船大江戸」。今夜はBMWのオーナーを中心とした人脈
での納涼屋形船。マイミクKamaさんからお誘いを受けた訳だが、参加メンツを見てビックリ。
僕が大学時代に最も参加していたBMWオーナーズ最大のサイト「BMWおたっきーず」創立初期メン
バーの方々がゴロゴロしている。僕にしてみればちょっとした同窓会みたいな感じ。


天王洲アイルを抜け、東京湾の内側から目指すは屋形船の定番「お台場」。屋形船の定番である天
婦羅以外の美味しい食事も出る位、最近の船はサービスが進化している。やや揺れながら到達した
お台場で、天婦羅に舌堤みを打ちつつ久しぶりの再会に花が咲いたりもして。大学時代から考えて
10年も経つ俺がまだBMWに乗り続けていることもなんではあるが、皆さんも結局BMWを降りずに
色々モデルは違えどBMWに乗り続けている事が面白い。そういう意味ではBOHP(BMWおたっき〜
ず)初期のメンバーのロイヤリティは高い!と思わざるを得なかった。


湾の風は回るので、色々な方向から風が当たるが、偶然にもこの日は気温が低めだったので船外に
出てタバコを吸うのが心地よい。前日、前々日だったら出るのもいやな位蒸し風呂空間だったと思う。
・・・この日はもうこれで3週連続で週末に顔を合わせているマイミクE.Kと、転職&結婚が決まり
新しい人生へ一直線のマイミクバサちゃんが一緒。案外込み入った話をする時間などなく、なんと
はなしに楽しげな話をしつつ、E.Kに「さっさと46M3買っちゃえよ」と悪魔の囁きを、屋形船にいる
全員で大合唱する「囁かない囁き」をダメ押しする夜だった。

●左:湯葉兄、中:バサちゃん、右:E.K
撮影:「オジキさん」

「ねぇねぇバサちゃん、隣の屋形船は女子大生のコンパだよ?」
「うぇっ!マジッッ!!!」
・・・という会話なのかは記憶にないw

屋形が終わればそのままKamaさんemiちゃんのお誘いで、今年に完成したばかりのKama邸へ。
まぁ、ぶっちゃけ凄いすわ!随所にこだわりがあるっちゅーのは当然のこと、空間の使い方が贅沢
&いやらしい(笑)。リビンクからガレージに収まった愛車が見れちゃうなんざぁ趣味人の極みで
しょうな。・・・ここには相方は連れてこられない・・・そう心に固く決心をすると共に、一緒に
訪問していたマイミク(というよりも旧知のBMW仲間)ベアっちと「なんて危険な家なんだ」と
感想を漏らす。残念ながらベアっちは相方同伴だったのでダメージは計り知れない(笑)。


なんてこと思っていると、ガレージが見渡せる窓にへんてこなピンク色の物体を置いて写真を撮る
キモオタ(いや友人?)がいる。

『モグタンのお宅訪問』 収録中!

そう、ここにはE.Kも同行していて、素晴らしい部屋に嘆息を漏らすどころか「モグタン日記の美味
しいネタ仕入れた!」とばかりに炸裂するオタク行為っ!更に稀有な(EKの操る)モグタンファン
を公言するemiちゃんに乗せられて普段の仕事以上に真剣なまなざしでモグをフレームに収めてゆくE.K。


人んちでやりたい放題・・・

アイボリーのソファーに腰掛け、スパークリングワインとドライフルーツ、少しからだが冷えた頃
には煎れたてのコーヒー・・・。これでシガーでもあれば完全になんちゃってセレブなのだが、
話題はクルマ(笑)。透明なダイニングテーブルや超高級システムキッチを横目に見ながら、結局
話すのは「このAMGどう思います?」「え?これが何か?」「超かっこいいと思うんですけど」
「いや、全然・・・」みたいなクルマオタクワールド。


深夜に差し掛かる頃、Kamaさんに送ってもらい帰宅。

で、部屋についたらそのままパッキング。仮眠はほぼ取れずに向かうは羽田。

荷物を預け、signetでコーヒーをすすると目の前には安部首相外訪用に待機している政府専用機の
姿が。割とおいら、このV-1、V-2スロットに政府専用機が駐機しているのを見かける。


サクッとANA51便で新千歳へ。今日は日曜日だが、お仕事でござる。新千歳でレンタカーをピック
して、様々なロケーションを走り回る。資料と照合し、実際の場所を見て、風景を見て、資料をもら
って・・・。借りたSWIFTはどうもこうも最悪の乗り心地。特にCVTって何度乗っても車じゃない(鬱)。
加減速が気持ち悪いし、ブレーキ時に勝手に落とすシフトがどうもチグハグ。こんな不出来な変速機
をよく使ってるなぁ・・・ユーザーからクレームこないのかね?


ま〜とにかく走りましたわよ。でもロケハンとしては平凡な距離の伸び。夜に旭川のホテルにチェ
ックインして、飯を食い、部屋に戻ってからが第二の本番。北海道に持ち込んだ別の仕事の資料作成。
MacBookを開き、Keynoteをグイグイ使って資料をあげてゆく。力尽きてはタバコを吸い、午後の
紅茶を飲み、ミスドを食べる。典型的頭脳肉体労働時のワークスタイル・・・。途中でチョコラBB
(濃縮)を体にぶち込み、眠気を極限まで抑えて更に資料作成は続く。夜中に東京と電話で打合せを
してそこの部分の反映も行い、資料が完パケしてみれば・・・

あ、空明るい。。。


今日も眠れんのかっ!!!(汗)

朝6時半、東京でデータを待つクライアントへSkypeを利用して超大容量ファイルを送り届け、朝食
タイム。荷物をまとめてチェックアウトし、ロケハン2日目へ突入っ!!!


ってことで、色々見た2日間。屋形からぶっ通しで考えれば3日間。ほとんど寝てませんなー。
猛烈にお盆の余波で込み合う新千歳空港で札幌ラーメンを胃に入れ、宮腰屋でコーヒーをすする。
お土産?そんなもん買う気力ねーっつの。タバコが吸えない全館禁煙の新千歳空港のオアシスを求め、
さっさとゲートを通過し再度signetへ(ここは喫煙者用のラウンジ部屋もあるしね)。ギリギリまで
ラウンジでコーラを飲みつつ、ANA82便へ飛び乗る。北海道がもう日中でも25度ちょいで涼しく、
初秋の雰囲気さえ漂わせて快適な空間だったこと。夏の美瑛の美しさをやっと生で見られたこと。
帯広空港ってマジ田舎なのに唖然としたこと。本来なら本当に気候が良くて快適なシーズンに北海道
にいたはずなのに、残ったのは次なる資料制作と疲れ(笑)。2日間のロケハン合計距離は約800km

・・・平凡な記録に終わった。


そんなこんなで過ぎた2週間。ほのぼのした日もあれば、地獄の勤務もあり。来週、再来週もイベント
続きで折角の愛車にも乗れない日々が続く。・・・大好きな秋の夕暮れ時のヒヤっとした空気の感触を
一足先に北海道で味わえたことを思い出し、幸せに浸る頃・・・満員の乗客を乗せた82便、
Boeing747-400は横風に煽られながらも羽田空港RWY22に接地し、週末の旅と、このクソ長い日記
に幕を下ろすのであった。

神出鬼没の湯葉兄地方編・・・まだまだ終わらんのだ、これが。
近日UPの「新潟編」もお楽しみに・・・(汗)


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【Hobby】welcome my new generation.

You know what?

Coming soon.



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【Holiday】Tokyo Disney Sea

水曜日、平日にお休みを貰っていた湯葉兄は相方の強い希望もありちょー
ひさかたぶりに「似合わない」東京ディズニリゾートに立っていた。

今日は「Sea」の方。はい、大人ですから。

舞浜駅から、ディズニーリゾートラインに乗り、一路シーを目指す。この
リゾートライン、ディズニーフリークにはお馴染みだろうが、電車の中の
手すりと窓が「ミッキー」の形。手すりの形などは結構インダストリアル
デザインの中でも

「い〜んじゃない?」

って思う感じで、この段階からワクワクさせてくれる演出がディズニーな
らでは感か。滅法強い日差しのもと、サングラスをロッカーに入れた鞄の
中に忘れ、明るい所に弱い眼にはいささか拷問なるも、ノッタラノッタラ
と会場内の散策からスタート。


・・・っていうか・・・

・・・あれ?

・・・空いてない?

・・・メッチャ空いてない???


とにかく「ガラガラの園内」。。。
平日とはいえ、こんなに空いていて良いのか?と思う本日のディズニーシー。
最終的に、一日のアトラクションの待ち時間は最高でも10分程度、ほとんど
が5分待ちか即乗りの楽園状態。とにかく今日は空いている事を認識した湯葉
兄と相方の二人は猛烈にアトラクションの制覇にとりかかる。

「Center of the Earth」
「海底20000マイル」
「シンドバッド」
「レイジングスピリッツ」
「インディージョーンズ」
「Storm Rider」

などなどのメインアトラクションに加え、結構どうでも良い奴もこなしながら
まーったり回ってもまだまだ時間は午前中。写真撮影のあるインディージョー
ンズは、撮影ポイントの発見後にとにかくヘンテコな写り方をしようと何度も
挑戦し、4度目にやっと満足の行く写真が撮影され、ホクホク購入してみたりす
る。(こんな遊園地の写真あんまり買う人いないよな・・・汗)


マリーちゃんのボトルキャップを買わされ、猛烈に似合わないものを持ち・・・、
茶を飲むとこの様な恐ろしい絵図が完成。あやうく「耳」も取付けられる所だっ
たが、これは逃げる。・・・しかしジーパンからはミッキーの手が何故か生えて
いる。おい!これチケットホルダーだっつーから買ったけど、誰もチケット確認
してねーじゃねぇかっ!(怒)

・・・え?しないでしょ?

・・・そんなのすっかり忘れてたよ。

ミ、ミ、ミ・・・ミッキーの手・・・。帰りの総武線までぶら下げたまま忘れて
帰っちまったじゃねぇか。どうしてくれるんだ。


かなりマイナーなスポットでCarefree氏の様に宣材写真を撮ってみるが、慣れな
いだけあって、氏の様になりきった写真が撮れずがっかりする。・・・まぁ、で
もこれは日本ぽくない写真なので結構好きだったりする。


日も暮れる頃にはほぼ全てのアトラクションに顔を出し、猛烈にまったりとチュ
ロスなんぞ食べながらちょっとだけ異国ムードただよう園内で平和な平日の夕暮
れを堪能する。少し暑いが、心地良い風が体を通り過ぎて行く。・・・視界に常
に水が入るのもなんだか、リフレッシャブルでランドとは違った落ち着いたディ
ズニーライフを過ごす事が出来る。

あ、そういえば空いていたからミニーちゃんと相方を無理矢理写真に納める事も
出来たし、並ぶのが大嫌いな湯葉兄にはストレスの低い一日なのがかなりグッド。
俺はドナルドと写真を撮りたかったが、出会えず。・・・彼らは確実にランドより
ウロウロ園内をしてない(悲)。


ドップリ日がくれた後は、本日4度目となる新アトラクション、「Tower of Terror」
へ。近づくだけでぼんやり浮き上がったホテル・ハイタワーが不気味。・・・綺麗
に横に並んだ月が更に薄気味悪いっ!!!アトラクションはあと5回位乗ってもい
い位。俺結構垂直落下大好きなのかもなー。落ちる直前に見えるシーの景色もすげ
ー迫力。・・・あぁ、殺される、みたいななんともいえない哀愁の景色(笑)。


もちろんショウも見て帰るのだが、やや大人向けのショウ。水系の奴はEXPO2005
で飽きているので、思ったよりなんとも思わない感じ。エレクトリカルパレードの
方が普通に非日常を感じて良いかもなー。ここはもう少し大人向きじゃないショウ
に変更しても良いんじゃないのかねぇ?ただ、精密なファイロテクノロジー(火炎
技術)やハイドロコントロールはお見事!ショー直後にスポットライトを出してい
る塔の全てに「DoCoMo」のロゴが映し出されるのは5000%の興ざめ。


あまりミッキーを押し出していないシーでの一日。帰りがけにみかけたミッキー・
・・「あぁ、そうね、ここディズニーだよね」と一応撮影してみたりする。シーは
なんだか、マリーちゃん(例の猫)が一杯登場するので、よりバラエティーを感じ
るディズニーワールドで、「ネズミーランド」よりはディズニーが好きな人にはな
んだかハマるのかも、と思ったりもする。

そのまま帰らず、相方の同期が住んでいる幕張に寄り夕食と飲みを軽くして(いや、
軽くなかったな・・・)帰宅。

あぁ、そうだ、ディズニーのロッカーで見つけたこんなモノ。

知ってる??

「MAX Coffeeのペットボトル」っ!!!!(驚)


俺が知らないだけ??こんなに飲んだら超メタボ、超糖尿!う〜ん、でもちょっとイ
カスよなぁーっ!(なんて思いながら午後TEAを買ったんだけど。)

LAのUniversal Studioに行きたくなった一日でもあった♪

ま、たまにはどっぷり一日ディズニーも悪くない・・・かな。


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【Walk】 Rainy walk in Asakusa.

本当は今日、浅草にある「天国」という喫茶店にパンケーキシリー
ズ第3弾となる取材(?!)にあやの、安東と向かう予定だった
のだが・・・。

【パンケーキシリーズ・バックナンバーは以下】
http://blog.so-net.ne.jp/yuba/2007-04-08

http://blog.so-net.ne.jp/yuba/2007-05-01

浅草について、いざ天国へ!と勇んで歩いて行くと・・・

無情にも閉められたドアと閑散とした周囲。。。「天国」は臨時
休業なのか、つぶれたのかやっていない。・・・唖然とする一行
が雨がシトシト降り注ぐ浅草の街に立ち尽くす。

開始5分でロケ終了。・・・このあり得ない展開はまさに「アウ
アウアー」状態なのではあるが、今週はパンケーキ取材を諦め、
Andrewの提案により、近所にある「喫茶ローヤル」の「ホット
サンド」を頂く事とする。ここのホットサンドは「どっちの料理
ショー」で見事勝ち残った実績を持つ名品。お腹も空いていたの
で3人が全てホットサンドを注文。


見た目こそ普通だが、味は適度な量のチーズにアスパラ、これま
た脂がバッチリの量で温められているロースポークの肉汁と相
まってメッチャ美味いっ♪もっと驚くのはパン。カリカリっと表
面が焼かれているのだが、見た目の厚さにも関わらずすごく軽い
食感とお腹への響き。口の中で消えて行くパンって表現はおかし
いかもしれないが、それくらい「重さ」が具に対し適切でもある
し、パンそのものの香ばしさは「トースト」で食べたら感動的な
んじゃないかと別のメニューも期待してしまう程。


その後別の喫茶に移動し、女の子よろしく(いや残り二人は女の
子なんだけど)近況報告をまぁぁぁぁぁぁーったりとしてみる。
その喫茶への移動途中に「やはり浅草」という事で「浅草寺」に
寄り、お賽銭とおみくじなどに興じてみる。

え?おみくじ?

えぇ、もちろん「大吉」ですが何か?(笑)


しかしなんでも「叶います」「見つかります」「問題なし」
ってのは逆に「超おざなり感」があって嫌だったりするが、人生
も万丈過ぎるのは味気ないのだろうか。・・・ま、でも大吉とい
うのは素直に喜んでおこうと思う。新しいスタートの季節だし。

締めは歩きながら全員が気になっていた「牛鍋」のお店に立ち寄
りまたゆぅぅぅぅぅぅーっくり鍋をつつきながらのトーク。ここ
のお店も店員さんに味があり、また肝心の鍋も心温まる味だった
ので全員で完食し家路に付く。

・・・帰りの駅構内で気になる空間を発見。


あの扉の向こう・・・。なんだかストーリーを感じる「無人空間
フェチ」である兄にはおそろしく魅力的な空間。・・・例えば高
速のトンネルの非常出口の向こう側とか、地下鉄の整備用通路と
か気になってしょうがないんだけどさ、ここもうっすら気味悪く
て大変興味を引きましたとさ。

そういう意味ではホテルとかの地下駐車場の雰囲気もすごく好き
だったりするが、ちょっと変態なのだろうか。。。


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【Nature】 Canyoning.

寝たのは27時半時、起きたのは28時半。・・・そして集合は29時半(=朝5時半)。

土曜日の今日、湯葉兄と愉快な仲間達はレンタカー2台と総勢13名の「物好き達」を
引き連れて水上くんだりまで出掛けて参りました。今回の発起人&幹事は「dara」。

水上で今回湯葉兄達が挑戦したアクティビティの名は・・・

「キャニオニング」

要するに、「人間渓流下り」である。渓流の滑りやすい岩場をウェットスーツと防具だけ
で下ってゆくまさに自然と戯れるスポーツだったりする。ラフト(大型ゴムボート)で同
じ事をやると、それは「ラフティング」と呼ばれる。


現地で説明を受け、ニュージランダーのガイド「デーモン」と共に渓谷へ踏み込み、
めっちゃ濃い国立公園内の渓谷を約20分徒歩で分け入りポイントへ到着。全面が自然
のスライダーである丸みを帯びた岩場に猛烈に川の水が流れている!空の青、木々の緑、
光り輝く水面に俺達のライフジャケットの黄色と黒・・・。すがすがしくて、水は冷たく
て、太陽は暖かくて・・・夏の真っ盛りの様なギラギラした午前に全員で感謝っ!


とにかく、体一つで川を下って行くのだけど、急な岩場を猛烈な勢いで水と一緒に流され、
滝壺の様な深い水たまりに突き落とされ頭まで水没した後に再び次ぎのスライダーへ・・・。
どんな遊園地に行ってもこの興奮と爽快さは得られないなぁ。仰向け、うつぶせ、頭逆さ
落としなど様々な格好でスライダーを満喫し気が付けば午前の3時間をゆうに楽しみ尽くし
今回のアクティビティはタイムアウト!全員かなりの高揚を共有して下山。

※イメージが掴めない人の為に、今回お世話になった
「Canyons」さんのWEBから写真を拝借しました。。。

◆Photos : Copyrights, Canoyons.

◆記念撮影〜!(Photo by Shidara)


目一杯水遊びで体力を使った一行はそのまま、近所のBBQハウスへ向かい肉を焼き、野菜を
食べ、ビールを飲み、コーラも飲み(あ、俺だけ?)・・・仮眠をするもの、話すもの、思
い思いの午後を過ごして行く。

途中爆睡するNorikkiにたっぷりいたずらをするが、その一コマはこんな感じ。この語どん
どんエスカレートして行き大変な事になってゆくのだが、それは別のお話という事で(汗)。


BBQ後ゆったり近所の温泉へ浸かり、真夜中近くになる頃、メンバーは東京へと戻って来たの
だった。

・・・このキャニオニング、とんでもなく面白い!次はハイドロスピードに挑戦予定!真夏の
水遊び!仲間を募集中ですっ。ひさしぶりにゴボゴボ水中でもみくちゃにされ、岩場を強烈な
スピードと左右に振られながらグッチャグチャになって滑落?!してゆく迫力。。。う〜ん、
伝えきれないなぁ。

dara、Thanks!


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【CAMP】PRIMAL Newbusiness workout & Shimoji Airport.

先週の北海道に引き続き、土曜日の朝湯葉兄は再び羽田空港にいたりする。
今週は勤務するコンサルベンチャー結成一周年を目前にしての全体研修を
沖縄でするためだ。再びファイナルコールで乗り込み、数週前に乗ったのと
同じANA123便で沖縄入り。レンタカーを運転して、どういう巡り合わせか
また「おんなじ」ラグナガーデンホテルへチェックイン。そのままメンバー
と乗り合わせて、近くのコンベンションセンターにて、今後のビジネスに関
するミーティングを半日。昨年7月の立ち上げ以来、案件の恒常的な獲得と
品質向上を目指して来たが、ある程度の内部留保が保てた今、次フェーズへ
向けた戦略の確認を行ってゆく。

夜はホテル上階にある中華(なぜ沖縄で中華・・・)にて、全体の慰労会
を行い、初日のメニューは終了。普段はクライアントに常駐したりしてい
メンバーが多いので(俺も実際常駐しているし)、一堂に顔を合わせるの
はなんだか新鮮。ゆったりと話し、レクリエーションを図る。何故か、腕
相撲に興じる後藤・・・。

2日目は適当にグループに別れ行動をするが、俺は後藤と4歳になる娘、
湖夏ちゃんのお守りも兼ね3人で「美ら海水族館」へ。数週前の沖縄訪問
では行けなかっただけに、半日をかけゆ〜ったり堪能する。

●おぉ、恐っ!サメと微妙に目が合っている気がする

●水の世界の美しさは心から癒してくれる

●一杯の魚を目の前におおはしゃぎでデジカメを連射する湖夏

●巨大水槽で優雅に泳ぐマンタ(デカイっ!)

●マンタの水槽で更に優雅に泳ぐジンベイザメ(超デカイっ!!!)

●子守りとうそぶいてちゃっかりイルカショーも堪能!

●水族館の帰りは有名な「許田」のサーターアンダーギーとソフトぜんざい!

夜は、かわいい店員さん目当てでこのまえ行った北谷の「うろこ」を再訪。
相変わらず店員さんかわいい・・・。でも米軍のジェイソンがメニュー取っ
たり、水を運んで来たり、なんだかまったりした雰囲気、このお店マジで良
いなぁ〜と。再び「スルルー」や「海ガメ」「マンボウ」などなどを食べ尽
くし、ホテルへ。

最終日、メンバーは午後便で帰京で今頃ゆっくり寝ているのだろうが、湯葉
兄は最終日の午前5時、もぞもぞとベッドを後にし、そのままチェックアウト
那覇空港へ向かう。仕事があるから、一足先に1便で東京へ・・・

ノン、ノン。

そんなことはしない。。。

雨にむせぶ那覇空港から飛立つはJTA宮古行き。・・・40分程のフライトで
機体は宮古島へランディングし、おいらはタクシーでそのまま平良港へ。
平良港からは高速船で更に伊良部島へ渡り、伊良部島で予約しておいたレン
タカーをピック。平和な島内をテクテクとレンタルした軽自動車(俺が軽に
乗ってる姿など東京では絶対に拝めない!笑)で20分程移動すると、そこは
伊良部島から見逃しそうな川をひとつ渡った「下地島」。

そう、おいらは睡眠時間を削ってここへ来た!

下地島・・・である。

下地島は日本で唯一民間のパイロットが訓練を行う訓練専用(最近は那覇か
らエアトランセが不定期便を出しているけど)の空港があるのだ!案外地方
空港マニアでも知らない人がいる(そりゃコマーシャルフライトがないので)
ド級の飛行機オタクの聖地なのである。。。


●コ・・・コレガウワサノシモジシマカンセイトウ・・・

●後ろに見えるのはAGL(Approach Guidance Light)

●見渡す限りの青空、エメラルドグリーンの海、白いアスファルト・・・

●こんな自然も残される下地島・・・

一日中「タッチアンドゴー」をし続ける訓練機を眺めつつ、海へ行ったり、
飯食べたりのんびり南の島ライフを楽しむ。ってうか、写真で伝わってい
るかわからんが、猛烈な海水の透明度!しかも本気でエメラルドグリーン。
ピーカン晴れにはほど遠い天気だったが、小雨の沖縄とは打って変わって
の南国気候。超〜〜〜〜〜〜パラダイス!

肝心の訓練は、

RORS 040300Z 34008KT 290V360 9999 FEW020 BKN060 28/23
Q1007 NORMK

っちゅー、生憎の風で、北側からの進入の迫力で有名(頭上スレスレを着陸
してゆくのね)なんだけど、この日は北風ゆえ、南側からの進入着陸だった
のが唯一悔やまれる(というかリベンジが自動的に決定した)ところ。。。

とはいえ、この海!飛行機オタクじゃなくともここはお勧めの空間っすよ、
奥さん。有名なダイビングスポットもあるみたいだし、シュノーケリングも
楽しいらしい。

でも、ちょっと不用意に日差し浴び過ぎて熱中症。。。orz

鍵つけたままフェリー乗り場に乗り捨てておいて下さい、というなんとも
治安の良い島にカルチャーショックを受けつつ、再び高速船に乗り宮古か
ら那覇空港へ。あさっぱらからほぼ寝ないで活動し続けたのでクラクラす
る脳みそと体を引きずっての2時間半to東京はだるい・・・っちゅー事で
会社の団体で予約しておいた帰り便のチケットをSuper Seatにアップグ
レードして乗り込む。・・・そういえば、1G座るの結構久しぶりかも♪
出張なかったしなー、最近。。。再び怒濤の3日間を思い出し、翌日の仕事
の資料の内容や今後の予定を手帳に書き込みながら、眼下に広がる漆黒の闇
と共に、いつしか湯葉兄も毛布にくるまって機上で寝込むのであった。。。

PS

書けば死ぬ程かけるけど、また長くなるんで、「下地島空港」について詳しく
知りたい人は、以下のWikipedia記事でも読んで下さい。。。

【Wikipedia】
http://ja.wikipedia.org/wiki/下地島空港


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【Holiday】Sapporo.

26日朝8時。
ふとヘンテコな夢で目が覚める。・・・が覚めて良かった。アラームは7時
にセットされており、恐怖の二度寝である。大急ぎで支度を済ませ、前夜に
仕込みを終えていたRIMOWAを連れ出し大急ぎでタクシーを拾う。
タクシーで品川まで行き、京急で目指すわお馴染みの羽田空港。途中で相方
に連絡を入れ、発券だけをすませておいてもらう。予定より15分程の遅刻で
無事に羽田入りし、そのまま乗り込むは「ANA59便札幌行き」。

予定通り新千歳空港にランディングし、レンタカー屋で車をピックし旅に出
る。・・・前職で見慣れた千歳の町並みを抜け、支笏湖湖畔を経由しそのま
ま洞爺湖を目指す。道すがら発見したログハウス風のカフェに立ち寄り、チ
ーズケーキとアールグレイを頂く。静かにジャズが流れる店内から曇った北
海道の空を眺めつつ、涼しい空気を恨めしくも思うも、酸素が詰まった様な
心地よい空気を気持ち一杯吸い込みしばし休憩。

途中出張でもお馴染みの「1億円のトイレ」が存在する大滝村のドライブイン
に立ち寄り、コロッケなどを買い込み軽く腹を満たしつつ、しとしと・・・
と雨と霧にむせぶ洞爺湖畔を散策。洞爺湖畔には隠れたヒーリングスポット
があり、その名を「キムンドの滝」という。舗装路の途絶える駐車場から約
600m程度山へ分け入ると、目の前に小さいながらも厳しい岸壁に囲まれた
滝が姿を現す。この滝までの遊歩道?を歩くだけでも全身マイナスイオンに
包まれ、細胞が生き返ってゆく事が分かる。小雨に降られてはいるが、パシ
ャパシャ・・・と写真に風景をしまい込み、先きを急ぐ事とする。

冷えきった体を温める為に、相方がこだわる立ち寄り湯を探しに、近場の温
泉へと移動を考えるが、・・・まぁ、近くの温泉って最近はもっぱら華やか
ではない「登別温泉」っちゅーことになるわね。・・・オロフレ峠経由で登
別へ降りてゆくが、峠では強烈にスコールの様な雹(ひょう)に降られるわ、
視界は落ちるは、真っ暗だわ、挙げ句の果てには「5月末なのに目の前には
雪っ!」・・・なにがなんだか分からず、改めて「北海道を舐めてはいけな
い」という出張時の標語を思い出す(笑)。

登別では冷えた体をゆったりとお馴染みのにごり湯で暖め、寒い日の方が
有り難みが増す露天風呂で幸せな休日に酔いしれる(第一弾)。。。
暖まったからだと、ぼんやりした脳みそに鞭を入れ、宿泊先である札幌の
ホテルに車を走らせ、チェックインした時点で20:50。・・・KOOLで一服
の後、予約を入れた札幌ステイではお馴染みのジンギスカン屋「めんよう亭」
へ。普段混み混みの同店だが、時間帯が偶然良かったらしく、店内にはうちら
一組(笑)。店の親父も客が少ないからか、愛想が良く(=忙しくない)和気
あいあいとした空気の中でジンギスカンを5人分消化。イモ焼酎でほろ酔いに
なりつつもやっぱりココのラムは最高じゃー!と大満足でお店を出て、向かう
は、過去の日記でも紹介をした「アイスクリームバー」こと、「札幌ミルク村」
に♪・・・ついに札幌の本店に襲撃である。感無量(笑)・・・心なしか本店
のソフトクリームの方が味が濃厚でより甘みを感じる気がした。一人3種類の
リキュール・お酒を選べるので、二人で6種類をガッツリ選び、土曜日の夜で
満席の店内の熱気に押される様におかわり分含めた二杯のソフトクリームを心
から堪能する。

・・・ツヤがたまらない、本当にクセになるミルク村のソフトっ!コワントロ
ーの分量が絶妙なのだな、これが。

・・・一杯にふくれたお腹をさすりながらホテルへ帰り、広めのソファーのあ
る部屋でマッタリと一日目の夜を過ごす。

二日目もいそいそとホテルをチェックアウトし向かうは「小樽」。時間が限ら
れているので近場まで高速で移動して美味いもの食おう!と寿司にターゲット
を絞り道を突き進む。何件か物色し、その中でも相方曰く「一番普通そう」と
いう褒めてるんだか、けなしてるんだかわからん評価の一軒に入り早速小樽で
のランチ。さくさくとおまかせの握りを注文し、目の前に広がる小樽の幸に舌
鼓♪・・・最近旅先で食ってばっかだが、俺はそういうキャラではなかった気
がするのだが(汗)。とーってもでかいエビや、美味しい白身、あおもの系に
満足し、三度重いお腹をひきづりつつ、小樽を散策。ん〜・・・どうも観光客
向けのガラス細工とか響かんなぁ、と思いつつ街歩きをするが、運河の風情や
やっと晴れた空が気持ちを晴れやかにしてくれる。

空一杯に広がるシャボン玉に誘われて歩いて行ってみると、路地裏にカフェが
あるのを発見。。。さっき食ったばっかじゃねぇか!というご指摘もあろうが、
カフェマニアのワタクシにはこの誘いは断りきれず、夢遊病者の様にカフェに
吸い込まれる(汗)。・・・ただこのカフェ、運河沿いに立てられた倉庫を改
築した一画にある訳で、店内から箱庭の様に運河の風情を眺める事ができるの
が秀逸。殺風景ながらも暖かみのある倉庫の内装にエレクトーンの生演奏(こ
れは正直微妙なんだけど)が響く。・・・湯葉兄は「田舎ぜんざいのセット」、
相方は「アップルパイセット」と、メタボリックなのかDiabetes(糖尿)なの
かわからん勢いでまた胃に食物を流し込む。

さて、帰りの飛行機の時間も迫って来ているので、千歳空港に急がねば!と時
間を気にし始めるが、運航状況をチェックしていた相方が悲鳴をあげる。

「ANA チェックインシステムダウン、18時以前の羽田発は全て欠航」

・・・はい???(汗)

説明しておこう。要するに羽田発の便が欠航という事はつまり、普通飛行機は、
どっかの空港を飛立ちどっかへ行き、そこで再び客を乗せてどっかへ行く訳な
んだけど、シップ(機材)のやりくり上、おそらく俺達の乗る便は羽田から新千
歳へ来て、そして再び羽田へ帰る設定。イコール18時以前の便がキャンセルされ
れば、新千歳に俺達の乗るシップは存在せず、当然その俺達が乗る便もキャンセ
ルになる。「連鎖倒産」みたいなもんだ。。。

やべー、東京に帰れない?・・・いや、客がチェックイン出来ないから欠航な訳
で機材故障や飛行出来ない系のトラブルではないのだから、客を乗せない状態で
新千歳までシップは飛んで来て(いわゆるフェリー)俺達の便はキャンセルにな
らないハズ・・・、いや、俺たちの便はFROM羽田のシップじゃないかも・・・
等々考えを巡らせてみるも、まぁ今更どうにもなんないし、そもそもイレギュラ
ー大好き人間である湯葉兄は「いよいよ盛り上がって参りましたー♪」とワクワ
クしながら新千歳へ急ぐ。

あ、そうそう小樽で俺達がレンタカーをしまっていた駐車場、名前が半端では
なく、その名を

「オイコラ駐車場」

という。

・・・オイコラ・・・って。。。べらんめぇな駐車場なのだろうか。。。小樽
にゆかれた際は是非皆様もこの「オイコラ駐車場」をご利用下さい。。。

空港に着いてみればやはり羽田の大混乱を受けてこっちも大混乱。いたる便が
遅延しており、うちらの便は40分のディレイ。カウンターで無駄に詰め寄るオ
ヤジや、チェックインを一時中断しているアナウンスを見逃し自動チェックイン
機の前でオタオタしているオバサンなど、なんとも「コトが起きてます」感タッ
プリ。・・・ま、うちらの便は遅れても飛ぶみたいだし、と気の緩んだうちらは
またカフェタイムに突入。

最終的に50分ディレイになった「ANA74便羽田行き」にのっそり乗り込み、無
事新千歳空港を飛立つ。少し揺れたものの、北側から廻り込む進入方式で羽田の
RWY34Lに無事(ではあるけど、直前に風に煽られいきなり高度を失ったり、接
地直前まで傾いている+接地位置がやや伸びたり、個人的には楽しんだ・・・)
に着陸し二日間の北海道は終了。締めくくりは荷物引き取りのテーブルに我が
RIMOWAちゃんがトップバッターで現れた事!満席569名搭乗の便の荷物で先頭!
なんだかメデタイので気分を良くしてみた(笑)。

さ、明日からの一週間も頑張っていきまっしょい。。。


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【Celebrate】OKINAWA Wedding trip.

5月12日(土)07:30。うっすら曇った空の下に広がるベイエリアの景色を眺めつつ
モノレールは羽田空港を目指している。今日は、宣とあゆみちゃんの結婚式に参列す
るために朝便で沖縄へ向かう朝なのだ。途中既に羽田に着いているKawaharaからの
電話に応対し、あと10分程度で集合場所に着くことを告げる。

羽田に着き、荷物をコロコロ転がしながら出発ロビーまであがるか、あがらないかの
タイミングで携帯のメールに着信が来る。

*****************************
件名:すまん・・・
本文:いま下北沢。品川からタクシーと、電車、どっちが早い?
*****************************



今ぁ『下北沢?!』だぁぁーっ?!?

「今」って「搭乗1時間前」を切ろうってタイミングじゃねぇかぁぁぁーっ!!!(汗)。

遅刻は湯葉兄の専売特許ではあるが、今回「やらかした」のはdara。しかも今回は式のオフィシャ
ルカメラマンとしても参列するのでカメラ機材を含めた荷物がてんこ盛りらしい。どう考えても機
内持ち込み荷物の量を超えているであろう。・・・それを証明するかのような「本日の荷物」が写
メールで届く。

・・・無理や、この量(汗)。

とはいえ「人生そのものがイレギュラーな人達」なので、あまりオタオタせず「今回もいいネタ
仕入れたな〜(笑)」などとお気楽にして過ごす。・・・しかし乗り遅れられてはたまらんので、
Norikkiと相談し、羽田までの最速アクセスを検索し、人間ナビタイムよろしくdaraをナビゲート
してゆく。あとは気合でホームを走って、電車に乗れれば、羽田到着は8:35、ターミナルまでの
移動を考えれば8:40に合流ができる計算だ。・・・といっても便は8:55発なので、出発15分前
にX-RAY検査場を通過するスレスレさ。年初のスキーで、全員分のチケットを持った湯葉兄が遅
刻し、手荷物を搭載できずすべて搭乗ゲートでの収集にオペレーションを変えさせる惨事を繰り
出したばかりだが、その悪夢がよみがえる。


その間にも、兄は団体チケットの座席が気に入らず、「Super Flyers」のデスクに向かい座席の変
更手続き。・・・しかしここでも惨事が・・・。

(兄)「これ、場所悪いんで3人並びでウインドーサイドからのやつにしてくれません?」
(係員)「はい、かしこま・・・。お客様、これはお客様の名前が入ってない団体券ですのでお取り
    扱いしかねますが?」
(兄)「なにそれ?意味わかんない」
(係)「いや、これはカクカクシカジカで・・・」
(兄)「!!!」
(兄)「出直します・・・」

・・・そう、今回はとにかく格安にあげるために値段重視でツアーを選定していたのが湯葉兄。普段
勝手に一人で旅行してるせいか団体旅行に弱い。・・・その湯葉兄だけに、「団体チケット」の悲惨
さをほぼ理解しておらず、超絶格安パックの場合は座席変更はおろか、マイルさえ付かない事実に直
面し呆然となる。

(兄)「窓が・・・窓が・・・」
(N)「あ、いや、窓はいいでしょ?俺寝てるだけだし」
(兄)「あんたはいいけど窓が・・・窓が・・・」
(N)「寝てろっ!(キレ)」

・・・と、daraより重要な問題が発生しつつ、気が触れている兄を尻目にどんどん時間は流れて行
くのである。さて、猛烈な荷物を運び込んでくる迷惑な。。。もとい「頑張り屋」のdaraの到着が
迫っているので、荷物の対応をすることとする。・・・自分たちの手荷物をカーゴルーム行きとし
て手放し、手ぶら状態になった湯葉兄&Kawaharaが待つことしばし。品川駅で急ぎすぎて階段で
大ゴケし痛打したひざをかばいつつ、せかせか現れたdara、計算どおり8:40!そのままdaraの手荷
物3個をそれぞれの手荷物として分担し、X-Rayを通過。・・・しかし、daraの荷物の中には巨大な
前世代のPCも入っているわ、レフ板もあるわ、三脚もあるわ(しかもむき出しで持ってきやがった)
で検査場は大混乱っ!別のレーンで別のdara荷物を持ち込んだKawaharaなどは、現在機内への持込
が制限されている「液体物」が荷物から発見され、いきなり「不審者」(笑・「リステリン」が入っ
ていたらしい)。なんとか「不審者3名」は検査場を通過し、ドアクローズ直前にANA123便沖縄行き
の座席に腰を下ろす。ハァァー間に合った。神様、俺たちはゆっくり旅行が出来ないのだろうか、常に
飛行機にはファイナルコール(最終搭乗案内)で乗っている気がするお?


それでも!定刻どおりに羽田RWY34Rから離陸をした123便は、晴天の中高度38,000ftで順調なク
ルージングに。・・・搭乗前にゆったり朝飯でもと思っていたが、そんな余裕を吹き飛ばされた湯葉
兄は猛烈な空腹と3-4-3の座席配列の「4」の列という退屈さに耐えられず、機内で売っているうどん
を購入し、相変わらず爆睡するNorikkiを挟み、daraと二人満席の機内でズルズルと朝食タイム♪

珍しく那覇空港に北側(RWY18)からランディングし、おいらたちはバゲージを受け取りレンタ
カー屋へ。そのまま初日は観光へと出かける。沖縄のメインストリートは修学旅行生であふれかえ
り、その様子を見て3人いきなり興ざめ。その興ざめは一番最初に向かった首里城を「外から見り
ゃいいんぢゃね?お腹すいてるし(笑)」という暴挙へと発展させる。首里城をチラ見した後に、
お城近くに店を構える「沖縄そば」の名店へと足を伸ばす。このお店は「沖縄フリーク」として身
内で名高いJALのCAであるYukiの推薦により知ったお店。向かうは、「あしびうなぁ」というなん
とも「イナバウアー」の様な名前のお店(両者に関係は一切ございません)。首里城内の庭園、宮
廷家屋を再現したとかいう民家作りで、落ち着きつつも旅情緒を満たしてくれる情緒が素晴らしい。
目の前に広がる石庭を眺めつつ、湯葉兄「沖縄そば定食+ゴーヤチャンプル」、dara「沖縄そば定
食」、Kawahara「ソーキそば定食」を注文。ゴーヤチャンプルに目のない湯葉兄は無理やり単品
注文を残り2名に納得させ、モリモリ食べる。その間もすがすがしい沖縄の風と、旅の人に囲まれ
るゆったりとした空間で一気に3人は非日常モードへと変身。適度な味付けの沖縄そばを満喫し、
だらだらと野郎3人雑談に花を咲かせすぎるが、ふと我に返り次の旅程を急ぐ。


17:30から式場での新郎新婦との撮影に関する打ち合わせが、daraのみ入っているのでそれまで
の時間はレンタカーを駆使してビーチから、断崖絶壁の城址まで「カメラ部?」の3人は移動を繰
り返す。どこかに着いては「撮影」、何かを見ては「撮影」、何かを食べても「撮影」の怪しい3
人組。。。

立ち寄った各所では、この様な、なんとも沖縄!な景色にも遭遇し満足満足。


無事、17:30に打ち合わせ場所である「ホテル日航アリビラ」に到着し、新郎新婦との合流ま
ではしばし「Kawaharaのグラビア撮影」をして遊ぶ。・・・まわりはカップルや家族連れが
いるのに、サンセットのプールサイドでkawaharaを一眼レフを使い撮影し続ける怪しい2人。
湯葉クリエイティブディレクターとdaraカメラマンにより生み出された「Kawaharaポートレ
イト」の完成版はごらんの通り。

【Photo by Yuba, Creative work by Yuba】

daraが打ち合わせに入ったので、湯葉兄とNorikkiはアリビラのティールームでしばしご休憩。
眼下に沈んでゆく沖縄の夕日を眺めながら、結局二人してスイーツを食うメタボリックかつ、
女の子旅行テイストの夕べ。・・・しかし、このアリビラ、1,000円程度でケーキ2個と飲み
物がセットとは嬉しいじゃないかっ!♪・・・全然打ち合わせから帰ってこないdaraを待つこ
と2時間。途中何度も灰皿を変えられ、景色は日が落ちて真っ暗に。客層も「ちょっと一杯カ
クテルでも」に変わり、居心地わるすぉ!・・・っという思いもピークになり・・・


限界ギリギリでdaraと再合流し、宣とあゆみちゃん(新郎新婦)に挨拶をしてから俺
たちはこれまたYukkinお勧めのバーレストラン「UROKO」へ。北谷(チャタン)基地
近くの海辺にあるこのお店は、お客さんがほぼローカルか、基地の人。英語と地元の慣
れしたんだ会話が響く中、純粋な観光客であるおいらたちは以下のような沖縄ずくしの
メニューをガツガツ頼み、すっかり開放感に浸っている湯葉兄は、車の運転を無理やり
daraに託してウイスキーを流し込む。やっぱ海辺のお店で夕食を食べるのは表現できな
い開放感があって気持ちよい。お店は屋内だが、店内には外の自由な雰囲気が溢れ返っ
ている。沖縄仕様?として普段のフィリップモリスから切り替えたKOOLから吐き出さ
れる紫煙が、次へ次へと進む仲間同士の馬鹿話の相槌のように俺たちのテーブルのまわ
りを漂う午後10時。ここでもゴーヤチャンプルを頼み、ひとりガツガツ食べていた湯葉
兄。ちゃんと地元のものを食べようとする両名とは正反対に気に入ったものを食べ続ける
のは性格なのだろうか。。。


【夕食リスト】
島らっきょ
スルルー唐(スルルーは小魚)
ミミガー
ゴーヤチャンプル
海ガメのステーキ
ラフテー
琉球もずく
イルカの麻婆煮
グルクン一匹丸ごとウニマヨ焼き
抹茶プリン
黒蜜アンニンプリン

お店の人に記念撮影をしてもらい、店を出たのがほぼ日付の変わる頃。daraが運転
するレンタカーで部屋に戻り、明日の式の準備を始める。・・・daraはオフィシャ
ルカメラマンなので、式場入口に自分紹介用のコーナーが設けられるそうで、そこ
に展示するフォトアルバムの最終仕上げに余念がない。部分的に「この写真どう?」
「これって順番どっちかな?」などと湯葉兄は相談を受けつつ、兄持参のPowerBook
から流れるサウンドが、三度時間の経過を忘れさせる。

しかしながらKawaharaは、ホテル帰着後爆睡。アップグレードされた広めのコーナー
ツインに持ち込まれたエクストラベッドの上で携帯を握り締め沈没する見慣れた姿を
晒している。daraは作業がほぼ終了し、明日のスーツなどを整理し終わり歯磨きを始め
る頃、湯葉兄はおもむろにジャイアントカプリコ(イチゴ味ONLY)を食べ始め、メー
ルの返信などをセコセコ続けてから、ようやく睡眠に入るのであった。

さて、結婚式当日。すがすがしい朝だが、やや小雨。朝食が終わってしまうというので、
無理やり兄もたたき起こされ、寝癖を隠すために帽子をかぶり、1Fのレストランへ降り
てゆく。・・・血圧が正午くらいまで復帰しない湯葉兄は「野菜とシリアルとオムレツ」。
Norikkiは「一般的な朝食ラインナップ」。・・・daraは朝一にもかかわらずてんこ盛りの
ラフテー、サイドディッシュ(のほぼ全種類)を食い漁り、目の前にはなぜかプレートが2
枚重なっている。それでもヨーグルトを取りにいったり、朝から食いすぎだろ、、、と思う
が、どうやら実家では朝に「うな丼」などが出てくるので普通なのだそうだ(汗)。

準備の関係で会場に早めに入る必要があるdaraを送り届けた後、兄とKawaharaの2名は美
しいビーチを探す旅に出るが、これが裏目り、もうちょっとで式本番に遅刻するところまで
出かけてしまう。兄がレンタカーを「どう考えてもその車の想定外の運転」で式場まで持ち
帰り、事なきを得る。余談だが、沖縄の人たちは気絶しそうになるくらいゆったり運転して
いて、兄はこの街では暮らせないと本気で思った訳である。

【Photo by dara】

式場は「残波岬」の突端近くに立てられたオーシャンビューのチャペル。祭壇の後ろがすべ
てガラスで出来ており、新郎新婦の目の先には青く輝く沖縄の海が広がっているなんともロ
マンチックな舞台。この段階では天候が回復しており、降り注ぐ太陽と海、そして空の青が
両名を祝福しているようだった。式、記念撮影を経てそのまま併設されたガーデンハウスで
の披露宴。今回は親族含めても35人程度と小さくまとめてくれたおかげで素晴らしい一体感
が会場に!宣、あゆみちゃんが心から集まってくれた人、両親、家族へ感謝をしてこの日を
迎えていることが掛け値なしに伝わってくるめちゃくちゃ心温まる披露宴が続いてゆく。
特にスタートの際に新郎新婦の二人が参加者全員にシャンパンを注ぎ、目の前にビーチが広が
るお庭での乾杯は南国でのガーデンパーティーを堪能させてくれる演出で、少し傾きかけた太
陽がシャンパンをより美しく黄金色に輝かせこれほど祝福と一体感に包まれる乾杯も珍しいな
ぁ、とこちらまで幸せな気分になる。笑顔が絶えないこの会場、二人の人柄だからこそ築くこ
とが出来たここまでの人生の集大成なのだろうなぁ。

【All Photo by dara】

その後おいしい料理に舌鼓を打ち、お腹が一杯になった頃披露宴は終宴を迎える。東京へその
まま帰る人、ホテルへ帰る人などそれぞれだが、時間のある参加者はそのまま二次会会場であ
る沖縄郷土料理の名店「亜門」へ。ここでも両名の人柄がなす業か、猛烈に盛り上がり結局日
付が変わってしばらくした後に閉幕。本当にそれぞれがそれぞれの日常へ戻る時間が訪れる。

「亜門」では強烈にクラッシュし、多量のアルコールを摂取したKawaharaは訳がわからなく
なっており、そのまま「ホテルの部屋→ベッド→爆睡」の前日の行動と寸分の狂いもない正確
さで沈没。お馬鹿バンドの曲で盛り上がったり、daraの写真の整理や旅行の写真をみたりとま
ったり時間をすごす兄達はまたも夜更かし。・・・途中邪魔なのでKawaharaのエクストラベ
ッドを本人が寝たままの状態で廊下近くに移動させ(笑)、写真を撮ったりして遊んでみる。
しかし、ベッドを数m移動させてもビクともしない爆睡ぶり・・・さすがです、Kawahara様。
兄もちょろっと写真を加工し、Blogを更新した後、なんだか食べて移動しているだけの沖縄旅
行だったなぁ、と振り返りながら眠りにつく沖縄・宜野湾の27時。

翌月曜日は東京へ帰るだけの移動日である訳だが、結局全員が寝過ごし、レンタカーを返した りしながらまたギリギリのファイナルコールで搭乗を済ませる。お土産を見る時間約5分・・・。 定刻よりやや遅れて離陸をしたJAL904便は、高層雲だらけのその日の空を41,000ftの高空フラ イトで東京へ急ぎ(途中でCAさんにもらった「ミント黒糖」というお菓子が美味しかった・・・)、 ほぼ定刻に羽田16Lへ着陸を行う。・・・途中駅で全員バラバラに岐路に着き、今回のすったもん だの沖縄旅行は終了。みんなで行ってみたいけどなかなか踏ん切りもつかず、スケジュールの折り 合いも合わない、そんな3人にこの貴重な沖縄旅行のチャンスと、友達の大切さや家族の暖かさ、 そして新しい人生というものへの希望を与えてくれた宣、そしてあゆみちゃんにお礼を言うととも に、本当に幸せな家庭を築いてほしいと思います。 そして、これからもどうぞ親友としての時間を一緒に重ねて行かせてもらえればと思うのでよろしくっ! 素晴らしい3日間でしたっ!!本当におめでとうっ!


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【Holiday】@ OKINAWA

@ OKINAWA


I'm in a full of vacance mood.


詳細リポートは後日公開!

Tatsunori.a


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【Holiday】散髪+兄貴+WINE

Golden Week最終日、変わりゆく毎日へのアクセントと新しい
シーズンに向けた気分転換も兼ねて、いつもお世話になってい
るサロンへ髪を切りに行く。

いつも湯葉兄がお世話になっているのは、銀座の一等地に店を
構える『GRAND TAYA』。チェーン店のイメージが強いTAYA
ではあるが、ここGRANDはそのフラッグシップとして生を受け、
一級のサービスを信条とする心落ち着く空間。コンシェルジュ
もいれば、ヘッドスパ専門に教育をされたスタッフもいる。希
望とあらば、個室でのカット・カラーなど一切を受ける事がで
きるVIP ROOMも完備している。。。

いままでの担当だったメグが退職したため、ご近所さんという
事もあり、近所で夜な夜な「漢」の話をし合う、飲み友達とは
おこがましい、頼りになる兄貴「carefree」氏が現在の担当様。
c/f氏はこの巨大店舗GRAND TAYAの店長でもあり、多くのデ
ザイナーを統括し教育を行う指揮者でもある。・・・が、俺に
とっては趣味の話から、お互いの人生の目指すもの、日常の些
細なディシジョンに関する意見交換が忌憚なく出来る尊敬し、
頼れる兄貴、というポジションの方が正確。

この日はc/f氏が担当に変わってからの初めての湯葉兄のカット
&カラーだったので、おおまかなイメージ(俺の注文はかなり
アブストラクトー抽象的ーなので、担当さんは毎回苦労する事
となる・・・)だけを伝えてのお任せコース。

途中、最近お互いの身辺に起きた様々な事を情報交換しながら
もどんどん髪は手際良く、かつ至極慎重に、更に創造的にカッ
トされ、パッと見はあまり雰囲気が変わらなさ気だが、動きや
実際のレングスは大幅に短い、フワっとしつつもちょっと棘の
あるイメージに仕上がる。・・・艶の出た髪色はブルーベース
からグリーンベースの茶色に変更され、刺しの塗材としてブル
ーが与えられている(と、あとで聞いた)。明度は上がってい
るが、けばけばしくなく、それでいて普通のサラリーマンとし
てはやや明るい「まっとうな仕事の人」では無さ気な色だ。


出来映えに満足して店を去ろうとする時、c/f兄貴から手渡され
たお土産はワイン。お店の記念の品だそうだが、これまたよく
見れば湯葉兄大好物のドイツワイン♪家でキーンと冷やして喉
に注ぎ込むのが楽しみな一本。湯葉兄は家であまり酒を飲まな
いが、ちょっと日中の日差しが強くなって来た昨今、休日の昼
に窓を開け放って冷えたワインも悪くない。思わぬプレゼント
を携え、帰路に就く。

今度お返しに銀座のアイスクリームバー、お連れします(笑)。


GTの一日に引き続き、僕を支えてくれる良き友人とのかけがえ
のない時間を過ごせた心地よいGW最終日が幕を下ろした。

さ、今週末は別の珍道中が待ち構えているぞ・・・と。


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【Sweets】Cafe Casa⇒Chocolat Chic⇒Omotesando Toriyoshi

さぁて、昨日は2度目の「横浜写真アパートメント」の後、「IKEA港北」でちょろちょろ
買い物をしていたのだが、うって変わって本日はSWEETS DAY。

今ハマっているパンケーキの名店食べ歩きシリーズの第2弾!
【第1弾はこちら⇒http://blog.so-net.ne.jp/yuba/2007-04-08

パンケーキ食べ歩きの相棒、あやのを連れ出して今回訪れるは外苑前に店を構える
「香咲」。美味しい珈琲と紅茶の専門店というか、本格喫茶なお店なのだが、ここのス
コーンとパンケーキは常連もそれを目当てに来る程。


早速お腹をすかした二人は飲物とパンケーキをオーダー。
・・・オーダー後に焼き始め15分程で目の前にはシングルタイプの小振りな、でもしっ
かりと厚みのあるパンケーキが登場。嬉しい事にダブルバターで、シロップをかけな
くても楽しめる様にしてくれている。


お味は・・・。

前回のVoiVoiと違い、中身がモチモチとした正統派?なパンケーキはきめの細かい粉
とタップリのミルク、バターを連想させる、今日のポカポカした陽気の様な味。これかな
り湯葉兄的にお気に入りですわ・・・。シングルなので、一瞬で食べ終わってしまうのが残
念な所だけど、腹八分目以下の分量がなんとも「また食べに来たい!」という思いにさせ
てくれる。シロップがやや苦みのあるものを使っているので飽きが来ず、最後までパンケ
ーキを楽しむ事が出来た♪


・・・満足した一行は終わらない話の続きをする為に、青山墓地の中にひっそりお店を構え
ている「Chocolat Chic」へ移動。パンケーキフェチでもありつつ、「モンブランフェチ」でも
ある湯葉兄はモンブランを注文し、暖かい陽気を楽しむ様に「アイスミントティー」をお供に。
横にはあやのが頼んだベリータルトが春の日差しを浴びてキラキラ光っている。


・・・あぁ、SWEETSって恐ろしい。。。

途中飲物のお代わりをしつつ、ゆったりと春の午後を楽しむが、近所で働いているNorikki
に連絡をし、夕食で合流をすることに。外苑にある彼のオフィス前で落ち合って、向かうは
湯葉兄のリクエストでNorikkiがお勧めしてくれた手羽先のお店「鳥良」。・・・ここでも更に
ゆったりはなし、午後14時から22時まで話し倒した一日が終わる。


さぁ、次はどこのパンケーキ屋かな?嘘の様で、パンケーキ企画は「マジ」ですのでご期待く
ださい(笑)。

***

●Cafe-Casa(香咲)
http://cafe-casa.com/

●Chocolat Chic
http://www.chocolat-chic.com/

●鳥良
http://www.samukawa.co.jp/toriyoshi/


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【Holiday】「横浜写真アパートメント」

マイミク「dara」がアーティストとして参加している「横浜写真アパートメント」
という写真展に出掛けて来た。

馬車道駅で精神科医であるS先生と、耳鼻科医であるN先生、そしてN子ちゃ
んと合流し、いざ会場の「北仲WHITE」へ。元々倉庫会社の管理事務所だっ
たと言われる会場は2F〜4Fまでそれぞれの個室が各アーティスト思い思い
の装飾、写真展示方法で彩られ、フォトアートのエキスポさながらの状況。
古い校舎の様な、ちょっと学園祭テイスト漂う館内を彷徨いみつけるは「402
号室 設楽季昭」。


ソフトな彩りながらも、街の空気をスパッと切り取りつつ、人間の暖かみを感じ
させる、なんとも本人の雰囲気を反映した写真が並ぶ写真群が展示された部
屋を見渡す。daraは人の表情や、その人の心の暖かさみたいなものを撮らせ
ると上手い。きっと本人のおおらかな魂が、被写体となる魂にも共鳴してそうい
う温度が作り出せるのだと思う。


・・・上の写真は閉館後電気が消され、主が不在の402号室。灯りがともり、daraが
迎えてくれる部屋に興味がある人は是非残り2日の会期中に訪れてみて欲しい!


この部屋は主催者でもある「テラウチマサト」氏の展示部屋。大きな写真が無造
作風(あくまでも”風”ね)に展示されるが、ちょっと引いてみてみれば、色々な表情
の写真がそれぞれの世界観を見せ合うちょっとした小宇宙感が伝わってくる。
・・・写真の下に置かれた花瓶と花がなんともお洒落だったりもして、さすが主催者
の迫力を静かに存在感として放っている。。。

daraの紹介で本人にもご挨拶させてもらったが、いきなりイベント関係のバンドの人
かと勘違いされてる始末。・・・昨晩の飲み会では「芸能人」?と勘違いされたり、一体
俺は今どういう雰囲気出してるんだ?!こんなチンケな芸能人はいないが、ちょっとだ
けアーティスト感を出せているなら、少しなくなったオーラが戻って来ているものと良
い方向に解釈する事とする(笑)。

グルグルと周り、やっぱり写真って面白いなぁ。こうやって何かを発信するマインドっ
て捨てられないなぁ、とここ1年アウトプットの少ない自分を振り返る。


閉館後、daraを含むみんなでブラブラと関内を散策し、daraお勧めのcafeでしばし
お茶。ハニーシナモンラテ。超うまい。昨晩もアップルシナモンホットワインをがぶ飲み
していたが、シナモンには超弱い。あのホットワインだけ飲みにまた、表参道へ出掛け
てしまいそうだ。。。


別の予定に旅立つN子ちゃんを見送り、残りの4人でN先生お勧めのスパニッシュ
料理店へ。「エビのオリーブオイル炒め」から始まり、「ブイヤベースの様な煮込み」や
「ほうれん草と生ハム・レーズンの炒め物」などを堪能し、ちょっとだけ辛口のパエリヤな
どスパニッシュのオンパレード。とにかく美味い!サングリアも程よい味付けで(今週は毎
日飲んでるな・・・)アートを見た後の興奮感をそのまま会話に落としてゆく心地よさを増
してくれる。


日付が変わる直前に東横線(みなとみらい線)に飛び乗りみんなで帰還。daraは明日も
明後日も会場にいるので、ぜひぜひ足を運んで欲しい。写真に興味がなくてもあの会場
そのものが楽しめるから。そう、小雨のあと、窓に付いた水滴がゆがめつつ映し出す、こん
な綺麗な夕日だってお手の物の良いロケーションだからねぇ。


GWの初日、まずはアートでスタート。

***

『横浜写真アパートメント』

写真出展:テラウチマサト&PHaT PHOTOGRAPHERS
PHaT PHOTOGRAPHERS (敬称略)
A.K.I 小栗祐子 神島美明 小宮山桂 坂本和則 設楽季昭 高田むつみ 
塚崎智晴 中藤毅彦 長谷川迅太 馬場菜穂 丸谷裕一 和久祥子 StairAUG.

主催: 株式会社シー・エム・エス

会場:北仲WHITE(横浜・馬車道)
会期:2007年4月26日(木)〜30日(月・祝)
開館時間:10:00〜17:00(最終日 16:00閉館)
料金:入場無料

公式サイト:http://www.terauchi-yokohama-project.jp/

***


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【Days】Happy birthday to me.


オーマイガッ!

リアルオヤジ化促進。

今年も誕生日を迎えてしまった。
でも美味しいケーキとシャンパンに浸って幸せな一日でござった。


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【SWEETS】パンケーキ日記

湯葉兄はパンケーキが好き。

シドニーで夜中に食いに行った日記もあったりするが、とにかくあのフワフワした
バターの香り香るあの食べ物が超大好物。

そんなパンケーキフリークである湯葉兄が最近最も行ってみたかったお店が三
軒茶屋にある。・・・その名は「VoiVoi」。・・・パンケーキ界では有名な「パンケー
キママ」として知られるオーナーが数年に渡る様々なパンケーキ屋さんの食べ歩
き、一日限定の試験店舗の出店などを通し去年の夏にオープンしたのがこのお
店なんだよねぇ。最近の無趣味ブリに危機感を感じ、しばしこの春はパンケーキ
屋巡りをしてみようと思ったこの週末、友達のAちゃんを引っ張りだしていざ鎌倉、
・・・いや、いざ三軒茶屋。

ちょっと裏路地に可愛く構えられたお店は、内装は白と木を中心としたスッキリと
清潔感のあるナチュラルテイスト。お昼時だったけど、一発で目に入った湯葉兄
大好物シリーズに目を奪われる。。。

「キャラメルバナナパンケーキ」


をスープセットで注文。Aちゃんは「デビルス・パンケーキ」を同じくスープセットで
オーダー。想像よりも早く焼き上がり、運ばれて来たパンケーキはブログやWEB
で見て想像していたものよりやや大きめ。これはすごく楽しめそうだ!・・・しっかり
と苦みのある本格的なキャラメルソースに、フルーツとバナナがセットアップされ、
パンケーキそのものは表面がややこんがりとし、サクサクとした食感。しかし中身
はフワッとした感触そのものも楽しめちゃったりする2段構え。・・・パンケーキはモ
ッチリ系が俺は好きだけど、これはなんだか、ちょっと新鮮な味わいで、今度はゆ
っくり素の状態「バターミルクパンケーキ」を食べてみようと思った!!!


「デビルス」は、ミックスベリー、生クリーム、の上にチョコレートをとろりと掛けて食
べる。チョコ、生クリームのスウィーツな甘みの楽しみに、ベリーの酸っぱさが混ざ
り、そこへバターミルクを使ったパンケーキの優しい味が加勢する。

これは食欲が進む!

美味しいスープも堪能し、ゆったり話し込めば恐ろしい時間が経過(笑)。時間さ
えも忘れさせる居心地の良いパンケーキ屋さんってある種極楽浄土。。。また、
お邪魔にならない程度に食べに行こうと思います。

(※写真のホワイトバランスの関係でフルーツがあんまり美味しそうじゃないの
は許して下さいませ・・・)


【Pancakemama, VoiVoi】
http://www.pancakemama.com/


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【季節】目黒川の桜とお洒落な移動カフェ

SAKURA・・・日本の四季を代表する素晴らしい風物詩。

近所の目黒側の桜が咲き誇っているので友達と散策に出かける。
予想以上に夜桜は美しく、細かくライトアップされた桜が奥行き
のある華やかさをみせつけてくれる。水面に反射する桜色とライ
トのアンバー、提灯の青などがキラキラと目に入るのがなんとも
魂の洗濯になる・・・。


見上げれば頭上を取り囲む無数の桜色の空がクラクラと異次元へ
誘う様にその視界を埋め尽くす。


でも一つ一つは小さな命。提灯に照らされ、よりまばゆく輝く桜色。


花見の途中で見つけたシトロエン2CVを改造した移動式のカフェ。
灯りの灯し方ふくめてなんともお洒落で暖かい!


儚いけどなんだか癒される目黒川の夜。


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【小物】PROSTAFF MID St.Vincent model.

知ってる人もいるかもしれないが、湯葉兄は小学校時代からテニスをやっている。
テニスを始めた直後から結局今に至るまでスターは「ステファン・エドバーグ」という
選手だ。華麗なフォームから生み出されるスピンサーブに、いつネットダッシュした
か分からない速さでネットへ詰めボレーを決めるスタイル。パワーテニス全盛の今
では見られない美しいワンハンドのバックハンドショット。とーにかく真似して同じ様
なフォームでテニスをしていた(結局このフォームが抜けないまま今にいたる)。

そんなエドバーグが愛し使い続けたラケットがあり、当然おいらもそのラケットを買っ
て使っていた。その名は「PRO STAFF MID」。


PS-Midはアメリカのウイルソン社がこれまた伝説のスター「ジミー・コナーズ」が使
っていた同社の「T-2000」というラケットの後継機として開発した筋金入りの名刀。
残念ながらコナーズはPS-Midをちょっと使ったものの気に入らなかったらしく、元の
T-2000に戻してしまったが、後にこのPS-Midを使い出す選手が増え、最終的にラケッ
ト史に残る名刀として名を残すようになった。

ウッドラケットやT-2000の名残を残す「85平方インチ」というめちゃくちゃ小さいフ
ェース(ラケット面)や、カーボン+ケブラーを編みこんでゆく「ダブルブレイド工法」
と呼ばれる丁寧な作りは、ウッドの質感を残しつつ、反発係数では次世代のラケットと
いう超すげー(当時では)ものだった。

この「PRO STAFF MID」、実はその中でも更に伝説の名機と呼ばれるものが存在する。
その名は「セントビンセント仕様」。

当時のウイルソンは、様々な工場でラケットを生産していたが、肝入りのラケットであ
るPS-Midに関しては最も製造精度の高い工場を指定して生産が行われた。・・・それが
カリブ海に浮かぶ小島「セントビンセント島」の工場だったと。数年間この工場で生産が
行われたが、序々にコストや生産量の問題で他の生産性の高い工場での生産に移管され
(アメリカの別工場や台湾など)、セントビンセント製のモデルは市場から消え去ること
となる。


セントビンセントモデルは諸説あり真偽の程は定かではないが、カーボンの編込みを手
作業でやっていた・・・とか、含有カーボン量が異なる、スロート部の形状が違ってい
る・・・などなどまぁとにかく「すげー丁寧に高精度に作られているらしい」って評判
が体勢を占めててね。更に台湾製以降のモデルは、PS-Midの売りでもある「編込みカー
ボン素材」を担保する「ダブルブレイド工法」が不完全であり、打球感が違う、という
現象まで起きています。近年「ダブルブレイド工法完全再現」と呼ばれる製品が新商品
として出てきているので、やはりこの「台湾製」に関する説は真実だった模様。

(ちなみに湯葉兄も台湾製のヘニャヘニャした打球感は嫌いであまり使っていなかった)

湯葉兄、何をやるにもモノに拘るタイプなので、エドバーグが使うこのPS-Midをもちろ
ん愛用していたし、当然当時小学生のくせして「セントビンセント製」の存在を知り、
様々なショップを探して買い込んでおりました。。。小学〜中学生の体力にはやや重い
ラケットであったにも関わらず愛用していたものです。

てーことで、先ほどから映し出されている写真がその現在もビンテージとして湯葉部屋
に保管されている「セントビンセント」の本物っす。使用感がありつつも、年代を感じ
させる塗装面(台湾製以降はもっと鮮やかに着色されている)が泣かせます!

この「PRO STAFF MID」が発表されたのが1983年、当時はドルが変動相場だったの
で「1本¥60,000」という超高級ラケット(他社製は高くても3万円位)だったのです
が、1985年のプラザ合意により、手に入れやすくなります。・・・でもプラザ合意直
後に台湾製へ移行しているので、セントビンセント製はおそらく新定価として円高が進
んだ際の「¥48,000」で購入した人が多い気がするなぁ。(自分が買った価格なので
よく覚えているよ。)

最終的に湯葉兄は

・PRO STAFF MID St.Vincent 2本
・PRO STAFF MID 台湾製 2本(←一番嫌いで不遇のラケット)
・PRO STAFF Classic85(エドバーグモデル限定品) 2本(←打球感まぁまぁ)
・PRO STAFF Classic95(エドバーグモデル限定品) 1本(←高校時代使った)


あたりをラケットバッグに最大時入れていた気がする(アホな奴・・・)。
このセントビンセントの夢よもう一度っちゅー事で中学の時には、ウイルソンから世界
初の「厚ラケ」となる「PROFILE」が発売され、マンマと湯葉兄も購入。不思議な反発
係数に戸惑いつつも愛用するが初期不良により試合中に断裂。無償交換にウイルソンは
対応してくれたものの、「PROFILE」は生産が終わっており、後継機となる「PROFILE2」
(ちょっと違う名前だった気がする)を送り返してきたのね。したら打球感が違うのと、
パールシルバーだったオリジナルから、後継機はやや青みがかったシルバーになっていて、
超ダセー!ってことで結局プロスタッフに戻った訳でございます。。。

で、今といえば大学の時にダブルスが多く、楽出来る(かつイメージ的にナンパな感じが
する)「PRINCE Graphite 2」(のパールホワイト!)に乗り換えているので彼らは現在
ラケットバッグの肥やしになっちゃって・・・本当に申し訳ないと懺悔懺悔っす。

夢と思い出がつまったセントビンセント・・・久しぶりにゆっくり手に取り、磨いていた
らこんなブログを書きたくなってしまった訳よ。

春だしね、そろそろテニスもしたいなぁーと。


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【旅】Chicago-NYC 最終話「そして明日を形作るもの。」

最終話「そして明日を形作るもの。」

■CHICAGO Airport Hotell 06:30 29/Dec

まだ空が薄暗い朝6時半時。そんなに苦もなく携帯のアラームで目を覚ます。ついさっき寝た
ばかりだが容赦なく帰国の時間は迫ってきているようだ。・・・すっかり冷めた薄いコーヒー
を胃に入れつつ荷物の最終パッキングをサササっと片付ける。大して仕舞う荷物はないので
10分程度で巨大なDAKINEのツアーラゲッジの身支度は完了。充電しておいたデジカメの
バッテリーと日本で使っているMotorolaのM702iSを手持ちの荷物の中にさくっと放り込
む。・・・そういえば出張中にはこの携帯の充電器を220Vのコンセントにぶち込んで何個と
なくぶち壊した。気がつくと焦げ臭い臭いがしてきて白煙がモヤァ〜っと・・・。Macや最近
の電化製品の充電器は海外の電圧に対応したものが多いのでそのままブッ刺しても問題ない事
が多いから、たまに対応してないものがあると「目一杯壊す」・・・コレ自然の摂理。


チェックアウトし、空港までのシャトルバスを待つ。隣にはどっかしらの航空会社のキャプテ
ンが同じシャトルを待っている様で、他のお客さん含め3人がどうやら空港までご一緒らし
い。なんとも派手なシャトルに乗り込み約5分程の道。NYCに旅立ったのと同じ「UNITED」
のカウンター前で下ろしてもらい、さっさとチェックインを終わらせ検査場を通過。前回の
反省を生かし今回は万全に臨んだので、検査場でも大きな引っかかりなく開放される。とりあ
えずガイドブックなどに必ず載っている「オヘア空港名物」とされるターミナル1にあるコン
コース「B」とコンコース「C」をつなぐ遊歩道上の「光る天井」を通過。なんだかガイド
ブックではすごい!・・・みたいなことが書かれているが、実際はただひん曲がったネオンが
順番に光っているだけ。これほど期待ハズレな代物はなかなか無い。悔しいので出来る限り
「凄そうに」写真を撮ってみた。。。(汗)

【出来る限りすごそうに撮ってみた】


【ぶっちゃけ実際はこんな感じ】


オヘア空港のターミナル1は「UNITED」がほぼ占有している。そこに1日1便の東京行きANA
便が場所を借りているだけなので、基本「UNITED仕様」。しかも国内線の発着とかしてるか
らDUTYFREEが超ショボい。お土産・・・と思いつつ覗いてみたら「〜な〜んも買える物が
ないっ!」嫌がらせかっ!!!お土産の一部は事前に買っておいてよかった。。。ここでの
購入は諦め(結構薄情)、もう自分の時間に徹することとする(笑)。一縷(る)の望みを
託しつつ、長い列に並びスタバを買ってみるが・・・薄い。どうやったらこんな飲み物を作れ
るのか、恨めしい目で店員を眺めつつ飲み干してから、小腹が空いたので朝食を取りにラウン
ジへ。・・・「Red Carpet Club(RCC)」のファーストクラス用はなんだかヘンテコな位
置にある。まぁ、言ってみればイトーヨーカドーとかで「トイレがある位置」みたいな雰囲
気。・・・アルミ製の大きなスライドドアを開けて中に入ると、午前便だからか人影はまば
ら。愛想のいいオバチャンがいるフロントで受付をして、窓際のイスに陣を取る。ラウンジ
の窓からはオヘア空港の7本ある滑走路の一本と、鉛色の空がぼやけた境界線を作りながら目
の前に広がっている。この無機質だが雄大なアメリカ内陸の空を初めて見上げたのはそう、
ほんの4日前の出来事だった。


取り合えずお腹が空いているので、ふんだんに盛られたフルーツやパン、チーズなどなどを勝
手に盛り付け、カプチーノをジュバーっと注ぎ込み大量のシナモンをふりかけてイスへ。手持
ちのかばんから愛用のPowerBookG4を取出し、この3日間の記録となるブログの記事を書き
始める。・・・そう今この瞬間がこの日記がスタートしたあの冒頭の部分(第1話)になって
いる訳だ。フルーツをお替りに行き、コーラなども追加してボーディングまでゆったりと過ご
す。成田のラウンジで疲弊しきっていた自分は過去のものであり、今は少し前向きなモチベー
ションと、自分のアイデンティティーを取り戻せた様な充実感で満たされている。Macを眺め
ながらブログ記事の構成を考えてゆくが、書きたいことや、覚えておきたいことが比較的クリ
アな脳みそからグングン引き出されて、どうやらこの記事は膨大なスケールになる予感を覚え
た(当たった訳だが・・・)。


出張でどの国に行っても、どの街に行っても国内外問はず持ち歩いている「Macintosh
PowerBook G4」。疲れてホテルの部屋に帰っても、あの落ち着いたシルバーのボディと、
使いやすいOSを立ち上げた瞬間に色々書きたい話題や見せたい画像が湧き上がる不思議な
パートナー。あまりに持ち歩きすぎて初代のチタンボディのG4はボディが分解しているわ、
ヒンジが死に掛けているわ、最終的には液晶のマウントが折れて画面が自立しなくなっ
た。・・・そのせいでとあるプロダクションの社長には「日本一ボロいG4」とまで言われた
(汗)。・・・確かに分解しているボディをセロテープで止めている奴はそうは見かけない
けど、彼はまだ立派に部屋でサブ機として生きている。でもまぁ、その反省を活かし、2代目
となるアルミボディのG4は綺麗そのもの。暗闇で光る背面の「リンゴマーク」や、浮かび上
がるイルミネーションキーボードなどの、確信犯的な演出が大好きだったりするが、クリエー
ションを刺激するってのはそういう遊び心の集大成なんだと思う。使いやすさはユーザーに
取ってとても大切だけど、それだけを追求したマシーンってのはお勉強の出来る優等生みたい
なもんで、創造力を必要とする類の人にとっては可もなく不可もなく、どうでもいい存在に
なってしまうものかもしれない。ちょっと嫌らしくても、自己主張のあるMacの雰囲気が昔
から好きだったりするのは俺自身がひねくれているからなのかな。


って、別に俺がMac好きなのをここまで勝手な思い込みで正当化しても誰も興味なさそうなの
で、時間を進めてみたいと思う。

■Chicago O’Hare International Airport RCC First 10:15 29/Dec

「RCC – First Class Lounge」内には「NH11」便の最終搭乗の案内が流れている。日本人
らしき親子連れが動き出しているが、今日のファーストはさすがに「一人ぼっちの羞恥プレ
イ」は避けられるのだろうか。「C10」と書かれたボーディングスポットへ辿りつく頃、地上
係員が「NH11便、東京行きのお客様っ!」と叫んでいる。・・・あれ?また俺ノロノロ動い
ているのか?・・・日本人と分かる俺の顔を見た係員が「お客様、11便東京行きですか?」
と血相を変えて近寄ってくる。あぁ、ハイハイと答えていると、早く乗ってくれと言わんばか
りに誘導を始める。ん〜、でも俺このボーディングスポットの電光掲示板撮りたいんだよ
なー、っとおもむろにデジカメを取り出し、立ち止まって記念写真。その間も真横を日本人
観光客が強制連行され続けている。ん〜、NARITAって文字が上手く写らないなぁ、露出変え
てみよっかな・・・などゴチャゴチャやっているとさすがに・・・

誰もいない。

ゲート閉めますよ!位の勢いだったので、ゴメンゴメンとチケットを出し乗り込んでゆく。
ジェット燃料のケロシン(Kerosene)や空調のドライでややダスティーな臭い、そして先行
したお客さんからの香水の臭い。外気に近いのでややヒヤッとしたPBB(Passenger
Boarding Bridge=搭乗ゲートから機内までのあの通路ね)の雰囲気が俺は好き。一番ワクワ
クしている瞬間かもしれない。PBBが1kmあってもいいのになぁ・・・と意味不明なことを
考えながら、「ANA First」と書かれた方へ曲がるとまた誰もいない閑散とした視界が目に入
る。


機内に入れば・・・

・・・おぉ!今日は他の客がいるっ!

乗り合わせはどうやらラウンジで見かけた父、母、娘の3人。娘はどう見ても小学校2〜4年
位。さぞやいい娘に育つことだろうよ・・・。

ファーストクラスは横一列4席の配置。その1列目を親子と僕で全て埋め尽くし、2列目は誰も
いない。どうやら成田までのフライトはこの4人がファーストの乗客の様だ。

■All Nippon Airways NH11 First Class 1K on Board 10:38 29/Dec

Fキャビンにはキャパシティに対して4人の4/8が搭乗しているので、CAさん達もゆったりと
離陸前の準備をしている。また作務衣や雑誌、アメニティーキットと、更にアメニティーの
追加要望など聞いてもらいながら時間は流れていっている。今日も行きと同じBoeing
777-300ERが俺を日本まで運んでくれる。行きとまったく同じ「1K」の座席に腰掛け、ウェ
ルカムドリンクにコーラ(またかよ!)をもらいつつ配布された日本の新聞に久しぶりに目を
通す。窓からはくぐもった空がどんより顔をのぞかせており、時より背後から聞こえるジェッ
ト機の離陸音や着陸時のスラストリバーサーの轟音が聞こえるのみ。4日前シカゴに降り立っ
た時もこんな空だったなぁ、と思いつつ本当に飛ぶように過ぎ去ったこの4日間を再度思い出
す(思い出した内容は過去第1話〜5話を参照・・・)。

「・・・selector lever automatic.」

いよいよ扉が閉じられプッシュバックが開始される。シカゴよサヨナラである。この瞬間から
はいつもこの後予定されたフライトタイムを消化すると日本に着いてしまうなんとも寂しい感
覚が心を支配するんだよねー。「ブゥゥゥーン」っというエンジンが始動手順に入った音を聞
きながら「あ〜あ」といつも思ってしまう。行きより明らかに疲れが取れているのでゆったり
とファーストのデカイ椅子を楽しみつつ、滑走路へ向けタキシングをしている機内からの風景
を焼き付ける。空港の地理感覚がないので、おおよその位置を考えながら想像すると、どうや
ら西向きの滑走路へエントリーしている様子だ。連なった航空機が順番に離陸をする様子を窓
から眺めていると、ついに順番が来たらしく例の4点鐘が鳴る。スルスルスルーっと機体が動
き出し、その数秒後背中を大きく押されるように離陸滑走へ。ジェットエンジンの前方にいる
と、777の様な高バイパス比エンジンの場合は特に「ゴー!」っというジェットエンジンの爆
音ではなく、「ビーン」という独特の作動音の方が耳に入る。十数秒この「ビーン」を聞き続
けていると、プッシュバックから30分後の11:15、おいらの乗せた機体はついにシカゴの地
面を離れ空中に解き放たれた。

Photo by T.UEDA

さすがに今回は離陸後爆睡に入らず、ゆっくりと小さくなってゆく街を見下ろす。と言って
も、すぐ雲の中に入ってしまったので、あまりゆっくりシカゴの街を上空から楽しむ時間は
なかったのだけど。。。北西の方へヘディングする様で離陸直後にライトブレイク。その後
は黙々と(って表現も変だが)上昇を続け、離陸直後は12,000ftで一旦ステイ。その後再度
上昇を初め復路便の1st Cruising Altitudeは34,000ftの様子。その高度になる頃には、機内
食のメニューも配られいよいよおいらの空腹を満たしてくれる時間帯に。。。今回は体調も
いいし、ゆったり食べてやろうと思っていると・・・

PA 「ここで、エコノミークラスの皆様へ、今後のお食事のご予定をご説明申し上げます。
お食事は洋食、和食の2種類を・・・」

とアナウンスが入る。おぉ!エコでは俺の大好きなチキンとパスタのセットが出ている模様
だ!うまス!俺それ食いたいっス!・・・とウハウハしていると、

「・・・すみません、手違いでエコノミークラスのアナウンスが流れてしまって。」

とCAさんが謝りに来る。え?いいじゃん、あっちのメニューも知れたんだし。と俺は思って
いたが、世の中そうでもないらしい。 難しいのね、ファーストクラスのご作法っての
は・・・(笑)。って事で、前菜にはキャビアとシャンパンの成金コースをオーダー。
ふんだんに盛り付け湯葉兄には無駄に贅沢な空の食事タイムがスタート!

【前菜:キャビア トラディショナルガーニッシュを添えて】

【飲物:ライム入りペリエとKRUG GRAND CUVEE(シャンパン)】

【サラダ:ロブスターのエキゾチックサラダ、洋梨のヴィネグレットソース】

【メイン:海の幸のブイヤベース仕立て、マルセイユ風】

【デザート:カスタード風味のクレープ、ラズベリーソース】

【これに加えてブレッドセレクションと季節の果物を・・・】

■34,000ft above the Saskatchewan, CANADA 12:45 29/Dec

ご飯は離陸後約1時間からスタートし、ノッタリノッタリ食事をしているとデザートを完食
し、コーヒーのお替りをもらう頃にはもう北米現地時間の13:20。もう既に機体はカナダ上空
を飛んでいる様子で、眼下には美しい山脈(う〜ん、これどこだろ)の雪景色が広がってい
る。まだ対流圏(troposphere)を飛んでいるが、それでも今日は素晴らしく空気がクリア!
外気はマイナス40数度以上なんだろうけど、成層圏(stratosphere)より上の空の青、そし
て対をなす雪山の景色が食後のコーヒーをより一層美味しくしてくれるってもんだ。

ちなみに、あんまり紹介されていないので、ANAファーストクラスで提供されている飲み物
類を全部ご紹介致しましょう。(2006年12月搭乗時)

【ANA First WINE & BEVERAGE】

・Cahmpagne KRUG GRAND CUVEE
・WINE Les Plantiers du Haut-Brion 2001
・WINE Vine Cliff Winery Chardonnay 2004
・WINE Schlossberg Grand Cru Riesling 2002
・WINE Babich Winemakers Reserve Sauvignon Blanc 2005
・WINE Balthazar Shiraz 2002
・WINE Chateau Petit Villeage 2002
・WINE Franciscan Oakville Estate Magnificat Cabernet Sauvignon/Merlot 2002
・WINE Montana Terraces Estate Pinot Noir 2003
・日本酒 大吟醸 玉綱(島根)
・日本酒 純米大吟醸 花乃酔(佐賀)
・梅酒 角玉梅酒(鹿児島)
・焼酎 へっついねこ(宮崎)
・焼酎 天盃(福岡)
・Aperitifs & Cocktails 11種類以上(特別メニューオーダー可能)
・Whiskies 4種類
・Spirits 2種類
・Brandy & Liqueurs 4種類
・Port Wine Taylor’s 20 Years Old Tawny Port
・Beer 4種類
・Soft Drinks 11種類
・TEA 抹茶黒豆玄米茶
・TEA ASSAM SILONIBARI
・TEA DARJEELING DARJEELING THE FIRST FLUSH
・TEA EARL GREY BREAKFAST EARL GRAY
・TEA JASMIN TEA
・TEA BOOIBOS NATURAL
・ANA’S ORIGINAL FLAVORED TEA GENTLR BREEZE
・ANA’S ORIGINAL FLAVORED TEA SUNNY SPOT
・COFFEE Columbian blend
・COFFEE Mocha blend
・COFFEE Kilimanjaro blend
・COFFEE Blue Mountain blend
・COFFEE Charcoal-roast coffee(炭焼)
・Espresso
・Cappuccino
・Caffelatte
・Caffe macchiato
・Decaffeinated coffee
・Hot chocolate
・煎茶
・ほうじ茶
・梅こんぶ茶

と、まぁアホみたいになんでも飲める状況になっており、湯葉兄も行き返りで色々その時その
時の好みで飲み物を飲んでいたわけですが、基本下戸なおいらはこのクラスの真価ともいえる
ワイン類には手をつけず、そういう意味ではモトを取っていない事が明白なのでありますな。
でもDecafがあったり、黒豆茶があったり・・・割とおいらの好みに応じても結構色々選べる
な・・・と。ウイスキーがしょぼいのが残念でならん。

昼食を終えると、機内は落ち着いたムードになり、Fキャビンでも各々が映画をみたり、読書
をしたりと悠々した時間が過ぎてゆく。時たま飲み物の交換を頼む声が聞こえるくらいで、
静寂に包まれたキャビンは時間が過ぎてゆくのを忘れてしまうほど快適だ。機体は、カナダの
「ウィニペグ(Winnipeg)」上空を通過し、「フォート・マクマレー(Fort McMurrey)」
の東側を通過、更にはオーロラで有名な「イエローナイフ(Yellow Knife / CYZF)」の上
空を越えてゆく。イエローナイフからはやや東へ針路を取り、カナダ最高峰で知られるローガ
ン山(5,959m)を要する、ユーコン準州(Yukon Territory)の上空へお邪魔する。運が良
ければ夜間飛行時このエリアでは機内でもオーロラを見ることが出来る。おそらく高度が上が
りきっている日本⇒北米路線の時の方が見やすい(夜だし)と思う。僕自身も何度か機内から
着色はされていないが、真っ白なオーロラがひらひらうごめく姿を見た経験があるので、北米
路線に乗る人は是非スカイマップをみながらチャレンジしてみると良いだろうと思う。


3杯目のコーヒーをお替りして、持ち込んだ本をゆったり読んでいる頃、突如キャプテンアナ
ウンスが入る。

「ご搭乗の皆様こんにちは・・・(中略)・・・えぇ〜、先ほど先行するJAL機からのリポー
トによりますと、この先約15分程の空域でやや強い揺れがあったと報告を受けております。
それによりまして、お寛ぎ中の皆様におきましては大変恐縮ではございますが、あと、
えぇ・・・約5分程でシートベルトサインの方、点灯させて頂きます。トイレなど・・・」

おぉ、揺れか。ウェルカムお、揺れ大好きお!

■36,000ft above the Cordova, Alaska USA 15:55 29/Dec

て事で、極めてイレギュラーな湯葉兄の嗜好に沿った形で揺れてくれるらしい。アナウンス
の約5分後になる北米現地時間の16:00(離陸後約4時間45分)、シートベルトサインが点灯
し、その約10分後位からガタゴトと揺れが始まる。窓の外はなんともまだ綺麗なブルーと
ホワイトのコントラストが続いており、こんなクリアーな空で揺れるんだから分からんよな〜
と思ってしまう。途中わりと強めのアップダウンが起きたりするが、言うほど強い揺れではな
かった(と俺は思う)。揺れたポイントは地図とアナウンスによればどうやらアラスカ州の
「コルドバ(Cordova)」付近(北緯60.54度、西経145.76度)。アラスカ湾に面した小さ
い街の上空だ。・・・アラスカは1867年にロシアからアメリカが購入した土地。ただの氷土
だと思われていた当時は「アホか・・・」と言われたそうだが、それを裏付けるように、売却
価格はなんと「1平方km=5ドル」というバーゲンだったそうな。アッチャコッチャに飛んで
ゆくコーヒーを手に持ちながら、綺麗な空といよいよアラスカ上空まで来てしまった・・・と
いう寂しさ(しつこい?)を感じながら揺れる機内で眠くなってゆく。・・・でも寝ない
(笑)。コルドバはかの有名な「アンカレッジ(Anchorage)」から約240km程度離れた
街、つまりもうしばらくすると機体はアンカレッジ上空を通過してしまう。アンカレッジは
飛行機少年時代に憧れだった土地。当時は飛行機も燃費や、シベリア上空(=ソビエト連邦上
空)が飛行できないという制限のため、ヨーロッパ路線便は途中で燃料などの補給が必要だっ
た。そのため、物資補給で必ず「アンカレッジ」に寄航していたのだ。日本発の国際線という
と「アンカレッジ経由」というイメージが強く刷り込まれてしまったので、なんとも飛行機少
年にはかぐわしい響きを持った土地として記憶されてしまったのである。その、「アンカレッ
ジ」、一体どんな意味を持つ地名なのかと言えばこれが結構面白い。・・・1914年にアラス
カ鉄道が建設され始めた際、建設資材を搬入するための臨時の港として建設された土地だった
りするのだが、その際国際地図に「資材搬入用投錨地(=anchorage)」と記載するのを
間違えて、大文字で「Anchorage」と記載してしまった為、固有の土地名称だと勘違いされ
たまま馴染んでしまったらしい。その後も航空路線のハブ空港として多くの国際便が寄航する
土地となったので、ある意味この名前が馴染んだことはある種の必然として考えてみても面白
い。そんな憧れのアンカレッジ、いまだ地面を踏みしめたことはない。


本も読み飽きたので軽く仮眠をしている頃、高度は最終の巡航高度となる38,000ft
(11,692m)に到達。もうちょっとで成層圏へ達する高度だ。エンジンもより静かな音とな
り、ビジ・エコのキャビンも今は「作られた夜」を過ごしていることだろう。真っ暗なファー
ストのキャビンでもほぼ全員がシートをフルフラットにして羽毛布団を被っている。時折操作
される液晶画面が真っ暗なキャビンを照らすが、しばらくすればその光も暗く調整されてゆ
]]く。寝起き用に配られたミネラルウォーターが時折の揺れでカタコト、とポケットの中で
音を立てる以外まったくの静穏空間。長距離国際線のこの「作られた夜」がとっても好きな
僕だが、フルフラットの誘惑には勝てず目一杯眠りの森へ誘われてしまう。

「シュウウーン」というエンジンの音の弱まりと、上空でのクルーズ時には3度程度ノーズを
あげた状態で飛んでいる機体が下向きに傾く感覚で目が覚める。どうやら巡航高度を変更する
らしい。寝癖で一杯になった髪をなんとなすべくトイレに立つ。機首付近にある一番前のドア
(R1)の窓から下を覗くとどうやら海の上だ。・・・ということは、ベーリング海から
アリューシャン列島を抜け、下手したらそろそろ千島列島に入ろうという頃だろうか。座席に
戻り、椅子をリラックスポジションへ戻し、飲み物をもらう。なんか付け合せに・・・と頼ん
でチョコとクッキーを添えてもらい、スカイマップをみつつ音楽番組を探す。行きに
「Sound Shower」は聞きつくしてしまったので、おなじみの「Best Hit USA(ANAに乗っ
てる人にはかなりお馴染みかと思いますが)」の小林克也の声でも聞くか・・・と。ん〜、
今月のベストヒットはイマサンだなぁ、と聞くでもなく、なんとなく耳に流しながら読書の
続きをする。

お腹も空いたし、何か食べようかなぁと思っていると丁度早めの朝食の時間帯らしくCAさん
達が好みを聞いてくる。腹は完全に和食を欲しているが、和定食みたいなのは嫌だ。ついでに
フルーツもつけたいからメニューの和朝食コースをそのまま頼むとハズレだな、これは。って
事で、別途「いつでも頼めるメニュー」に記載してある「ウニ・イクラ丼」にフルーツなど適
当に組み合わせて注文をする。ファーストは基本的に(まぁビジもそうかな)、食べたい時に
食べたいものが食べれる様になっている。さっきは飲み物を紹介したので、今回はその「いつ
でも食べれるもの」を羅列してみようと思う。

【ANAファースト、いつでも食べれるものリスト】
・和風珍味 汐ふき椎茸
・和風珍味 いかさし昆布漬け
・海鮮と野菜の串揚げ 抹茶塩風味
・ずわい蟹と海老芋のオランダ煮 香酢餡掛け
・おでん
・漬物取り合わせ
・サンタンドレ(チーズね)
・フルム・ダンベールAOC(チーズ)
・ ペコリーノ トリュフ風味(チーズ)
・きつねうどん
・広東風ふかひれラーメン
・紫うにいくら丼
・鮭茶漬け
・広東粥
・地鶏とマッシュルームのカリー
・スーパーチーズバーガー
・カルツォーネピッツア
・ミネストローネスープ
・ガーデンサラダ
・コーンフレーク
・フレッシュフルーツ
・子持ち昆布土佐漬け
・まながつお味噌幽庵焼き
・クリーミースモークサーモンパスタ
・ブレッドロール

って事で、さすがに往復136万円も払って乗るクラスだけのことはあるサービスが用意されて
いる。目の前に出された久しぶりの美味しそうな「ご飯」+味噌汁。うう〜ん、日本人の心。
隣の家族連れの母親も同じ心境だったのか「ウニ・イクラ丼」を注文している(笑)。「日本人
の心だわねぇ〜☆ホクホク」と丼ものを食べているうちに機体のスカイマップにいよいよ北海
道が入ってくる。マジかよ、もう日本かよ。降りちゃうのかよ。。。


機体はディセント(降下)を始め、どんどん成田へ向けての針路を進む。いっつも北海道が近
くなると揺れ始めるが、なんかここには気流があるのだろうか。不思議とこの辺りからは眼下
に広がる空が親しみのある、見慣れた空に見えてしまうのは本当に人間って適当な生き物だと
思う。今まで見てきたカナダの空と北海道上空の空が違うっちゅーのか?(いや、でもたぶん
違う気もする)。太陽に照らされてキラキラ光る太平洋を眺めながら少しづつ、少しづつ旅の
終わりが現実のものとなって来たようだ。疲労と焦燥でぐったりしながら乗り込んだ成田エキ
スプレスの朝からわずか数日。結局この旅が教えてくれたのは、自分が自分らしくあるために
は必要な場所と生き方があって、どんな時にも自分という軸を曲げないで生きるべきだ、とい
うこと。ちょっとだけ晴れ晴れとした気分になりながら座席をアップライトポジションに直
し、最終着陸態勢に備える。・・・右手に銚子が見える頃、機体は小回りに右旋回をして、
滑走路へ正対しグングン地上が近づいてくる。機内のスカイビジョンからは遠くに見える成田
の滑走路がボンヤリと迫りつつある事が分かる。冬の気圧配置のせいか内陸に入りあと数分で
着陸というタイミングから機体がゆったりゆったりと揺さぶられ始め、目の前の地平線も斜め
になったり、元に戻ったりを繰り返す。見た目にも民家が大きくなり、騒音問題で約750m内
側にディスプレイスド(移設)されたスレッショルド(滑走路末端)の不思議な印が肉眼でも
見えてくる。いよいよ接地か。。。と思っていると、接地したかどうかわからない位の軽い
ショックでメインギア(後輪)が接地したことが分かる。そのまますぅぅ〜っとノーズギア
(前輪)も接地をしたらしく大きなスラストリバーサー(逆噴射)の音が耳元で唸る。ってい
うか、超ナイスランディング。久しぶりにすんばらしい。

WELCOME BACK TO TOKYO.

■TOKYO Narita New International Airport 13:40 30/Dec

約11時間に渡る空の旅は終わりを告げ、手荷物をまとめた俺たちは殺風景な空気が懐かしい
成田のイミグレーションへの道を歩いていた。日付変更線を跨いだ関係上、気がつけばもう
大晦日イブである12月30日になっている。年の瀬の出国ラッシュの様な雰囲気がディパー
チャーゾーンでは展開されているが、帰国者はそれほど多くなく、イミグレも早々に通過。
荷物をピックして、長旅の疲れを癒しに「アフターラウンジ」へ。・・・そうなんだよね、
新しくなった第1ターミナルには、到着者と乗り継ぎ客専用のラウンジ(Signet)が設けられ
ている。出発時のラウンジはそりゃ当然なんだけど、10時間位乗ってきて、そのまま家より
は、軽く熱いシャワーを浴びて一杯飲んで・・・ってのは大変有難い。そのまま仕事!って時
にも良い気分転換と目覚まし効果があると思えるし。って事で、早速それを試すべくコロコロ
荷物を引きずりながらラウンジにチェックインして、シャワーブースの予約を入れる。


シャワーブースはこんな感じで小ぎれいな空間になっている。アメニティが並べられ、ゆった
りとシャワーを浴びた後に簡単なグルーミングをし、ソファーの並んだラウンジで冷たい飲み
物やお菓子、ビールなどを楽しむことが出来るっていう寸法。俺もシャワーの後に冷たい紅茶
を飲みながら早速仲間に連絡を入れ、夜の段取りを・・・って、そのまま遊ぶのか!って感じ
だがしょうがない。大晦日が近いし、大晦日元旦は毎年恒例の「初日の出の会」だから連絡事
項や打ち合わせ先も多い。

すっかり日本人モードに再起動した俺は、成田を後にして目黒の部屋を目指す。午後の日差し
から夕暮れの日差しに変わろうとする湾岸線を走りながら、忙しいし肉体的にも厳しい代理店
時代の毎日を思い出す。シカゴ初日でも感じた、「時間と空間が歪んだ毎日」が自分自身に一
番合っている暮らし方なんだなぁ、と不思議な感慨を覚えるのが分かる。過大なストレスにさ
らされ、寝不足と空腹とコロコロ変わる天候とに耐えながらも、1日1日に達成感があるって
いうのは素晴らしいことだ。人は毎日成長を続けて生きてゆくもの。その成長は実感できるも
の、出来ないものとあるが、これからの毎日はどっちだろう。この一年は色々大きく動いた一
年だった。でも大きく動いたのは環境だけかもしれないし、ひょっとしたら自分自身の内面は
後退してしまっているのかもしれない。少なくともクリエイティブな脳みそはややお留守な毎
日だった訳で、そのへんの反射神経や吸収力が落ちたことは否めない。より些細なものに感動
し、より多くのものに共感する。そんな単純な心のセンシティビティが今の俺は落ちている。
ちょっとだけこのシカゴ、ニューヨークで回復したそれは一体いつまで持つのだろうか。多く
の友人に囲まれ、多くの刺激的な仲間がいて、多くの感動的な事象を共有させてもらえる。
そんな恵まれた環境にこれから俺は何を還元してゆけるのだろうか。Give&Takeで言えば、
俺は比率としてGiveの多い奴になりたい。多くの人に何かをGiveすることで、ほんのちょっ
と何かをTake出来ることが喜びな人種なのだから。だから、そのGiveが少しだけ枯れている
今はフラストレーション以外の何者でもない。・・・それが理解出来ただけでもこの旅は意味
があった。漫然としたフラストレーションの根っこはなんだったのか。それに対する答えが
見つかったが、それはより自分自身を混乱させる羽目になった。


■TOKYO Meguro Gakugei-daigaku 21:35 30/Dec

学芸大学のとある焼肉屋。大学時代の同期でいまだに車や飲み会、その他のイベントを通して
年中遊んでいる「K」と、横浜のファクトリーから愛車を整備し乗ってきてくれた幼馴染
「G」、そしてわずか2日前にニューヨークで飯を食べた「ユキ」の4人が集まり「ミニ忘年
会」をしている。何を話すでもなく、旅のこと、この一年のこと、身近な話題をループさせな
がら。こうやって気軽に肉を焼きつつ他愛もないことを話せるのって本当に素晴らしい。ユキ
は俺と違って12時間ニューヨークから仕事をし続けて先ほど日本に帰りついたばかりだとい
うのに、快く顔を出してくれている。いつまでこんな幸せな時間が続くのかは分からないが、
この幸せな一瞬一瞬をもっと積み重ねて行ければいいと思う。人生の価値ってのはそうやっ
て、いかに心が豊かな時間を多く持てたか、だと最近強く思うようになったし、なんだか
ニューエコノミーの姿を見ながら「お金で買えないもの」ってのがなんだかやっと本気で分
かってきた気がする。ま、あるに越したことはないけど(笑)。

■TOKYO Chofu Chuo-EXPWY 25:12 31/Dec

日付が大晦日に変わり、いよいよ2006年も24時間単位のカウントダウンに変わる頃、俺たち
は店を出て、三々五々家路に着く。Gが持ってきてくれた愛車に火をいれ、246沿いに住むK
を俺は実家に帰るので途中まで乗せてゆく。中央高速を猛烈な速度でクルーズしつつ、心地
よいFMから流れるBGMを聞きながら、車が多摩川を越える頃・・・

G 「おい、そんで明日何時集合にすんだよ?」
湯 「え?まぁいいんじゃねぇの、適当で。」
G 「そうやっていっつも適当っつーから半日位予定ズレて大変なことになるんじゃん」
湯 「なんとかなんだろ、ガキじゃねぇんだし(笑)。今年は宿もねぇからな・・・」
G 「ま、今更連絡しても遅いかー」
湯 「起きたら考えようぜ、とりあえず昼集合で伊豆には夜でいいだろ。」
G 「アボンさん置いてきぼりで(笑)」
湯 「あれ?来るんだっけ、結局」
G 「それひどすぎね?来るって言ってたべ、来る気マンマンだよあの人」
湯 「ふ〜ん」
G 「買出しはまたドンキ?」
湯 「でしょー」


・・・そのまま離陸できそうな速度のキャビンの中、BMW M3が発する轟音に紛れながら
いつもどおりの会話が続く。インターを降り、駐車場に車を止め、冷え切った地元の空気の中
お互いに煙草に火をつけて一言。

「じゃ、あした。」

明日は一人では探せないのかもしれないが、今日を形作るのは一人の心の持ちようだ。
なんだかそんな気持ちになった5日間、北米の旅。コントロール出来ない疲れに支配されてい
た俺は、いつしか慣れ親しんだ疲れを身体に感じていた。

Photo by Toshiaki Shidara on 1st/Jan/2007

まもなく怒涛の2006年が終わろうとしている。

(FIN)


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共通テーマ:日記・雑感

【旅】Chicago-NYC 第5話「ナイトドリフティング、出発の朝」

第5話「ナイトドリフティング、出発の朝」

■CHICAGO O’Hare International Airport 15:40 28/Dec

—再びシカゴ。さすがにこの日記を読んでる人達は「こいつアフォぢゃないか?」と思うくら
い「普通の旅の仕方ではない」気が、書いてる本人でさえするこの瞬間だったりするが・・・

そう、再びシカゴに降り立った。昼過ぎにNYCを飛立った便は、東部時間と内陸部の時差のお
陰でフライトタイムを事実上1時間削減し、まだ午後を楽しむには余裕のある時間だ。なかな
か出てこないバゲージを受け取りタクシーで空港近くに取ったホテルに急ぐ。

・・・しかし。着いたホテルは予約時に想像はしていたものの、本当にアメリカ映画によく出
てくる「そのまま射殺体で発見されそう」なモーテル(笑)。なんとも愛想の悪い受付に鍵を
渡され、トイレを掃除する消臭剤の匂いが微かに漂う薄暗い廊下を自分の部屋まで歩いてゆ
く。・・・無駄に広い部屋に入り、幸運にもネットだけは無線LANで提供されている事を確認
し、冷蔵庫の上に置かれたコーヒーメーカーに粉を入れ、コポコポとコーヒーを煮出す。
チェックイン時に言い忘れたせいで部屋はノンスモーカーズルーム。ま、どうせチェックアウ
トの時にはわからねーだろうと、風呂を締め切り一服。こうやって逞しくどこでも煙草を吸お
うとするスモーカーの根性が俺はちょっとだけ好きだ。微かに漂うコーヒーメーカーからの薄
いコーヒーの匂いをかき消すかの様に、風呂の鏡に映った自分の吐き出す紫煙が場をフィリッ
プモリスの匂いで満たしてゆく。


部屋に戻り、夕食をどこで食べるかガイドブックとにらめっこする。そういえばここまで独り
身で海外を旅行するのは久しぶりかもしれないな。LAに入社当時に遊びにいった時でさえ、
現地では遠い友人が迎えてくれて一人でご飯を食べた記憶は無い。ま・・・そんなのもなんだ
か今年を象徴していていいじゃないか。・・・そんなちょっとだけマゾヒスティック(自虐
的)な感傷に浸りつつも、見つけたのはアジアエスニックのヌードルが美味いという
「Joy’s」。リグレーフィールドにも近いので、空港(このホテル)からしてみればかなりの
距離だ。最終夜、シカゴをフラフラと散策するには丁度よい距離だと、ここに決める。

空港までのシャトルバスに乗り込み、再度空港へ。オヘア空港からシカゴのダウンタンまでは
タクシーを使わずに「ブルーライン(Blue Line)」という地下鉄を使ってゆくこととする。
約40分程度必要だが、車窓からなんとなく街を眺めつつ行くのもいいし、何より安い。案内
に従い、BLの改札までたどり着く。そこでNYCでいうメトロカードに相当する「CTA
(Chicago Transportation Authority)カード」を購入し、ちょっとだけNYCと違う方法で
(スワイプ式ではない)改札を通過し電車へ。始発なのでエッコラセ、と座席に座りiPodに
電源を入れる。・・・これが良くなかったのか、車窓を眺めつつ乗客の質(ヤバイか、ヤバク
ないか)を眺め安心した所で眠りの森へ・・・。乗換えをしたかった「Clark駅」を通り越
し、気がつけば「ここ何処?」状態。幸いにもそんなに乗り過ごしてなかったので、反対線に
乗り軌道修正。丁度このダウンタウンエリアの地下鉄は多くの映画に登場する高架鉄道になっ
ており、「シャル・ウィ・ダンス」の米国版では主人公がぼんやりとダンス教室を眺める通勤
電車としてこの高架鉄道が使われている。ニューヨークのブルックリンへ向かう路線や、ヤン
キーススタジアムへ向かう路線も同じ様に古い高架だが、そんな妙にアメリカを感じさせるヒ
ステリックながらも人間味に満ちた鉄の軋み音を残して景色が後ろへ飛んでゆく。


■CHICAGO Belmont Station 19:25 28/Dec

途中でどっぷり日が暮れて来てしまい、目的の「Belmont駅」に着く頃には真っ暗。車窓は
途中から住宅街に変わっていたので、普通に駅前商店街の様なエリアを住民達と足並み揃えて
歩きながら目的の「Joy’s」を探す。・・・しかしこのエリアの町並みはアメリカ的に石が存
分に使われた家が軒を連ねる割にはなんとも優雅な佇まい。街路灯の支柱にはクリスマスのキ
ラキラした飾りが巻き付けられ、水銀灯の光を反射して町中がクリスマスツリーの一部の様な
にぎやかさに溢れてる。冷え込んで来た空気はより一層大気をクリアにさせ、行き交う車でさ
えなんだか演出されたオブジェクトの様に異邦人であるおいらの目には届いてきてしまう
(あぁ、感傷的・・・)。シカゴはブルースの街として知られるが、iPodからはJAZZ系の
ラウンジコンピがチャララララーっと。ソウルフルな声がまったく入らないインストゥルメン
タルを聞きながらの散策も悪くない。っていうのは、歌のない音だけを聞いていても、街の人
の話し声や、街そのものの呼吸感が歌となって曲に彩りを与える気がするからで、なんとも言
えないフローティング(浮遊)感を伴いながら歩いてゆける。


音と映像の記憶はかなりの部分で人間の記憶を呼び覚ますトリガーとなる。特に音というもの
は、人間が生まれる前に最も発達が進む機関である「耳」の名残を受け、非常に脳へのインパ
クトが強い。もちろん他の五感も同様にトリガー要素としては優秀なのだが、「音の記憶」や
「音からの情報摂取」は我々の生活の多くの行動を左右している。・・・例えば、街で聞き慣
れたドンキホーテの歌を聞けばそこにドンキがあるのか?と目を向けてしまったり、ボーッと
歩いている時にふいに聞こえたセールの情報に耳が反応して商品を探してしまったり・・・。
広告の世界でも近年サウンドを活用した販促の事例は枚挙にいとまがない位だ。・・・さらに
個人的な意見だけど、感覚器官そのものが情報を遮断し得ない五感として考えると「耳」
「鼻」が残る。「触感」である手や肌は触らなければ知覚し得ないし、「視覚」はまぶたで情
報を自ら遮断出来る。「味覚」である口も唇で情報を遮断出来る。つまり、もっとも否応無し
に情報を送られる器官が「聴覚」と「嗅覚」だ。うなぎ屋の前で逆らえないのを思い出しても
らえば、その全ての五感にインパクトを与える嗅覚の恐ろしさがわかるってものだろう。

そんな音に紐づかせながら今はシカゴの街を歩いている。「空間による心理的な影響」を
「サイコジ(ェ)オグラフィー」と言う。同様に「精神地理学」という意味もあるが、場所に
よる心理的な影響を考察する際にも同義で使われている。この空間に紐づいた俺の記憶は次に
シカゴを訪れた際にどういう記憶、心理的影響となって表出するのか。たぶんニューヨークの
サイコジオグラフィーが俺にとって「安堵、再会、寄りどころ、再生」の様な意味を持つとす
れば、あくまで仮定だが、シカゴは「葛藤、再確認」の様な意味を持ってくるんじゃないのか
な。


なんて小難しいことを本当に考えていたのかはさておいて、そろそろ「Joy’s」が視界に入る
ハズ。予想では黄色と赤の電飾看板でいかにもアジアンエスニック!な佇まいがあるはず、
と踏んでいる。・・・が、どこにもない。・・・地図では正しい位置なハズだけど・・・と
思った瞬間真横に広がるお洒落なカフェの様なお店によぉぉ〜くみると「Joy’s」と書いてあ
る!!!えっ?これ?すんごいお洒落やん。ガラス張りのエントランスから一歩店内へ。
すぐにチャイナ系っぽいおばさんが人数を聞いてくる。「あぁ、いやおいら一人ね(笑)」
と、あたかも近所の人かの様にサササーっと席に通されメニューを確認。焼売らしき物があっ
たので、それとエスニックチキンヌードルを注文し、プラスコーラ(笑)。焼売は直接
「シューマイ」と発音したら普通に通じていた・・・。何語?シューマイって日本語だよね?
ん?中国語か・・・そうか。でも発音違うはずなんだけど、まぁいいか。

シューマイを甘ったるいタイ風ソースに付けて食べる。不味い。
シューマイの良さが吹っ飛んでる。

醤油を取り寄せ、バババっ!っと醤油をかけ食べる。美味い。
シューマイの良さが再認識できた。

【どうみても冷凍では?と思わせる焼売】


【汁物かと思ったのに目一杯予想を外されたヌードル】


あやしげなてんこ盛りヌードルは、タップリのスープに入ってくる俺の予想を完璧に、完膚な
きまで裏切りごらんの様。ただ、これはこれでなかなかの美味。もう少し香草てんこ盛りでエ
スニックにしてくれて、味付けもスパイシーだったら多くの人がハマる味付けになったと思
う!・・・真横では「シカゴな連中」が上手に箸を使って食べている。こんなに箸が一般的な
道具として浸透しているとは・・・。しかも俺より正しい握り方してやんの(汗)。確か合計
で10$位だったと思うので、安く夜をあげる事が出来た。ま、1.5時間も飯食べる為に旅して
来たんだからそのくらいじゃないとね。あまり観光客がうろうろしないだろうただの住宅街で
近所の住民に混ざって食べる一人ご飯も格別!食にガッツのない湯葉兄ではあるものの、旅の
時はうっすらへんなコダワリを持って「えさ場」を求める事がある。・・・コーラを飲み干し
退散。

【街はクリスマスの雰囲気を残していてキラキラしている】


【本屋で見つけたかっちょいいデザインの本】


■CHICAGO West Diversey 21:38 28/Dec

腹ごなしに一駅分歩いて、最後のシカゴの夜を味わう。パチリパチリと写真を取ったり、でっ
かい本屋でデザインの本を漁ってみたり(ご覧の様なかなりいー感じの本を見つけた!)、
親への土産を探してみたり・・・と。1km程度しかない隣駅まで遠回りしながらのナイトド
リフティング。ダウンタウンでも乗換え時にちょっと違う路線を使って、再度シカゴのダウン
タウンを散歩する。・・・もうこの日記を見てれば判るだろうけど、今のシカゴは治安が良
い。もちろんアメリカなりに・・・という注釈が付くにせよ、かなり安心して散歩が出来る。
夜でもね。ショーウインドーを覗いてみたり、まだ残ってるツリーを撮影してみたり・・・、
待ち行く人を観察してみたり。もう 2006年は残り3日ですよ、という形容のしようがない締
めくくり感を感じるではなく、ちょっとだけクリスマスが終わって疲れちゃったなー的な祭り
の後、みたいな雰囲気を匂わせるシカゴの住人達。やっぱりここは日本ではなくて、アメリカ
だ。


地図通りに進み、発見した「Blue Line」の駅。もう結構夜中に時間が近づいているので、
人影もまばらなちょっと「恐ろしげ感」満載の地下へ続く階段を降りてゆく。ガラーンとした
コンクリートの壁に設置された改札へ再度CTAカードを差し込み通過。40分もすれば、上空
を飛び去ってゆく大型ジェット機の航空灯に照らされたオヘア空港が再度車窓の主役となる。
シャトルバスセンターで煙草を吸いながら、なっかなか来ない宿泊先ホテルのシャトルを待
ち、どこの航空会社だからわからんクルーと乗り合わせでホテルへ。そのままスプラッターに
されて海を渡りそうなホテルだと思っていたが、どうやらどっかの航空会社のステイ先らしい
ので、ちょっと治安含め安心をする(笑)。でも相変わらず廊下は芳香剤臭いし、コーヒー
メーカーのコーヒーは薄くて不味い。窓を開ければ干上がったプールが月夜に照らされてい
る。

ま、でもいいか。大きなベッドはフカフカしてるし♪

気がつけば日付はとうに変わっていて、もう12月29日だ。
残されたシカゴでの休日は残り8時間。

もうここからは時間を減らしてゆくのではなくて、楽しいことを残りの8時間でやりきる為に
予定を考えてそれを足してゆかなきゃ。パッキングをしながらたいして今回の旅は買い物をし
ていない事に気づく。持ち込んだ本もあまり読めてない。帰りの座席で少し読もう・・・。

横目に見たテレビではデンバーが寒波で多くの空の便に欠航が出たニュースを伝えている。
明日のシカゴはどういう天気なんだろうか。イレギュラー好きの俺に、何かご褒美でもあるの
かな?・・・いや無いな。カーテンを開け見上げた空は月に照らされた薄い雲がなんとも立体
的に被さっているだけで「明日はただの曇りだよ」と告げられた気分だ。

なんだか今の心のマインドスケープが映し出された様な空。明日成田に降り立った時に俺は何
を思うのだろう。うん、でもきっと何を思うでもなく、ただモヤモヤするのを止めて、目一杯
深呼吸するだけなんだろうな。

寝よう。時計は午前4時半を指している。もう3時間後にはシャトルに乗らなきゃ。

(最終話につづく)


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【旅】Chicago-NYC 第4話「果てしないニューヨークの空の上で」

第4話「果てしないニューヨークの空の上で」

■NEWYORK East24th 08:48 28/Dec


ニューヨークの朝。日本を離れて3日目。East24thにあるホテルのドアを開けて外に出ると、
12月の冷たい空気が頬を打つ。鉛色の空、同じく鉛色のアスファルト、嫌が応にも目に入る
イエローキャブのビビッドなカラー。ダウンや分厚いコートに身を包み、New York Times
とベーグル、そしてセルラーを片手に道を急ぐ人達・・・何度も見たニューヨークの朝の姿が
目の前に広がっている。僕はと言えば、冷たい空気に煙草の煙を吐き出しながら同じ様にダウ
ンに身を包み道を歩いている。彼らと違うのは手には新聞でも、携帯でもなくデジカメを握り
しめ歩いていること。ビル工事の現場を眺めたり、ストリートファニチャーを写してみたり、
要するに観光客丸出しで流れに乗っている。ただ、地下鉄に慣れた手つきでメトロカードをス
ワイプし乗り込んでゆく様はちょっとだけ疑似ニューヨーカー気取りだ。判りやすく「グラン
ドセントラル」で下車し、気ままに道をさかのぼってゆく。途中で5th Aveに合流し左右にど
んどん現れる高級ブランドの路面店を冷やかすでもなく、視界にだけ捉えながら今日の目的は
ただの「散歩」。無目的が目的の朝。毎年訪れているニューヨークはちょっとづつ変わってゆ
く様で、でもやっぱり根本的な部分はここ数年では変わっていない印象なのがとても落ち着
く。すれ違う人達もそれこそ民族の万博の様に多種多様。時期の割には日本人に遭遇しないの
も心地よい。・・・有名な「ロックフェラーセンター」の前では、見た目こそアメリカ人だ
が、ニューヨークなんて一生で一度来るか、来ないか、という様な一目でわかる「オノボリ
サン」ご一行が写真をパチリ、パチリと撮り合っている。

アメリカはデカイ。

だから、自分たちの街や州から一生出ないで暮らす人達なんて星の数程いる。僕たち日本人に
よりもニューヨークが遠い街だって人達がわんさかいるって訳だ。自由の国アメリカは自由な
だけに「平等」というイリュージョンで霞がかかっていて、なんとなく毎日を暮らせてしまう
僕たちより逼迫した毎日を送っている人達の集合体なんだと思う。プライベートジェットに
乗って、州から州へ、そして国から国へ、資本主義の番犬として飛び回る彼らがアメリカ人な
のではなくて、地元のデリで買うパンの1セントの違いでさえも一週間のお財布と照らし合わ
せて見つめ込んでしまう人達、そして夜が明ける事を1秒でも遅らせたいと思う様な人達があ
る意味で本当のアメリカ人と呼ばれる人達の姿なのかもしれない。いや、アメリカ人になりた
いと願う人達にそういう境遇が多いのかもしれないが。満面の笑みではしゃぎながら写真を撮
り合う若い兄弟や、老夫婦を横目に見ながらこんな邪推に思慮を巡らせる俺がひねくれている
といえばそれまでなんだけど、でも遥か青い空に突出した摩天楼や世界に冠たる金融サービス
企業のロゴがまとわりつくこの街を歩いていると、それだけではない、それを支えるための
犠牲の姿が見えて来るのは自然だと思うし、だからニューヨークには無限のパワープラント
としての刺激を感じるのかもしれない。歓びの横にある失望、成功の背後の失敗、可能性を
あざ笑う現実。・・・そんなものが見えない音となって常に僕に囁き続けている緊張感が
ニューヨークのヒリヒリした、そしてなんだかそれでも安心して心を許してしまう街の魅力
なんだと思う。


そんな事を思いながら歩いていると、気がついたら目の前にはタイムズスクエアが広がってい
る。きらびやかなデジタルサイネージ(Digital Signage)が街を飾り、ビルが丸ごと画面に
なった様な商業広告の博覧会を地で行く凄まじい光景が押し寄せてくる。こういった屋外広告
のことを広告業界の用語では「OOH(Out Of Home media)」と呼ぶ。4マス媒体(テレ
ビ、ラジオ、新聞、雑誌)以外に我々消費者へブランドや商品情報を届ける事の出来るメディ
アとして年々注目が高まって来ている領域。日本だとこういったサイネージのメッカは渋谷
ハチ公交差点前の「Q FRONT(Q’s EYE)」や「109ビジョン」を中心とした一画なのはご
存知の通り。ただ、日本では諸処の規制が厳しく、このタイムズスクエアの規模のサイネージ
展開は出来ていない。当然ニューヨークでもこのエリアだけが特例区域で、SOHO地区にこ
ういうものを見つける事は出来ない。まぁ、だからタイムズスクエアはディズニーランドと
同じ様な特殊区域、アミューズメントなんだと思えば楽しめる。実際年々このタイムズスクエ
アのサイネージは進化を遂げていて、マルチカラーLEDの壁面パネルの解像度は飛躍的に向上
し、遠目には自宅で液晶テレビを見ているのとたいしてかわらない感覚で流れる映像を楽しむ
事が出来る。この写真のどこがサイネージ画面で、どれが単なる印刷された広告か、正確に分
かる人がどの程度いるだろうか?・・・実際は驚く程サイネージ化されているんだ。


■NEWYORK Times Square 11:20 28/Dec

タイムズスクエアは「面白い反響」をする。というのも一番有名な「One Times Square」
ビルに向かって道が絞られてゆく形になっているし、高い建物や広告塔、ビルボードが乱立
するので音がこもってしまい不思議に残響音が響き渡る。だから訪れると常に「ワー」っと
いう様な残響と人々の話し声、車のクラクションなどがサラウンド状態で耳に届く。ちょっと
だけオペラハウスなどのロビーで味わう独特のリバーブ(残響効果)を思い出してもらえば
想像が付くだろうか。乱反射する音と、四方八方から目に入るデジタルサイネージの広告情
報。この視覚的、聴覚的な情報の氾濫と、混み合った道の触覚的な情報によりいつしか人は
タイムズスクエアの高揚を自らの高揚と置き換え、我を忘れて観光客の一人として夢中になれ
る。良い悪いは別にして、こんな歌舞伎町みたいな見た目だけど二味は違うタイムズスクエ
ア、馬鹿にしないでチャンスがあるなら絶対行ってみて欲しい。余談だが、この「One
Times Square」ビル。元々はかの有名な「New York Times」の本社として建設され、
111m、25階建ての高層ビルだったりする。今同社の本社は移動してしまっているが、New
Yearの花火などでいまだ持って、ニューヨークの象徴的な建物の一つなのはご存知の通り。


そんなこんなボケーっと散歩をしていたら、いよいよニューヨークにも別れを告げる時間が
近づいて来た。「Times SQ」から地下鉄に乗りホテルへ帰る。超—!カワイイホテルのフ
ロントの子に預けておいたバゲージを出してもらい、近くでキャブを拾う。

「Would you go to the LGA airport?」
「What airline?」
「United. Domestic.」

ラガーディアまではわずか20分程度の旅。車窓から見えるマンハッタンをこの世の最後と
ばなりに寂しい気持ち(いつもNYCを離れる時は同じ気持ちになる)で眺めつつ、EZPASS
(日本でいうETCみたいなの)のゲートをくぐり抜け、車はマンハッタンを後にする。
・・・丁度アメリカン航空の737が離陸推力を獲得し、猛烈な滑走状態に入るランウェイを
横目にキャブはラガーディア空港に滑り込む。荷物を受け取り、そのままユナイテッドの優先
チェックインカウンターに向かう。カウンターでは猛烈に並ぶエコノミーカウンターを避けて
こっちにやってきた若いアメリカ人カップルがチェックインを断られモメている。

(以下、大雑把な日本語訳・・・)

「どうしてこっちは空いているのにチェックインしてくれないのよ!」
「お客様、こちらはファーストクラスご利用のお客様か、スターアライアンスゴールドの
お客様のみのカウンターです(実際はこんな丁寧に言ってなかったけど)」
「同じユナイテッド使ってるんだから、やってくれたっていいじゃない?」
「だからさっさとあっちの列の後ろに並びなさい」

結局最後はけんもほろろに追い出され、非常に可哀想な感じだった。ゴールドメンバーだけ
ど、国内線だしファーストじゃねぇからなぁ、・・・日本人だし意地悪されたら嫌だなーと
思いつつ念のためにカードとチケットを出すが心配に杞憂に終わったらしく、さっさとチェ
ックインが済み、X-Ray検査場を通過。通路で見つけた美味しそうな「ベリー入り飲むヨー
グルト」(超サイズでかい・・・)をモグモグ飲みながら待合所へ。どうやらここにはラウ
ンジはないらしいので、ベンチに座りながらメール打ったり、ヨーグルトの下に隠れていた
果実をすくい食べたりして時間を潰す。なんでこういう美味しいものを日本のコンビニで売
ってくれないのか非常に不満だ。目の前ではデブな女性二人が俺と同じベリーヨーグルトを
美味しそうに食べている。「デブとヨーグルトとスウェットパンツ」。あぁ、超アメリカ♪
でもあぁはなりたくねぇな。つーか、空港に汚ねぇスウェットかぁ・・・。見回すと部屋着
みたいな格好で歩いている不気味な奴らが多い事に気づく。容姿に気を使わなくなるってのは
なんだか、人生を放棄したみたいで辛いなーなんて勝手に酷い事を思いながら、ボーディング
が始まったゲートへ進む。シカゴまでのシップは行きと違い、エアバス社のA319。ズングリ
ムックリした格好が結構好きだったりする。出張でのヨーロッパラウンドの時も結構乗った
なぁ。でも今回・・・一番ビビッたのは、搭乗時にキャプテンが搭乗口にいて、搭乗客全員
と握手をしながら挨拶をしている事!こんなキャプテン初めてやろー!と思いながら、小柄
な初老とキャプテンと挨拶を交わし乗り込む際にめざとく横を見れば・・・

あぁ・・・コックピットドア開いてる・・・(´Д`;)ハァハァ(嬉)。

エアバス社の誇る美しいグラスコックピットが至近距離で見える。既に打込まれたルートが
ディスプレイに映し出され、コーパイ(副操縦士)さんは管制塔と交信のまっただ中。
・・・ホクホクと良い物見た感を引きづりながら着席し、離陸を待つが、あのオヤジ(キャ
プテン)、ドアを離陸直前まで開けてやがった!ビバユナイテッド!日本の会社もこん位し
てくれっ!!!


■NEWYORK LaGuardia Airport, UA683 on board 14:00 28/Dec

そうこうしてるうちに定刻通り、ニューヨーク現地時間の午後2時。わずか24時間ちょいの
滞在だったニューヨークから僕を再度シカゴへ送り届けてくれる「UA683便」は離陸準備を
整え滑走路へ。いつもニューヨークから旅立つ時は曇りか雨な気がするが、今日も曇り。
楽しい想い出の分、現実の自分が出来てないことを突きつけられる気がして毎回見えない叱咤
激励を貰える街。離陸後しばらく眼下にひろがる町並みを見ながらいつもそこで暮らす人達の
人生について勝手に思いを巡らせ、最終的には自分の人生を俯瞰して見た時の満足感や不足感
を天秤にかけて思いに沈む頃・・・機体は雲を突き抜け真っ青な空と眩しい太陽の光が機内を
支配する。そう、いつもそうだ。なんとはなしに深く沈んだ心を察するかの様に機体は光を届
けてくれる。そしていつも僕はそんな空を見て、人には明日がある事を思い出し、もう一度前
に向かって進んでみようと思い直し飲み物をオーダーする。同じ事の繰り返しかもしれない、
でも同じ事の繰り返しの中にちょっとした進歩や、今まで知らなかった歓びを見つけられる事
が人は大切なんだと思う。一足飛びの充実感は続かない、と嗜められているのだろうか。
いや、大空は無言でそんな人の心の葛藤に新しい視点を与えてくれるキッカケをくれるだけ
だ。答えは自分で出すものだし、何に頼るものでもない。でも、迷った時に大空は不思議と心
に正解を導く力を与えてくれる。




人生という一度しかないものに本当に必要なものはー


1秒も限られた時間を無駄にしてはいけないよ、と微笑みかけるニューヨーク上空の青空を目
に焼き付け客席のシェードを下ろし、持ち込んだ本を開く。ちょっとだけ開いたシェードから
漏れる強い日差しに照らされてプリズム状の乱反射をおこすコーラの炭酸を眺めながらシカゴ
での夕食に思いを馳せる。

到着すれば、いよいよ残された十数時間のカウントダウンが始まる。

(第5話につづく)


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【旅】Chicago-NYC 第3話「真夜中のパンケーキ、再会のニューヨーク」

第3話「真夜中のパンケーキ、再会のニューヨーク」

シカゴ(Chicago)。イリノイ州にあり、アメリカ5大湖の一つとして知られるミシガン湖の
西岸に位置するこの街は、人口約278万人のアメリカ第3の都市。「Windy City」として知ら
れ、ミシガン湖から吹き込む乾燥した冷たく強い風が有名。ちなみにイリノイ州の州都はスプ
リングスフィールドであり、シカゴは州都ではない。緯度は日本の函館とほぼ同緯度であるた
め、その寒さは推して知るべし。冬期は夜間の気温がマイナス20度を超えることがあり、
その激冬ぶりはなかなか有名である。

ダウンタウンに位置するホテルにチェックインし、部屋でインターネット環境などを整え、
ある程度日本からのメッセージを処理。気分転換と時差調整をかねてホテルの近所からちょ
っと足を伸ばした街中を散歩し、ある程度の地理感覚を掴んでゆく。シカゴは「建築の街」
として知られ、なかでも「摩天楼発祥の街」という代名詞が有名。フランク・ロイド・ライ
ト、ミース・ファン・デル・ローエという二人の摩天楼建築家が活躍し、数々の有名なビル
を生み出した。「シアーズタワー」「ジェームス・R・トンプソン・センター」「リバーシ
ティ」「333ウエスト・ワッカー・ドライブ」「マリーナシティ」「レイク・ポイント・
タワー」などなど、上げればキリが無い程様々な建築様式と奇抜な外観で有名なビルが軽く
散歩するだけで目に入って来る。この建築の新鮮さはマンハッタンの摩天楼とは一風変わっ
た驚きと発見がある。


■CHICAGO Downtown 08:40 26/Dec

日中に8度強ある気温はダウンを歩いて外出するのには最適。キリっとした空気がなんだか
たるんだ心をシャキッと立て直してくれる。早朝に着いた為、まだ街が全面的に動いてない
寂しさはあるが、通勤する人達の群れに逆らったり、一緒に動いたりしつつ街歩きを味わっ
てゆく。高度に近代化された街なので、至る所に日本でお馴染みのチェーン店が軒を連ねる。
こういう点は非日常を感じる旅には向かないだろうが、これもまた一興。店員がいい加減なの
か、折角本場で・・・と思ったスタバの「パンプキン・スパイス・ラテ」は薄く、濃厚さが
ない。・・・シャビシャビしたつまらない味。これは帰りのオヘア空港で飲んだパンプキン
ラテも同様で、近所で飲むラテの方が美味いじゃないか・・・と微妙にガッカリもしつつ散歩
を楽しむ。

ホテルに一旦戻り、ちょっと遠出して「科学技術博物館」にでも行こうと、行き方をベッドで
寝転がりながら調べていると・・・

調べていると・・・

・・・熟睡(大汗)。

疲れのなせる技か?目一杯熟睡し、気がつけば・・・



夜・・・Σ(゚д゚lll)(気絶)!


こうしてシカゴの初日は過ぎていった(おいおい)。

・・・訳がない。寝ていられるか!しかも腹減った!・・・すぐに寝癖で一杯になった髪の
毛を隠す為に帽子を被りフロントへ降りてゆく。フロントで「超〜腹減ったんだけど・・・」
「なんか良いカフェ知らない?」「おいらパンケーキ食べたい」「っていうか、夜出歩くと
危険なの?この街」などなど話し込んで、一軒のカフェを紹介してもらう。カフェまでタク
シーで移動し、マグニフィセントマイルのはずれにあるカフェに入る。既に深夜1時過ぎなの
で、店内にはお客さんもまばら。窓際の席に座り、コーヒーと「Flesh Banana Pancake
with nut」を注文。深夜に超ボリューミー&ファットなパンケーキをほうばりながら本を
読む至福の深夜。コーヒーも適度に薄く、ガブガブ飲むのには最高。窓のすぐ外は真夜中の
シカゴの凍った空気。透き通ったクリスタルエアーは、色んなビルから漏れる灯り、車のヘ
ッドライト、クリスマスイルミネーションをキラキラと乱反射をさせながら僕の目に届けて
くれる。静寂はより一層その光の美しさを際立たせる。なんてパンケーキ片手に叙情的にな
ってる場合じゃないが、この時点でかなり気持ちは「非日常モード」として起動し癒されて
来た証拠。結局深夜3時半頃までお店に居座りチェック(お勘定)をする。


■CHICAGO Magnificent Mile 03:25 27/Dec

店を出た後は、ホテルまでまぁ歩けば(1時間位・・・)帰れる距離だったので、マグニフィ
セントマイルを散歩しながら帰ることにする。さーっすがに人っ子一人いない目抜き通り
(銀座並木通りや、マンハッタン5番街に相当するエリアっす)を自由にデジカメで激写しま
くりながら歩いてゆく。深夜なので気温は当然マイナス入っているが、気にならない程度。
出張で旭川のマイナス10度を超えた夜に飲み明かして帰るのに慣れているせいか、寒がりの
くせに寒冷地の叙情が本当に好き。個人的によく札幌などに遊びに行くのもたぶんそのせい
だろう。開放的な真夏の太陽より、雲からうっすらもれる真冬の白夜の様な太陽だったり、
身を切り裂く様な冷たい空気の裏側の春の暖かさに憧れながら街を歩く方が俺の脳みそはより
創造的になれるし、思考も冴えてくる。モノトーンは余計な情報を持たないだけに、創造力を
持てる人間には最も極彩色に見える物なのだと思う。逆にカラフルなものを好む人は本来的に
創造力がないのかもしれない。まぁ偏見もあるかな。・・・街はクリスマスの余韻を引きずっ
たデコレーションが深夜にも関わらず、ライトアップされた状態のままで、ある種独り占め。
こりゃーマジ綺麗!ミシガン湖のほとりというせいもあるのか、なんだか水辺の街特有のゆと
りと優美さが混ざっている街並み。1871年のシカゴ大火の際、唯一焼け残ったと言われる
ウォータータワーのライトアップは一度見て欲しい荘厳さと美しさ。途中出くわしたシカゴ川
にかかった橋から見たビルのライトが反射するシカゴ川とループエリア(ダウンタウン)の夜
景は、周りに人がいないせいかなんとも無機質なのに呼吸をしている様な、深夜にわざわざ
1時間も散歩をしている僕を歓迎してくれているかの様な姿だった。


ホテルに帰れば朝の4時半過ぎ。コーヒーを煎れ、タバコを吸いながらメールやら人のMIXI
日記やらを閲覧する。そのままバスタブに湯をため冷めた体を温めた後は荷造り。・・・そ
う、今朝はこのまま国内線に乗ってニューヨークへ移動する。

いやぁ、マジで出張みたい(汗)。結局一睡もせず早朝にチェックアウトをし、そのままタク
シーで24時間前に到着したシカゴ・オヘア空港へ。「UNITED」のPriorityチェックインを利
用し、そのままPriority Securityへ。ごった返す一般セキュリティーを横目で見ながらの通
過。最近はなんだかこの「Priority」ってレーンがかなり増えて来た、というか定着した印
象。並ぶのが大嫌いなんで、これはかなり嬉しい。X-RAY検査でなんだか猛烈にひっかか
り、質問攻めにあいつつも通過。お腹が空いたのでゲート近くの「Red Carpet Club
(UNITEDのビジネスクラス、Star Alliance Gold Member用のラウンジ)」に入り、パン
とヨーグルト、ホットチョコレートを朝食に頂く。


■CHICAGO O’Hare Airport Red Carpet Club 08:47 27/Dec

気がつけばボーディングタイム。いそいそと指定されたB14搭乗ゲートへ進み、乗り込むのは
「UA674便」。この日はBoeing 737-500がシップとして運用されていた。First Class
(国内線でFってあるのが海外は不思議)のすぐ後ろとなるUAならではの「Economy Plus」
の座席に座り(UAの国内線はFirst、Economy Plus、Economyの3クラス制)、ボケーっと
本を読みながらの約2時間。いつもはJFKだが、今回は国内線だという事で、マンハッタンに
近い「ラガーディア空港」へ降りる便を予約した。横目にJFKを見ながらQUEENSの上空を
ゆったり左旋回し31滑走路へそのまま着陸。盛大なスラストリバースの音を残してスポット
へ。

湯葉兄さんウェルカムですよ!帰って来ましたニューヨーク!
いい加減ここまで来ると無意味にはしゃげる位まで気分は復活していた。

荷物を引き上げマンハッタンに行く為にタクシーをキャッチ。そのまま「3rd ave, 24th」に
あるホテルへ直行。チェックインをして荷物を整理した後、マンハッタンに住む大学時代のク
ラスメート、佐和子に電話をかける。合流の場所と時間を打ち合わせた後、着替えてマンハッ
タンをぶらつきに。1年ちょっとぶりに訪れるマンハッタンは少しだけ記憶と変わっていた
り、そのままだったりしばし郷愁を味わう。歩きやすさや、右を向いても左を向いても好奇心
を刺激されるマンハッタンの佇まい、いつもここに来ると「帰って来たなぁ」という不思議な
感覚を覚える。不思議と居心地がいいっていうのが理由なんだと思うけど、異邦人としての自
分と異邦人を歓迎しつつも無関心な街のフィット感や、NYCの持つその懐の広さが心地よいん
じゃないかと思っている。・・・待ち合わせ時間が近づいたので地下鉄を乗り継ぎ「Spring
St」へ。まぁ要するに「SOHO」エリア。ブルーミングデールズの地下メンズフロアでデニ
ムなどを物色していると佐和子がやって来た。NYCを訪れると必ず飯を食う、かつての級友。
住む場所も仕事も様々な境遇が卒業後に変わっているけど、いまだにタイムラグを感じないで
あった瞬間にかつてのクラスメートだった二人に戻れるその感覚が嬉しい。


■NEWYORK SOHO 18:28 27/Dec

佐和子の案内でSOHOのセレクトショップなどを徘徊。途中DIESEL(全然セレクトショップ
じゃない・・・笑)で気になったデニムがあったので、店員さんとあーでもない、こーでもな
い、と試着を繰り返し、気に入った一本を購入。その勢いで、最近勢いがあると言われている
「Frying A」というセレクトショップで気に入ったニット帽を購入。冬場や旅行時、車で移
動する休日等は帽子を被って気楽に外出するのが好きだったりする(寝癖関係ないし!)。
SOHOを若干下ったあたりの佐和子が普段オフィス代わりに使ってると言うカフェに入り、
だらだらと雑談をした後、仕事で日本とテレカンを控える佐和子と分かれ、タクシーを拾い
そのまま42stにある「グランドセントラル駅」へ。本当は一緒に佐和子と3人一緒にご飯を
食べる予定だったのだが、搭乗していた便がディレイし到着が遅れたご近所さんであり、
大学同期でもあるユキと合流するため。たまたま俺の旅行の日程を知らせたら、同じ日にフラ
イトがあってNYCに降り立つという。12時間に渡るデューティー直後に申し訳ないんだけ
ど、呼び出して夕飯を一緒に食べることにした。彼女達が宿泊するホテルのロビーで待合せ、
年末の夜にほとんどが営業を終了している近所のレストランを探す。好都合なことに、一軒
イタリア料理屋があいていたのでそこに入り、アマトリチーナやサラダを注文し、まただら
だら雑談タイム。


学大のバーにでもいるかのように、だ〜らだ〜らとしゃべり続け、気がつけば他の客はいない
わ、店員達は「まかない」食べてるわ、無法地帯の店内。それでもなおコーヒーを頼もうと
すると「あぁ、ゴメン、機械洗っちゃってもう動かない・・・」、じゃぁって事で「なら、
紅茶、アールグレイ頂戴よ」と言うと、一旦は「OK!」と消えた店員も「あぁ、再度すまな
いんだけど、アールグレイが切れてしまった・・・。イングリッシュブレックファストかカモ
ミールか、グリーンティーならあるんだけど・・・」という有様。しょうがないので残ってる
紅茶を頼み、さらに雑談。夜も更けた頃に店員を解放してあげ、ユキをホテルに送り
「じゃぁ、30日学大忘年会で」と意味不明な約束を取り付け、解散する。お互い気軽に、
便が遅れても何があっても自由に合流出来るのは携帯電話様々・・・。そういう意味での行動
の自由度はこれら最新のデバイスとインフラの発達により格段に広がったと思っている。しか
しながらデバイスの進化は同時に僕たちの毎日を窮屈にする一面も併せ持っていて、メールや
ネットの進化が疎ましく感じる時もあるが、個人レベルでは本当に進化というものは素晴らし
いと思う。「コスモポリタン」という言葉があるが、本当の意味でのマインドがコスモポリタ
ンになれていなくても、デバイスは僕たちを一時的な、そしてちょっとした自信を伴ってコス
モポリタンにしてくれる。それだけに一期一会、という瞬間の美学が段々おざなりになって来
ているなぁという自戒をしつつ、来る2007年はもっともっと一瞬を大切に生きていきたいと
か考えながらホテルに帰る。


■NEWYORK East4th 02:17 28/Dec

明日はシカゴにトンボ帰りだが、昼の便なので午前中はまだまだマンハッタンを楽しめるな。
コンクリートのカサカサした空気や、ポップコーンの甘い匂い、地下鉄の金属音を胸一杯吸い
込んでやるぞ・・・

と、思いながらベッドに身を沈めるニューヨーク・マンハッタン、午前3時。

(第4話につづく)


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FOUCHER Ovservatoire.

とあるお方からの今年のバレンタイン。

天体の惑星をチョコレートで表現した超イカすこの美しさ♪
『Fourcher Ovservatoire』


表面温度-218度になる「Neptune(海王星)」から、灼熱の
太陽までを再現したまさに太陽系。丸いチョコを様々な色で
装飾し、影や天体の組成要素特徴までをな〜んとなく再現し
た美しき洋菓子です。

【本物のNeptuneはこちら】
http://www.nineplanets.org/neptune.html


もちろんお味も最高♪でございます^^


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【旅】Chicago-NYC 第2話「湯葉兄とファーストクラスとシカゴの夜」

■NARITA int’l airport spot57 11:10 26/Dec

ANA 12便(NH12便)は定刻直前でお馴染みの・・・

「All crew selector lever moves to automatic.」

のアナウンスで閉じられた客室ドアがロックされる。ロックと言っても実際は、
非常時にドアを開けた際、緊急脱出用のスライドが自動伸張するモードに変換された、という
説明の方が本当は正しい(え?そんなうんちく聞いてない?)。定刻である11:10にプッシュ
バックが始まり、右側のエンジンからスタートされ、本日の使用滑走路である「32L」へ
タキシング(地上移動)を始める。その間、ファーストクラス用のアメニティキットや雑誌
などが配られ、上空で着替えることが出来る作務衣やカーディガンも配布される。スルスル
スル・・・と滑走路に入り、離陸の合図となる四点鐘(ポーン、ポーン、ポーン、ポーン
って奴ね)が鳴る。CAさんの「離陸します」のアナウンスが終わるか終わらないかのタイミ
ングでスラストレバー(車でいうアクセル)が押し出されたのが、うっすら後方から聞こえて
来るジェットエンジンの高鳴りで感知出来る。直後、スラストレバーが離陸推力であるポジ
ションまでオートで進んだことが判る猛烈なジェット音が耳に入り、一気にNH12便、
Boeing777-300ERは猛烈な離陸滑走を始めた。10数秒の滑走のうち、200人程度を乗せた
300tを超えるトリトンブルーの機体は緩やかに地上を離れる。足(車輪)を格納し、少し
上昇を行った後、アメリカへ向け機体はライトブレイク(右旋回)をし、更に上昇を続けた。

しかし・・・ファーストキャビンはアホみたいに静かだ。後ろのビジネスクラス(Cキャビ
ン)に乗っている家族連れの子供の声がうっすら聞こえて来るが、機体最前部という事も
あり、ジェットエンジンのサウンドもほとんど聞こえない無音の空間。風を切る音、気流が
悪く揺れているので様々な機体内部の什器が擦れ合う音が耳に入る程度。大空の静寂の空間。
いつの間にか上昇に合わせ機内の与圧が調整され地上より低い気圧になるのと合わせるかの
様に、僕の意識も遠のいていった。

■Over the Pacific Ocean 33,000ft 12:50 26/Dec

頬にあたるまばゆいばかりの太陽の光と心地よい空調、そして時速800kmを超える速度で
移動するジェットノイズが遠くから意識の中に入って来て初めて気がついた。・・・離陸
直後から寝てしまっていた様だ。目を覚ますと、それを見つけたCAさんが機内食のメニュー
を持って来る。どうやら機は「1st Cruising Altitude」である33,000ftに到着した様だ。
これから北米大陸に向け、燃料の消費に合わせてステップアップ式に高度を上げ、今日は
どうやら37,000ftまで最終的には到達するらしい。


ファーストのメニューは写真の様に箱に入っている。中身はビジネスクラスで配られている
ものとあまり装丁は変わらない。とりあえずまだ疲れまくっているおいらは気付けにコーラ
を頼み、前菜を注文。ビジネスクラスより二廻り程度大きなテーブルにブルーのクロスが
敷かれ、ナイフ・フォーク類、調味料がセットされる。

◆ 前菜(白身だった気が・・・)

◆サラダ

◆ 主菜(名前は忘れたけどズワイ蟹)

◆ 主菜2(追加オーダーの白身魚のなんちゃら)

◆デザート


食後は日本で見逃した「プラダを着た悪魔」を鑑賞。大好きなNYCの景色と、アン・ハサウェ
イの着る綺麗な洋服がなんとも見応えあり。KT Tunstallの「Suddenly I See」も劇中で
良い味を出してしてイントロだけであの風景が蘇るよねぇ。・・・成田からシカゴまでの
直行便は約10時間のフライト。GPSでの位置情報を見る限り通常の北米航路より南側を
飛んでいる気がする。通常はNOPACルートだが、このフライトは混み合うNOPAC以外の
PACOTS方式を使っているのかな?さすがにこの辺は本職じゃないのでよーわからん。。。
見渡す限りの雲海を見下ろしながらB777は快調に時間を消化している。モカのコーヒーを
飲みつつ、現地の資料をなどを読み込みイメージを膨らませてみた。北米は自分自身の中の
パワーが減った時の充電に最適な環境。行き詰まる感覚を得ると必ず北米でゆっくりする
のが流儀。街に溢れるポジティブなパワーや、独特の乾燥した空気、資源豊富な国の町並み、
日本語が聞こえない環境の自分に取ってのなんとはなしの心地よさが心に染み渡る気がする。

【座席の風景・・・】
◆前後左右、自分の部屋の様にものを置いて、飲み物や食べ物も欲しいだけもらってくつろげる。


◆座席の調整は電動で好きな様に調整が可能。いつものビジネスの調整(下の写真)と比べて
も格段に調整幅が大きいのが分かると思う。
⇒FIRST CLASS

⇒BUSINESS CLASS

「貸切」なので自分の後ろの座席をフルフラットベッドにセットしておいてもらって、気が
向いたら寝に行くっちゅー豪華なキャビンの利用方法。隣の座席はアメニティやお菓子を
置く専用の座席にしてある(笑)。機内でPCから機体の飛行位置をさぐるGPSサービスに
接続し位置を探ると、どうやらそろそろアメリカ大陸に差し掛かる様だ。機体は最終的な
クルージング高度である37,000ftまで上昇し、機速も549kt(時速990km位)に加速して
いる。・・・後ろのビジネスクラスのキャビンライトがフルダウンとなり、機全体が就寝
モードになってからしばらくしてベッドへ移り仮眠を取る。(さすがにフルフラット+羽毛
布団なので爆睡出来、機上とは思えない程の快適な睡眠♪・・・ビジネスのフラットベッド
とも雲泥の差・・・)


起き上がり、これまた大好きなレーズン入り胡桃パンとフルーツ+紅茶での朝食を済ませる
頃、NH12便はシカゴ上空へ向けたディセント(降下)を開始し、着陸へ向けたアナウンスが
始まる。少し前には機内から北米の美しい夜明けを見る事が出来た。機上から見る夜明けは
何度見ても神秘的だ。何か見えない大きな力が自分自身の中に注入される様な気持ちになる
し、何よりそれを見ている瞬間だけそれを知ってる機内の乗客やクルー全員の気持ちが一つ
になっている気持ちになるのは俺だけだろうか。どんなに辛い事があっても、どんなに悔しい
事があっても、楽しいことがあっても・・・全ての人に平等に夜明けはやってくる。昨日の
記憶は昨日の記憶として過ぎ去り、また一日辛かろうが楽しかろうが新しい歴史が幕を開け
る。夜明けは一瞬だけ全ての感情を白紙に戻してくれる。その一瞬がどれほどかけがえの
ない物か、夜明けを見る度に思い出すのだが、人はそれをまた忘れて街へ帰ってゆくもの
なんだと思う。


いよいよ到着の時間が迫っている。・・・現地シカゴ・オヘア空港の航空気象を提供している
オンラインサービスからゲットすると以下の様なデータが返送されて来た。

METER:KORD 261151Z 33013KT 10SM SCT026 OVC035 00/M04 A2987 RMK AO2
SLP122 60000 T00001039 10006 20000 53006 $

予想通り気温はこの時期のシカゴより暖かく、風も極めて強い状態ではない。天気も良いが、
雲が多いので曇りの様だ。機体も29,000ft、時速448ktまで減速を始め、どんどん降下が続い
ている。・・・ミシガン湖をやや東向きに飛び越し始めた直後に非常に小さい半径で強い右旋
回を行い再度オヘア空港の方角へ。なかなか難しそうな高度処理を行いながらどんどん着陸へ
の秒読みが始まる。窓から見えるシカゴ市街の位置と飛行の方向を照らし合わせるとNH便の
使用頻度が最も高いと思われる「27L」の滑走路への着陸の様だ。

【おまけ 朝食の写真】


・・・数分後に少ない接地ショックと共にオヘア空港に着陸。現地時刻の7時22分、定刻より
18分早着により、約10時間に渡る空の旅に終止符を打つ。200名を越す乗客の先頭で降機
し、イミグレーションを通過、バゲージを受け取りロビーへ出る。あぁ、アメリカの空気だ。
心地よい甘〜い香りが周囲を包む薄暗く狭いロビーで一番最初に探す文字は・・・

「Foreign Exchange」

■CHICAGO O'Hare International Airport 8:05 26/Dec

疲労感満載の成田は既に記載済みだが、その疲労感が何を隠そう「外貨両替」をせず離陸する
という失態をおいらに科していた。つまり、ドル一銭も持たずにおいらは今ここ、シカゴ・
オヘア空港にいる。笑えるというか、おいおいコーラ一つ買えねぇのかよ?状態。猛烈に
レートの悪い両替に閉口しながらもなんとかドルを手に入れ、タクシーでシカゴ市街へ。
タクシーからの車窓はグレイに曇った空の奥にそびえ立つ摩天楼が遠く見える。ニューヨーク
も『JFK空港』からマンハッタンまでの道のりで少しづつ近づいて来る摩天楼に興奮を覚える
が、シカゴに似た様な雰囲気で街が近づいて来る。車窓から見える大きなビルボードに書かれ
た文字。

『Welcome to Chicago』

新しい街での一日が始まった。

(第3話につづく)


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【旅】Chicago-NYC 第1話「水を飲む事さえ億劫な朝に」

さて、何から話そうか。今僕は日本に向けて飛立つNH11便(ANA)を待ちながら『シカゴ・
オヘア空港(Chicago O’Hare Airport)』のファーストクラスラウンジでフルーツを食べて
いる。今回の旅も本当に短かった。様々な理由が重なり大きく日本を離れずに「出張?!」っ
てな勢いでのアメリカ訪問。日程だけ見れば本当に出張並みの「3泊5日」。慣れているから
なんとも思わないが、普通の人ならノックアウトされるようなスケジュールで今回も動いていた。

ラウンジの窓からはオヘア空港の7本ある滑走路の一本と、鉛色の空がぼやけた境界線を作り
ながら目の前に広がっている。一日2713便もの離発着がある世界一忙しい空港のそれを誇る
様に、常にジェットエンジンの咆哮がBGMの様に体に伝わって来る。乾燥した冷たい空気は
彼方遠くの景色をクリアーに映し出し、アメリカの広大な大地の空気の持つ質量感を余す所な
く伝えて来る。それはニューヨークの『ジョン・F・ケネディ国際空港』では味わえなかった
「大陸」の持つ独特の果てしなさ、とでも言おうか、一個人として初めてアメリカの内陸部に
足を伸ばした事で初めて感じる事が出来る独特な感覚なのだ。・・・シナモンをふんだんに
盛ったカプチーノをすすりながらこのほんの一瞬に過ぎ去った4日間を思い出す。時間と空間
が歪んだこの感覚、移動を繰り返し様々な人に出会い、多くの物をその視界に捉え、そして何
か自分に足りていないピースの一部として吸収をしてゆくその行いそのものが懐かしくも
あり、また同時に僕という個性のレゾンテートル(の一部)である事を再認識し、その懐かし
さはある種の確信となって心の奥底に染み渡ってくる。・・・また一機背後で鉛色の空へ向
かってユナイテッドが羽ばたいてゆく。シカゴ・オヘアの空、その雄大な姿を目の当たりに
したのはそう、ほんの4日前の話だ。


■TOKYO Shiba 26:00, 26/Dec

2006年の瀬の「東京・芝」。同僚より一足早く(いや二足か)冬の休暇を頂いて海外へ脱出
するために、年内最後となる書類や資料をラップアップしてメールを送信する。机は大して
片付けず、ほぼそのままの姿でオフィスを出る。外の風は止んだばかりの小雨のせいか、冷
たく湿っぽい。東京タワーの麓でタクシーをつかまえそのまま目黒にある自分の部屋に帰る。
部屋に着いた段階で既に26:30。明日からのアメリカ行きの準備など整っている訳がなく、
いつも海外に出かける時に使っている大型のスノーボードチーム遠征用のバゲージを引っ張り
だすとおもむろに深夜のパッキングを開始する。横目にテレビを見つつ、現地シカゴの現在の
天候をネットで調べる。

「現在のシカゴ都市部の気温は0度、この先数日間の天候は概ね良好。」

シカゴは厳冬で知られるミシガン湖のほとりにある街。「Windy City(風の街)」という
愛称で知られる様に、ミシガン湖を経て街へたどり着く風は冷たく、そして乾いている。
気候区分は亜寒帯気候に区分されるいわゆる「超寒い」街だ。しかしながら幸運な事にここ
一週間ばかしその寒さが緩んでおり、日中の気温が8度位ある日も珍しくない。通常の12月
は日中最高気温がマイナスという事も珍しくなく、もちろん最低気温はマイナス20度程度ま
で下ってしまう事は覚悟しなければならない。天候のトレンドを見ながらある程度持ってゆく
洋服を考えたのだが、どうやら今回はそれほどセンシティブに寒さ対策をする必要はなさそう
だ。とはいえシカゴはシカゴ。旭川出張時位の用意を詰込み、諸々パッキングが終わった頃に
は既に空が明るくなりかけていた。


■TOKYO Shibuya 06:13 26/Dec

ホームに滑り込んで来る「成田エクスプレス1号」のグリーン車となる6号車に滑り込む。
窓際の席に座り、おもむろにiPodにパワーを入れ、車窓に目をやるうちに気がつけば夢の中
だった。出来る限り電車に乗りたくないタイプの僕としては、新幹線も同様に基本的には人口
密度の低いグリーン車にしか乗らない。席が広いとか、そういう問題ではなくてとりあえず
周りが静かで人口密度が低ければそれで満足なのだ。・・・だから混み合ってるグリーン車
などはもうどうしようもない。

そんなつまならないこだわりなど読んでる人にはどうでも良いのだろうが、まぁそんな事を
思う奴もいるって事で読み流してくれれば良い。一部の例外を除き、グリーン車や
SuperSeat等の座席はそこそこ旅慣れた人が座っている事が多く、自分含めて落ち着いて
移動時間を使える、という点が一番好きなのかもしれない。いや、移動時間そのものにロマン
やドラマを感じる僕自身、静寂が支配するそういう空間から見る車窓をより非日常的なものに
したいから、生活感のあるノイズが訪れにくいこの空間が好きなんだろう。旅情とはたぶん
自分自身でプロデュースするものなのだから。

定刻通り7時29分に「成田空港第1ターミナル」にNE’Xは滑り込む。今までANAは「第2ター
ミナル」に位置していたので第1ターミナルでのANAチェックインは初。そう考えると結構
長い間海外に出ていなかった事に驚くのだ。地下のホームから地上階に昇りつつ思い出した
のは、大学の卒業旅行のこと。あの時は確か英国航空を使ったので、このエスカレータや
セキュリティチェックを通過したのだなぁ、と10年近くも前の僕が見ていた景色がフラッ
シュバックしてくる。・・・成田の最初の関門であるパスポートチェックのゲート。この辺り
から誰もがこの後の旅に思いを馳せ、国際空港独特の高揚感を覚えるのではないだろうか。
仕事で一週間に2度も3度も成田に来ていた頃でさえ、この高揚感は無くならなかった。無機
質な床に反射する蛍光灯の灯りや、高い天井に反響するインフォメーションアナウンス。
楽しそうに笑い合う仲間同士や、イライラと何か電話をしているビジネスマン、要領を得ず
ウロウロと彷徨う旅慣れない旅行者達。その全てが国際空港のチェックインカウンター周辺
を彩る景色でもあり、共演者でもある。こういう落ち着きの無さは不思議と出国手続きを
終え、ボーディングゲートまで進んでしまえば多くの人から消えている。おそらくそれは、
ボーディングゲートの段階ではある種の覚悟というか、旅行者としての心構えが不思議と
その人達の立ち居振る舞いを一段変化させるからなのだろう。


僕はといえば、この最もワクワクする瞬間に最も疲弊していた一人かもしれない。日常から
解き放たれて、非日常への入口を通過した瞬間に、その一年間溜め込んだ疲れが緊張感の
弛緩と共に襲いかかって来たのだ。それは、エスタロンモカ(Caffeine Tablet)をオーバー
ドーズ(過剰投与)して無理矢理数日間徹夜で試験勉強をした大学時代の、薬が切れた時の
猛烈な疲労感と睡魔に酷似していて、とにかく熱っぽく、体が重く、そして見えない疲労感に
押しつぶされそうになっている。これは、大好きなパンケーキを朝食に選択してもなお癒える
ことがなく、気付けにがぶ飲みした煮詰まったコーヒーとタバコが余計事態を悪くした。
・・・それでも俺はこれから初シカゴだ、全てを楽しまなきゃ後悔する。その深く沈んだ期待
感だけが僕を突き動かしていた、そんな朝だった気がする。

向こうで合流する予定の友達へのお土産を買い、そのままチェックインカウンターへ向かう。
サクサクとボーディングパスを発券してもらい、バゲージを預けてそのままプライオリティ
セキュリティー(Priority Security/優先検査場)を通過。ちょっと離れたX-Ray検査場は
出国を待つ旅行客で猛烈な列を作っているが、優先検査場には人はまばら、待たずにそのまま
通過しイミグレーションへ。イミグレ通過後にちょこちょこ身の回りの品を購入し、ボーディ
ングまでの空き時間を過ごす為にラウンジへ向かう。新装開店したターミナル1はどこも
綺麗。中の造りも比較的海外の空港に近づいている感じ。ボーディングエリアも広めに取ら
れ、様々なデジタルサイネージ(電子掲示板)で情報が表示され、あまり迷うことはないだろ
う。

ここまで来てもぼんやりした頭を重たげに持ち上げながら、南ウイング中央に設置されたラウ
ンジへのエスカレータを昇ってゆく。カウンターでボーディングパスを見せると、左右に分か
れたラウンジエントランスのうちの右側へ案内される。そう、右側は『ANA FIRST CLASS
LOUNGE』。一年間個人的に頑張った(と思っている)自分へのご褒美として、今回の
シカゴ往復はFIRST CLASSを利用した。人影もまばらなラウンジの奥に陣取って、
ドタァ〜っと疲れた身体を横たえる(寝ちゃいないけど)。
すぐさまラウンジスタッフの子がやって来て「お飲物は?お食事は?」と質問をしてくる。
「へぇぇ、さすがにいつものビジネスラウンジとはちょいとサービスが違うのね・・・」と
心の中で思いつつも、紅茶をお願いして、眼前に広がる曇天に目をやり、何故か楽しい旅を
目前に疲れきっている自分に不愉快になったりする。眠い・・・とにかく眠い。睡魔より
もっと重い、何か抑圧された疲れが自分に襲いかかる様な眠気。何かがドッと自分の体に
押し寄せている。


■TOKYO NARITA ANA First Class Lounge 10:28 26/Dec

イングリッシュブレックファーストと思われる紅茶を飲みつつ、横に置かれた膨大なおやつ
(頼んでない・・・)を普段なら平らげる所だろうが、ぜ〜んぜん食う気が起きず放置
(今思えば勿体ないというか、俺としてマジか?と思うくらいあり得ない行動だった)。
ちょっと前に香港便のファイナルコールがされていたが、いよいよ「シカゴ行き12便を
ご利用のお客様は・・・」と僕の乗る便のファイナルコールがされる。「さぁて・・・」と
重い腰(ジジィか?)を上げ、57番のボーディングゲートへ。ファイナルコールだから当然
なんだけどゲートに人がいない・・・。ってか俺ゆっくりし過ぎだろ・・・。普段ならほぼ
最初の方で優先搭乗を利用していち早く乗り込み、大好きな飛行機の旅を満喫しているおいら
なのに、本当に今日は何から何までテンションが違う。ノソノソと改札を済ませ機内へ。
ドアの所のCAさんに挨拶をして入ると・・・

「湯葉様、お席は最前列右手の窓側でございます」

え?知ってるよそんなの。と思ったその瞬間・・・

俺ボーディングパス見せてないぞ?顔見て俺が「湯葉」だって判るのか?ファーストは
そこまでか?!凄すぎるっ!

と思うのもつかの間・・・。種明かしは簡単だった。

ファーストクラスの乗客おいら一人。。。(ポツーン)

予約端末ではもう一人いたのに・・・。確かに超VIP用に最後までブロックする座席
(最前列ポートサイド=左側=1Aの席)だったけど、マジでブロックアウトしたら誰も
予約無かったのかよー(悲)。だ・・・誰もいねぇ、この空間。

【予約時誰かがいたハズだった1A画面下側の座席・・・】


「Duvetica」のダウンを預け、荷物を置くおいらの背中に注がれる恐怖のCAさん6個の
視線・・・まさか1対3の至れり尽くせり状態が11時間・・・(冷汗)。「おいおい、今日
一人だっちゅーからどんなの乗って来るかと思ったらこの小汚いジーンズ履いたガキかよ?」
とか、「なんだか弱り切ってねー?このお兄ちゃん」とか「ぜってぇフルフェアで乗ってねぇ
だろ?コイツ」みたいな心の声が・・・声が・・・。この恐ろしい状況、、、これっていわい
る。そうよく言う、

『ファーストクラス貸切で弄られ放題・・・』

でつか?!

◆第2話につづく・・・


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【驚】誰だっ!!!!

こ・・・

こ・・・

こんな美味いもん作ったのわぁぁぁぁーっ!!!!!

・・・ゼィゼィ・・・。

ご紹介します。







こんな美味いものです↓


名を「Cup Noodle WILD Hot Chili Pepper」言いますねん。

ヤヴァス!ギザヤヴァス!

お肉の何とも言えない肉汁感や、チリペッパーがラードで焦げた時の様な沸き立つ
スパイシー感・・・。皮付きジャガイモをオリーブオイルで揚げた様なゴロッとし
たイモ感・・・。

おいらの好物全部入ってます。

あまりの美味さにゴックン飲み干し、そのまま日清のWEBへ。
フムフム・・・

【日清プレスリリースより】

1.「カップヌードルワイルド ホットチリペッパー」

(1) め ん
カップヌードルならではのコシとつるみのあるめんです。
(2) スープ
肉をグリルしたような調理感のあるしょうゆベースのスープに、ガーリックや
トマト、隠し味にウスターソースを使用し、赤唐辛子、黒胡椒で辛口の刺激的
なスープに仕上げています。
(3) 具 材
肉ミンチ、皮付きポテト、コーン、赤ピーマン、ネギが入っています。

味の深みはウスターソースだったか。お湯を入れたその瞬間から期待度2000%
の香しい匂いを経験してみたい貴方!真夜中なるも近所のコンビニへGOだっ!

ちなみに、まばゆいばかりに光り輝くゴージャス(笑)な具材はこんな感じだっ!
日本全国、いや全世界のカップヌードルフリークは要チェケラっ。


姉妹商品の「マイルド クリームチキン」も一度試してみよう。チキンだが、
グランドセントラルで飲むクラムチャウダーが持つとろける様なクリーミー
さが楽しめるのだろうか♪

久しぶりに燃えた逸品であったぞよ。


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築地の夜、銀座の夜

「花金」・・・超死語っぽいが、まぁ気分的に「花」であるのは
いまだもって正しいと俺は思ってるが、皆さんどうよ?

で、そんな一月最後の花金、おいらは前職時代から続いてい
る美味いもの食うぞツアー(隔月〜毎月開催)に出席。スキー
部でもお世話になっているS井さん、このツアーの前身である
「タコライスの会」からの仲間であるT崎さん、同じくスキー部
後輩&近所であるMユコ、夏に前職の会社に入社したT田嬢
の合計5名。本来ならレギュラーのA川姉がいるのだが、突然
の体調不良で撃沈。今回の欠席はかなり悔やまれるハズ!

なぜならば・・・

今回は築地場内で知る人ぞ知る名店「山はら」
http://codawari.info/ginpatsu/archives/2006/08/post_303.html

とんでもなく美味いマグロを食いつくそうというのが今回の趣旨。
前回の幹事はおいらで、六本木にある「石頭楼」での油鍋三昧。

20時に築地4丁目交差点に集合し、近所を散策しながらまだ
商売の始まる前の築地場内へ。土地勘のあるS井さんに引率
される事数分。。。ちょっと傾きかけた古びた一軒やが路地裏に
顔を出す。昔の古い旅館の様な佇まいの階段を上がるとお座敷
があり、予約済みの個室へ。鄙(ひな)びた・・・という表現がここ
までしっくり感じられるのはなかなか無い空間。(なんせ入り口の
フスマドアが歪んでいて、上半分が微妙に閉まっていない!)

そんな古ぼけた部屋とは裏腹に、直後に目の前に出された刺盛
は写真の通り!!!



鯛、金目鯛、赤身、大トロ、氷見産の子(小?)マグロ、タコ、ホタ
テ・・・。写真の通り猛烈な厚み!しかも全品後味がトロ〜ンと程
よく溶ける食感で、しかもなぜかしつこくない後味。散々出張でう
まいものを食べてきているが、これほどの刺身は・・・(汗)。築地
奥が深すぎる。特に、金目と氷見のマグロは絶品っ!!!!!
量もこれでもかっ!という位遠慮なく盛られているので、刺身だけ
で一食分を超えるボリューム。ここでかなり満腹中枢が作動。

その後も、ズワイ並みに身が取れる(これ初めての経験)毛ガニ
を目の当たりにする。足2本で小皿が満杯。そんな毛ガニあるか?


みりんだと思われる甘みがやさしい、金目鯛の煮付けにも遭遇。
これは大盛り定食3人前はゆうにあるかと思われるデカさの鯛が
一人に一つ配布される。この時点ですでに満腹中枢が破壊され
無心で目の前の美食をたいらげるマスィーンと化す。


切って盛る。茹でて盛る。煮て盛る。それだけの至極単純な調理
の3品だが、その3品の攻め込み具合といったらここしばらく感じて
ない迫力。二週間前の北海道でも美味しい海鮮炉辺を食べている
が、素材の持つ圧倒的な存在感にはただ「う・・・美味い」しか皆形
容詞が生まれない。

「なんだこれ、うまい。」

その言葉だけが支配する空間。

まいった。

最後にはお待ちかね、というかとどめの一撃でもある「寿司」が登場
し、添えられた「つみれ汁」はもうフワフワのつみれで絶句。
・・・鄙びた「山はら」での晩餐はフィナーレを迎える。無骨な盛り
付けだが、そんなものを超越する味の納得感。





今夜も美味いもの食いました。

そんなご一向は、食後のデザートにと、銀座へ移動し今度は180度
コンセプトの違う「アイスクリームバー」へ。札幌に本店があり、銀座
店は長女が仕切っているのだが、聞きなれないアイスクリームバー
とは・・・


まず、ソフトクリームがキンキンに凍らせたガラスのグラスに入って登
場。ソフトクリームをスプーンですくって、そこへリキュールを数滴垂ら
し口に運ぶ。それだけのお店なのだが、侮るなかれ。


リキュール100種類。

通常のリキュールに加え、グラッパ、ウイスキー、コニャック、ラム、
ブランデーなどなども用意されています。更に用意されているお酒が
またかなりの酒好きでも興味をそそるラインナップで、ビンテージもの
なんかもあったりする。

1,500円のコースだと、一人3種類のリキュールが選択できるので、
5人いれば15種類を楽しめる計算。フルーツ系、ゴディバ等のカカオ系、
洋酒系など取り混ぜて、10種類以上頼めれば相当の味見が出来る。


ソフトクリーム自体も飽きないようにうっすらコワントローで味付けがさ
れていて、何度口に運んでも口の中が重い、というかしつこい後味に
ならない配慮もうれしい。単品で食べても絶品のソフトクリームなので
すな、これが。・・・TV局や雑誌編集の人も常連だそうですが、彼ら自
身自分たちのメディアでは絶対に紹介しない、まさに甘党の隠れ家。
札幌本店はめっちゃ有名ですが、銀座の一角にあるとは結構知られて
いないんです。

俺らも5人で猛烈に味見をしつつ、ワイワイと楽しむこと2時間半。

ちなみに俺たちは

・ミルクリキュール
・カラメルリキュール
・GODIVAリキュール
・くるみ?リキュール
・サクラリキュール
・柚子リキュール
・生姜リキュール
・抹茶リキュール
・グラッパ
・ウイリアムス(洋ナシ)
・オールドラム
・ポールジロー(コニャック)
・ナイリ(ブランデー)
・紅茶リキュール(サービス)
・ラム50年もの(サービス)

※一部うろ覚えがあるんだけど


を堪能し、土曜日に日付の変わった銀座の街へ踏み出したのです。
個人的なお勧めは、グラッパとナイリ。サクラも超GOOD。 久し
ぶりの日記らしい、日記でした〜♪


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Tsukuba circuit.

って事で、一日「Studie/Base!」の新春走行会で筑波サーキットへ。

紫色に暮れてゆく空に、興奮の時間を共有出来る友に恵まれたことを心から感謝。


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そしてついでに・・・

本年の年賀状。

ロケ地、Chicago IL on 28th Dec 2006.


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A Happy New Year 2007

しっかし猛烈に更新してないな、このブログ・・・。
皆様明けましておめでとうございます。今年はこっちのブログにも精を出したいと
思いますので、どうぞちょくちょく見に来て下さいませ。。。

恒例の初日の出。久しぶりに綺麗な日の出を拝む事が出来ました!

・・・野郎5人で(汗)

寒さには、NYCで買ったお気に入りのニット帽で♪白黒の格子模様がイカス!(自惚)

ま、今年もよろしく〜。


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